二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

明日

2006-03-27 23:42:32 | その他音楽
小田和正。心の代弁者^-^;

あの歌の詩が、胸にリフレインする。
あの時とは違う意味を込めて。
今生まれた新しい想いを込めて。

すごいな。100万通りの心を乗せることができる歌。
それを人は「名曲」と呼ぶのだろうか。


そんな美しい歌と並行して、頭の中をぐるぐると巡る、今日の一節。

『遠からず君は何者でもなくなり、いずこにもいなくなることを考えよ。また君の現在見る人々も、現在生きている人々も同様である。全ては生来変化し、変形し、消滅すべくできている。それは他のものがつぎつぎに生まれくるためである。』
by Verissimus(いわゆる「マルクス・アウレーリウス」^-^;)


大昔のローマの皇帝と、現代の我々が、同じメンタリティを持っているのは、苦笑を禁じ得ない。今の我々って、それぐらい労働を免除された特権階級並の待遇なのだろうな。奴隷の代わりに科学技術を駆使して。思う存分、「自分」という存在を感じることができ、そのせいで却って自分をがんじがらめにして、息苦しくなっている。

今のおいらは、ローマの皇帝ほどの重責もなく、形而上学的な懊悩もなく、目の前のタスクを締切内で処理することで精一杯だ。

それは、とても幸せなことだと思う。そして、人から与えられる愛情をほろほろと受け止めたり受け止め損ねたりしながら、、、
それは、まるで、降り注ぐ桜吹雪の中で、立ちつくしているかのようだ。

運命よ、あなたの意のままに。全てを受け止め、私は、あなたの指す方角を目指そう。
コメント
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