二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

「いつか君に追い風が」~馬場俊英氏の今~

2008-10-25 22:03:51 | その他音楽
さて。崖っぷちのくせに、完全サボリモードです(爆)。馬場俊英氏の「いつか君に追い風が」をただ今、全曲聴き終わりました。(当然数回リピート済みです(笑)おいらはしつこいので。。。)


実は、最近の余裕のなさ故、この新譜に関してはほとんどノーチェックでして、今週発売だったらしい、ということだけかろうじて把握できたので、本日は店頭で探してでも買うつもりでした。だから、チャート的なこととか、馬場氏のこの曲に関する思い入れ等は、いまいち情報全部わかってないかもしれません。(オフィシャルサイトでとりあえずブログ関係はチェックしてきましたが。)


さて、聞いた感想。

「いつか君に追い風が」。うわぁ。。。直球だ。しかも豪速球。とてもいい曲です。優しくて、しかも力強い。

実は、聴く前に「スタートライン」の第2章みたいな感じなのだろうな、と予想していて、その予感は決して外れてはいなかったのですが、その曲調とか歌詞とメロディと歌声のバランスが、意表をつくぐらいの振り切り方、というか、勢いでした。

インストだけでも明るくて前向きだけど、この曲の全ては伝わらない。歌詞だけ読んでも、(もちろん深くて素敵な歌詞なんだけど)100%じゃない。この歌詞が、このメロディで、このアレンジで、この歌声で流れた時、、、おいらは不覚にも泣いていました。涙が出るのを我慢できんかったです。


どこまでも明るくポップで優しいアレンジ。爽やかな風のような馬場氏の歌声。そして、どうしようもない苦しみと絶望を孕みながら、決然と明日を指差す、切ないまでに明るい歌詞。

馬場俊英氏、すごいです。彼は、これからも大丈夫だ。たくさんの人の想いを受け止めながら、その重さにつぶれることなく、信じた道をしっかり歩いていく人だ、と思いました。この人の生き方が,好きだ。これからも、ずっと聴き続けていきたい。そんな思いを抱かせてくれるミュージシャンです。


カップリングの「風の中のI LOVE YOU」「時間切れ」もいい曲です。「時間切れ」は馬場氏がご自身のブログに「モチーフがかぶりましたね、と小渕君と僕で苦笑い」と書いてありましたが、確かに、見事にかぶってますな(笑)。

で、おいらも申告させていただきますと、「いつか君に追い風が」の「ゴール」とか、「風の中のI LOVE YOU」の「風の中の灯火を~」のくだりとか、「時間切れ」の崖っぷち感とかが、最近浮かぶイメージとめちゃめちゃリンクしてるので(笑)、きっと魚座はどっかで似たような電波を受信してるんじゃないか、と感じる次第です(爆笑)。

嬉しいなぁ。自分が思ってることを、もっと素敵な言葉と極上のメロディで、自分の好きなミュージシャンが歌にして歌ってくれるなんて♪

そんな幸せな勘違いがあるから、パンピーは、仮想現実の充足感にエネルギーもらって生きていけるのです(爆)。単純バカ万歳。


世の中の大きな風が流れる方向を。明日に向かって流れる風の向きを、気づき始めてる人達がいる。その風を感じて、明日を目指す一歩を歩みだそうとする人達がいる。

おいらは、どんな風を感じて、どこに向かおうとしているんだろう。漠然としているけど、何かを感じているようには思うんだ。その感覚を刺激してくれる、素敵な歌よ。ありがとう。どうか、遠くまで,届いてほしい。もっと、さざ波のように。ぼくらの日常のすきまを、その優しいウェーブで満たしてよ。

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「さだのうた」~さだまさしトリビュート~が見せてくれる地平

2008-10-25 19:27:34 | その他音楽
嵐の中の小休止。崖っぷちのお茶会(笑)。レーション代わりのKFC(笑)で胸焼けてます。うまいのに、胃がついていかへん(涙)。(←イチョウを労りましょう。。。)


さて。今日は久しぶりにCDショップに行き、最近情報も全然チェックしてないもので、偶然見つけた「さだのうた~さだまさしトリビュート」を買いました。馬場俊英氏の「いつか君に追い風が」も見つけて購入。竹内まりやさんの新譜は断念。(本当はこっちを買おうと思ってたんだが、資金切れ(涙))


「崖っぷちのくせにそんなまったりしてていいんか」と自分の行動に疑問を感じながらも、まずは「さだのうた」CD聴きまして、しみじみ「すげー」と感動した次第。


だって、トリビュートアルバム今まで色々あったけど、これはまた、凄いメンバーっすよ!

案山子byBEGIN、そばに~たいせつなひと~bySEAMO、奇跡~大きな愛のように~by錦織健、修二会by林英哲(インストっすよ)、ひき潮by中西圭三、道化師のソネットby松浦亜弥、まほろばbyALFEE、ひまわりby平原綾香、掌by森山直太朗、「父さんとポチ」by立川談春、、、

一人のミュージシャンのカバーで、これだけバラエティに富んだ(しかもそれぞれの分野の突出した!)スター達が集まることって、他にあるんだろうか、と思う。たとえNHKの歌番組だって、こんなにジャンルの違う人達が一堂に会することはないだろう。。。さだ氏が持っている音楽性の広さ、多様な歌い手やアレンジにも耐えうる楽曲の完成度の高さ、といったものが、このトリビュートアルバムによって改めて明らかになった、そんな感じがする。

さだまさし氏、まさに怪物なんだよなぁ。。。思えば、さだ氏がまだ若かりし時、10代から60代までの圧倒的な支持を得ていたんだ。「暗い」「重い」「ださい」とやじられることもあったので表立って「さだ好き」を公言する奴は同世代には少なかった(?)が、コアなファンは確実に(爆)存在してたらしく、中学のお昼の放送では時々さだ氏の曲がかかっていた。(突然流れると恥ずかしさの方が先に立って、まさに「鼻から牛乳」でしたが。)彼のラジオ番組にはあらゆる年齢層からの手紙が届き、ライブのトークの絶妙さも定評があり、ついには「ライブのトーク」を集めたレコードまでが発売されたほどだった。おいら達当時の中坊はライブに行けない身だったから、それこそ狂喜乱舞で、財力のある(笑)友人の周囲にたかっては、さだ氏のトークを聴いていた。

うう。。。懐かしきかな。その後、友人達は徐々に新たな「お気に入り」を見つけ、ある者は「ピチカートファイブ」へ、ある者は「アニメ音楽」へ、またある者は「YMO」へと転向(?)していった。おいらも様々な遍歴の後に、今も様々な音楽にココロときめかせる中年まっただ中なわけですが。


久しぶりに聴いた「さだまさし」の曲達は、彼を歌う歌手達の個性と調和しながら、ちゃんと「さだ」色を保って輝いている。一曲一曲の集中度が半端じゃないからね。アレンジの凄さも含めて、その迫力たるや、すごいよ。

ぜひ、一回試聴してみてほしい。おいらも、店頭試聴したら、もう抗いきれずに購入しました。

プロがプロを歌う、ってこんなに凄いんだなぁ。。。音楽のものすごさを再認識した本日でした。

では、また。(馬場氏の新曲とか、昨日の「僕らの音楽」とか、また後ほど。)
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