ニセイカウシュッペ山は、層雲峡の黒岳等表大雪の道路向かい、北側に位置する険しい山です。
登山口は、上川町より白滝に向かう国道273号線に乗り、中越というところから林道に入ります。
標高にして1100m位まで車で上がれるので、標高差は700mと、比較的短い時間で上がれる、北大雪を代表する山です。
朝8時、上川駅に札幌組のおつねんとんぼさん、かすみ草さんと待ち合わせ。
おつねんさんの車に同乗させてもらい、登山口に向かいました。
登山口午前9時に出発。
木漏れ日の中、森の中を進みます。
岳樺の巨木!
大きいですね~。
ナナカマドの紅葉。これから上に行くにつれて見られるのかしら?
見晴らし台に到着し、しばし休憩。
雲があるものの、ちょこっとお向かいの山が見えました。
層雲峡方面も見えました。
あまり綺麗では無いけれど、一応紅葉。
ニセカウ山頂と大槍が見えてきました。
小槍も墨絵のように美しく見えています。
ヤマハハコが咲いています。
お花の季節は過ぎてしまいましたね~。
茅刈別第三支川が眼下に見えます。
沢登りの人たちはここを上がって行ったのでしょう・・・
斜面はお花がいっぱい咲いていたのだと思います。
綺麗な色合いになって来ています。
マルバシモツケの終わった花がこんなに赤くなっています。
チングルマも赤くなってきましたよ。
雲の隙間から朝陽山?も見えています。
振り返ると歩いて来た道が見えます。
山の形は険しいけれど、トラバースしている道はアップダウンが少なく、歩きやすい道です。
更に上がって振り返ると、これまた恰好良い。
そしてアンギラスです!
アンギラスは怪獣の名前。
以前にここを見た人が、怪獣アンギラスの背中に似ているので「アンギラスみたいな」と言ってから、今では誰にでも通用する名前になったそうな?
どうみても恰好良いよね~
ニセカウの山頂は曇っているのに、なぜお向かいの平山が晴れているの?
そして山頂です。
風強い!寒い!何も見えない!
記念写真だけでも・・・・
ちょこっと見えた山頂周辺です。
さっさと下山しました(^_^;)
下山を始めたら、明るくなってきました。
そしてちょっくら分岐からアンギラスに向かう道に入ってみました。
道と言うより踏み跡ですね~。
いつか越えられるのか、アンギラス!!!
さて順調に下山。
紅葉の見頃はもう少しです。
本当は、良い時期のはずなんですけどね~。
今年は暑さのためか、葉が枯れているのも目立ちます。
この鳥は何かな?
ギンザンマシコかな?
こんな風に色付いているところは、お花が綺麗なところなんですよね~。
カラマツソウの葉がこんなに綺麗に黄葉するなんて知らなかった。
美しい黄色です。
赤もやっと見つけました。
山ブドウかな?
下山は殆どが雲の中に入ってしまいました。
それでも雨に当たらず、雷も鳴らず、概ね良い登山だったと思います。
北大雪は表大雪と雰囲気が違います。
二度目のニセカウ(正式名はニセイカウシュッペ山)アイヌ語の語源は「断崖絶壁の上にある山」なのだそうです。
表大雪の展望と、お花の時期を目指して、来年は夏に来ようと思います。
岳樺の白が美しい登山道から無事登山口に戻りました。
往復5時間半かけてのゆっくり登山。
深まりゆく秋を感じながら良い風景を歩いた5時間半でした。
登山口9:05→ニセカウ山頂11:55 山頂12:16→登山口14:30
帰りは層雲峡まで行き、「黒岳の湯」に行きました。
中学生?で混んでおりました。
※林道にゲートがあり、鍵が掛っています。森林管理署上川事務所に鍵番号を聞いてから入山してください。