二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

第29回日本アカデミー賞!!!!!(長文。。。)

2006-03-03 23:13:59 | 吉岡秀隆
最優秀主演男優賞 吉岡秀隆!!!!!
最優秀監督賞   山崎貴!!!!!
最優秀助演男優賞 堤真一!!!!!
最優秀助演女優賞 薬師丸ひろ子!!!!!
最優秀作品賞   ALWAYS 三丁目の夕日!!!!!

そして、、、
最優秀主演女優賞 吉永小百合!!!!!

ふぅ。。。最高の気分です。

おいら、吉永小百合大ファンだし。でも、薬師丸ひろ子もいいね。ほんと。こんなにいい役者になったとは。「お母さん」ができる女優さんって、貴重だと思う。かわいらしさと、善良さと。記号ではなく、「命」をまとった象徴、と呼びたい。

小雪は残念だったけど。しかたないよ。今日は最高にかわいかった。でも、吉永小百合は別格なんだ。ほんと。吉永小百合がいるだけで、日本アカデミー賞の授賞式会場自体が、どこか神聖で和やかな空間になる、、、とゆーくらい、彼女の存在感を感じます。(変?)

他には、木村佳乃、しっとりしたいい女優になってきたね。石田ゆり子はなんか地味だったな。無理に色気を断っているような。。。それにしても、石田ゆり子と石原さとみは、姉妹のように似てるなぁ。。。どっかで姉妹役やってほしい!

助演男優賞の堤真一。薬師丸ひろ子と同い年かぁ、、、おいらのちっと先輩だな。誰もが心の中で激しく突っ込んでいたに違いない(笑)オダギリジョーへの、「代表発言」っぽいコメントが最高だった。会場中、そして視聴者全員が「堤真一よく言ってくれた!!!」と拍手喝采を送った、のだと思っている(ジョー氏のファンの方ごめん。でも、突っ込まれて、彼も本望だったのではないか、と、、、)


主演男優賞受賞者達は渋かった。確かに最強の男達がそろった感じだが、「役者」としての迫力は、吉岡が一番だったように感じる。他の役者も大好きだけど、「最優秀」の決め手がないんだよなぁ。。。(とか偉そうに言ってみる。)

そして、そして。

吉岡秀隆。本当におめでとう!!!!!いつになく緊張していた彼が、受賞の瞬間に意外そうに口をとがらせ、そして嬉しそうに笑った。寺尾聡からの像の授与。よかったなぁ。薬師丸ひろ子の涙も暖かく感じた。

今は亡き渥美清に捧げた「受賞の言葉」に胸が熱くなった。彼にとっての「生きる」ことと「演じる」こと。これからも胸を張って、おいら達に教えてほしい。


さて、監督賞は山崎貴氏。瞬間抱きついてた吉岡。自分の時よりも、他人の時の方が、いつも嬉しそうだ。


そして、大団円。作品賞も「ALWAYS 三丁目の夕日」。結局「三丁目の夕日」が圧倒的だった。映像も音楽も脚本も、、、こんなに評価されて、スタッフ一同嬉しかっただろうね。

最後、全員集合した時に、じんわり幸せを感じた。皆の真ん中にいる吉岡。そんなすごいものを見る日が来たんだなぁ。中央にいても何故か所在ない印象の吉岡だが、でも、その彼を触媒として、周囲の役者は、鮮明な実在感を増している。

本当に、「ALWAYS三丁目の夕日」は、地味だけどよい映画だった。決して絵空事ではなく。泣き出したいほどの哀しみと苦しみと苦い思いを包む、セピア色の「追想」という名の風呂敷。三畳の部屋に差し込む、斜めの午後の日差しのような、大切な時代の記憶を呼び覚ました映画。

あの映画は、人と人をつなぐもの。そして、「子ども」を守るもの。

勝手に思っているのだが。吉岡が出演している「四日間の奇蹟」「ALWAYS三丁目の夕日」「博士の愛した数式」(そして、一昨年の夏に放映した「ドクター・コトー・スペシャル」も)これらの作品は、子どもへの愛にあふれている。この世は「こども」を守り、健やかに育てていくためにある。そのために、大人は、どんな間違いや挫折を経験しようと、優しさを子どもや世界に注がねばならない。そんなメッセージ。

