二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

N響 第九演奏会

2005-12-18 20:21:33 | クラシック音楽
休日の楽しみ、N響の時間byNHK。

録画してあった「第九」を鑑賞。おいらは昔から第九がなぜか苦手で、年末の特集も見たことがなかった。年末になるとなぜ皆「第九」に夢中になるのだろう、と怪訝に思っていた。(おいらはどっか「ずれて」いるらしく、忠臣蔵も苦手だ。杉浦日向子の漫画を読んで以来、吉良家に肩入れしてしまうせいかもしれない。)

それが、今年は録画してまで初めて第九鑑賞。これも「のだめカンタービレ」のおかげだ。「のだめ」→「オーケストラ」→「オーボエ」→「茂木大輔氏他N響演奏者」→「第九」への変遷。我ながらミーハーだ。

第九は、、、圧倒的だった。そして、初めて知った歌詞の意味。「友達ねー奴は帰れ!」って、、、いや、これは、「少なくとも誰かとつながることの喜びを知っている人とこそ、この歌は共有したい」っつーことか?^-^;そーですよね、ベートーベン閣下!!!(友人が少なくて動揺してる者、ここに一名(笑))いや、マジで今度、第九をもっと勉強しよう、、、ショックだったでがんす。

そして、ミーハー的には、茂木氏がオーボエ1stで嬉しかった。今、茂木氏のオーボエにはまりまくってますから。今日も彼の音は美しかった。2ndは池田氏。いつも通り麗しい♪ファゴットの岡崎氏もフルートの彼氏(名前がわからんがファン)も登場で感激。もちろんコンマスもビオラもチェロも、、、なんか、だんだんN響が好きになっている。顔が見えて個性を知ると好きになるんだな、自分。(20代にたどり着いた人生の教訓そのままだ(笑)だから、世界平和のためには、個人レベルで知り合う他はない、という青い(?)結論に達したのもその頃だった。その後、「知り合った上で憎み合うと、フォローのしようがない」という真実も知った(爆))

閑話休題。

音楽、いいなぁ。。。仕事から思いっきり逃避しつつ、今、自分がやってるのは「アイリッシュホイッスル」(アイルランドの縦笛)という現実(大笑)。バイオリン弾けない時は、これで気分転換してます。リコーダーより難しい!オーボエのリード鳴らすより簡単!

おいら、何やってんだろう、、、(反省)
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ALWAYS三丁目の夕日 観た!

2005-12-18 19:52:53 | 「三丁目の夕日」「続・三丁目の夕日」
観ました、ついに。ちなみにレイトショーでした(笑)。でも、周囲にはご高齢の方からもっと若いアベックまで、多種多様な人々がけっこういいらっしゃいました。

「ALWAYS三丁目の夕日」。実は、時間ぎりぎりに飛び込んで、とりあえず腹も減っていたのでホットドッグとコーヒーを胃の中に流し込みながらの、情緒のない鑑賞態度だったのですが、とてもいい映画でした。

文句から始める(笑)けど、最初は、、酔ったぞ!^-^;
さすが若者、山崎監督。彼に限らず、最近の映画みんなそうなんだけど、画面がパンすると酔うんだって!(おいら軟弱者。。。)いつ頃からかなぁ、、、横にナメると、映像がぶれて見えるんだよね。皆さんはそんなこと、ないのだろうか。

文句はそれだけでした、ハイ。本当に、安心してくつろいで観ました。親に見せたくなりました。おいらは、自分の世代よりも親の世代の記憶にシンクロしているので、自分の体験じゃないのに、懐かしい場面がたくさんありました。幼い頃の東京の下町の記憶がよみがえりました。納豆売りも印象的でした(これ、中学校時代の演劇でやったんだよね。こういう風だったのかぁ!と目から鱗でした。当時は顧問のセンセの言うとおりにやりつつ、今ひとつ実感がなかったんだ。)

全体的に(例によって)ぼぉ~っと観てしまったのですが、思わず涙腺がゆるんだのは、宅間先生の場面でした。彼の一言に、胸がつぶれるような痛みをかすかに共感しました。三浦友和って、年とともにいい役者になるなぁ、、、その昔「青空に一番近い場所」で吉岡と共演したときにも感じたんだけど、本当に、すごいよ。何もしていないようなのに、その隙そのものが、独特の存在感、というか、号泣したくなるぐらいの哀しさを呼ぶんだ。

吉岡も堤真一も薬師丸ひろ子も小雪ももたいまさこも堀北真希も子役達も、氷屋さんも電器屋さんも、通りをとおる人々も、エキストラの一人一人に至るまで、よかったです。俳優陣の名演技もさることながら、監督が大事に大事にキャラを創り上げた感じもよかったです。全ての人に愛を、というか、全ての人を「存在させたい」と願った監督以下映画スタッフの気合いは、「博愛」という言葉で表現したいくらいの力強さだったと思います。

最後はあっけないぐらいの潔さ。泣きそうでした。「彼ら」と別れるのが寂しくて。

いい映画をありがとう。期待通りの素晴らしい映画でした。CGもVFXも(同じか?)素晴らしい。おいら、この映画の制作スタッフ大好きだ。このこだわり、最高だ、と思いました。
コメント (4)
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