二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

のだめCDブック2

2006-09-03 01:40:07 | 「のだめカンタービレ」
買いました。。。まだ聴いてません。眠すぎ。

久々の頭脳労働に、頭がオーバーヒートです。夕方、血糖値が下がって、死にそーでした^-^;(大げさ)。

最近、通勤途中にPASSION FLIGHT(藤井香織(フルート)アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)ニコル・ハーグナー(ピアノ):発売元 ビクター)をよく聴くのだが、これ聴いていると、何となく、「のだめカンタービレ」を思い出す。

このCD、発売は2001年でけっこう前なのだが、とても爽やかで今風(?)で聴きやすい。解説が茂木大輔氏でびっくりしたが、いつものように軽妙な語り口で、この解説を読むと、演奏が一層色彩豊かに聞こえるから、不思議だ。

さまざまな曲がとりあげられているが、中でも1曲目は10分もある「『ウィリアム・テル』の主題によるフルートとオーボエ(コール・アングレ)のための華麗なるデュオ」(ドゥメルスマン&ベルテルミ)。こんな編曲もあるんだなーと感心。「ウィリアム・テル」は最近、「のだめ」でも取り上げられてオーケストラ版を聴いたばかりだから、違いがおもしろい。

それにしても、二人の共演はまるで仲の良い兄と妹のようで、茂木氏の解説の通り、とても微笑ましい。茂木氏によると、フルートとオーボエだけの組み合わせは楽器の特性から色々と困難な点が多く、「喧嘩になったら手がつけられない、怪我人、でますぜ・・・というわけだ(解説より引用)」ということらしい。だから、「これすなわち人間関係にも影響し、だから作曲家にこの編成の音楽を依頼するペアや、曲を書く勇気を持つ作曲家が少なかった、、、(以下省略。同上)」ということになるらしい。

そこで思い出すのが、青緑百句にも登場した、カトリーヌ(^-^;)。生真面目な黒木(オーボエ)を翻弄したフランス人代表のように、巷では思われていそうだが(違う?)、おいらは、この娘に少し同情する。おいらの脳内補完(妄想)では、カトリーヌは、最初は黒木とのデュオを、ふつーにやる気だったと思うのだ。だが、「黒木の優秀さ」はクラスメイトにも知れ渡っていたようだし、周囲から「比べられるよ」「大丈夫か」などと言われて、あわれカトリーヌはすっかり怖じ気づいてしまったのではなかろーか、と、余計な心配をしたものだった。いわば、卓球の福原愛ちゃんといきなりダブルスを組むことになった、一般の卓球部員、という感じだろーか。(どーゆーたとえなんだか、、、)

黒木、耐えろよ。ポールがメンバーになったのは、ポール自身がものすごい実力者で自負もあり、周囲も認める変人(笑)だったからなのだ。きみと組むには、それぐらいの神経の強さが必要なのだ。

な~んてね。そんなことを、以前から思っていたのだが、PASSION FLIGHTを聴いて、その思いを強くした次第。藤井香織とマイヤー、二人の奏者のアンサンブルの見事さを体感して、あまりの心地よさに、逆に「こりゃ、仮に実力差があったら、できねーわ」と思ってしまった。

カトリーヌ。がんばれよ~。と、何となくエールを送りたくなった、今日この頃なのでした。
コメント
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