こんなメッセージを受け取っちゃうのは変かな。

昨今の暗い世相。子どもがゆがんでいく、子どもを「もの」として扱う暴力的な事件が続く中。映画を見て、真っ先に感じたのは「こども」への暖かい視線。

吉岡が関わる作品は、子どもを守ろうとしている。

もちろん、それだけが作品のテーマではないだろうし、他の映画作品も、似たようなメッセージを持っているだろう。でも。「自分は枯れ葉となって、朽ちて我が子の栄養となるのだ」と淡々と語った同僚のように。そこにあるのは、不完全なニンゲンの、哀しいまでの愛情。

世界は救われなければならない。子どもは、守られなくてはならない。全て、それは明日のため。先に生まれた者は土に還り、新しい命を育む。

明日への「祈り」のような。そんな作品。もちろん、「亡国のイージス」も、「北の零年」も、好きな映画はたくさんある。最近の日本映画の充実ぶりは、すさまじいくらいだ。そんな中で、「ALWAYS三丁目の夕日」が金メダルだった、ということが嬉しい。

スタッフ・キャスト・関係者の皆さん、おめでとう。そして、一ファンとして、、、本当にありがとう。
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おはよう

2006-03-03 02:17:46 | その他アニメ/マンガ
深夜にふざけたこと書いてますが(苦笑)。とりあえず、今日の日の始まり。おはようございます。

誕生日、と言っても特別なことは何もなく、いつも通りの「今日」なのかもしれません。でも、それこそが貴重だとも感じる、しみじみモードのおいらです。

何だか、とても優しくされている実感はあるから♪万物に感謝。あなたに感謝。(意味不明ですんません^-^;)自分が、他人にとっても、優しい風になれたら、暖かい日差しになれたら、いいなぁ、、、なんて、不相応のことまで願ったりして。誕生日の高揚感か、深夜の勢いか、、、いやはや、気持ち悪い感じです。(どー考えても、自分のキャラじゃないような、、、)

最近、再度はまっている「Monster」(by浦沢直樹)の中だったら、自分のキャラは誰だろう、、、なんて妄想。一番感情移入できるのは、テンマとグリマーさんですが、これはどの読者も同じでしょう。他人様からみたおいらのキャラって、、、ルンゲ、、、かなぁ、、、ロベルト、、、じゃない、と信じたい。(スーク、という線が濃厚かも(汗))

グリマーさんの話を読んで、あと、薔薇の館の双子の話を読んで、つらつらと、苦しみの大きさを測ることの無意味さについて考えています。とりあえず、自分にはグリマーさんのような恐ろしい経験はないはずなのですが、彼の抱える苦しみは、結構理解可能なので、、、でも「理解可能」と思うこと自体不遜。だらだらと思考中。

自分がどんな顔をしたらいいかわからない状態、というのは覚えがありますが、その頃の自分、写真では確かによく「笑って」ます。おいらはスパイ養成機関に入れなかった(笑)ので、感情の表し方は、演劇部とテレビアニメから習いました。現代っ子(?)なんて、そんなもんかもしれんよ。初めて、「心から怒ったり泣いたりした」ような夢を見た日、その心の動き(の疑似体験)に感動した覚えがあります。目が覚めてから、「これって人間の心みたいだ!」と、思わず雑記帳にメモった覚えまであります。痛いなぁ。。。

「MONSTER」」の中で、自分と他人の距離感をつかみかねている、というかその距離に無頓着なグリマーさんを見ていると、すごく共感してしまいます。彼はバランス感覚自体は優れた人だと思うのですが、「自分」が希薄なせいか、他者との関わり方が無防備、というか、、、。そこに親しみを感じる自分もどうか、とは思いますが。(ここへの書き込みもプライバシーとか羞恥心とか、バランス感覚悪いです、、、お見苦しい点はご容赦ください。)

う~、誕生日の告白にしては、しょぼい感じですが、これからも、いい人生でありますように。

だからね。「おかえり」じゃなく、「おはよう」な毎日を送りたい。(わけわかんねーっすね。今日はちょっち電波チック?)
コメント (2)
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