ハンパない崖っぷちでした。
さすがに、得意の営業スマイルも限界に近かった(苦笑)。優しい周囲のスタッフに感謝。
今日は、とりあえず「戦力外」でした。完全に電池切れで、声も出ないので、いわゆる「故障者リスト入り(汗)」(1日限定)です。
でも、寝てるばかりは癪なので、「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎:新潮社2007)を読了。ちなみに、2009年版「このミステリーがおもしろい!」第一位だそうです。他には、第21回山本周五郎賞受賞とか。。そして、第5回本屋大賞受賞でもある。今買うと、「4冠!」というゴールドの帯(笑)で、探しやすいです。英語題は" A MEMORY"らしい。こちらも納得。
「ゴールデンスランバー」は、もちろんビートルズの名曲のことですが、作品中に印象的に使われています。なので、ミステリー好きじゃなくても、ゴールデンスランバーやビートルズが好きなら、読めます。読ませてくれます。(おいらも読めたんだから(笑)大丈夫。)
ミステリー(?)を読むのは久しぶりだし、伊坂幸太郎も初めてだったけど、読みやすくておもしろかったです。各章の最初にある人型マーク(?)が、誰視点の章なのか教えてくれて、それも読者に優しいな、と思った。でも、このマーク見覚えあるんだよな、、、もしかして、発売時に立ち読みしてたっけ?謎。
寝ながら読み、も久しぶりだったけど、字もそんなに小さくないんで、ほんと、負担の少ない本だと思った。文章のスタイルも柔らかい。著者はおいらより年下なんだな。ストーリーとか表現の仕方に、若さを感じた。
全体的に、人間の描き方が綺麗で優しいと思った。まだ読んでない人は、ぜひご一読をお勧めします。時間もほどほどだし。おもしろかった。
こんなに一気読みしたのは、「警官の血」以来かな。あっちの方が内容はハードだったと思う。「半落ち」みたいな、社会的硬派な視点を感じた。
「ゴールデンスランバー」は、どちらかというと、若者の繊細な心の動きを見つめる小説。昔の栗本薫の「ぼくらの時代」シリーズとか、「岬一郎の抵抗」(半村良)なんかも思い出した。栗本薫の叙情性は持ちつつも、ある程度は硬派を保ち、半村良ほど深刻にならないまでも、展開の意外性やテーマに含まれる問題提起に考えさせられる部分もある。これは、本当に、若い世代の著書だなぁ、と思う。(その感覚は、おいらとしては肯定的に捉えている。)
主人公が感じることとか、彼が他の世代と関わっていくその姿勢に非常に共感しました。彼と、彼の親友の森田の関係が、好きだな。おいらも、気づいたら数年音信不通、ってよくある(爆)ので、それでも、会った瞬間に昔に戻るので、ものすごくリアルに共感した。彼らの大学時代が楽しそうで、なんか、その描写にものすごく「青春」を感じて、胸がうずいた。
あ、そういう点では、スティーブン・キングの「デッド・ゾーン」的でもあるな。ストーリーテリングのうまさ(登場人物への共感を描き出すうまさ)が、素晴らしいと思った。さすが「山本周五郎賞」受賞だ。
そんなわけで、1日おとなしくしてました(苦笑)明日から、また頑張ります。
ちなみに、来年「ゴールデンスランバー」映画化らしいっすよ^-^どんな風になるのかなぁ。楽しみ~!
さすがに、得意の営業スマイルも限界に近かった(苦笑)。優しい周囲のスタッフに感謝。
今日は、とりあえず「戦力外」でした。完全に電池切れで、声も出ないので、いわゆる「故障者リスト入り(汗)」(1日限定)です。
でも、寝てるばかりは癪なので、「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎:新潮社2007)を読了。ちなみに、2009年版「このミステリーがおもしろい!」第一位だそうです。他には、第21回山本周五郎賞受賞とか。。そして、第5回本屋大賞受賞でもある。今買うと、「4冠!」というゴールドの帯(笑)で、探しやすいです。英語題は" A MEMORY"らしい。こちらも納得。
「ゴールデンスランバー」は、もちろんビートルズの名曲のことですが、作品中に印象的に使われています。なので、ミステリー好きじゃなくても、ゴールデンスランバーやビートルズが好きなら、読めます。読ませてくれます。(おいらも読めたんだから(笑)大丈夫。)
ミステリー(?)を読むのは久しぶりだし、伊坂幸太郎も初めてだったけど、読みやすくておもしろかったです。各章の最初にある人型マーク(?)が、誰視点の章なのか教えてくれて、それも読者に優しいな、と思った。でも、このマーク見覚えあるんだよな、、、もしかして、発売時に立ち読みしてたっけ?謎。
寝ながら読み、も久しぶりだったけど、字もそんなに小さくないんで、ほんと、負担の少ない本だと思った。文章のスタイルも柔らかい。著者はおいらより年下なんだな。ストーリーとか表現の仕方に、若さを感じた。
全体的に、人間の描き方が綺麗で優しいと思った。まだ読んでない人は、ぜひご一読をお勧めします。時間もほどほどだし。おもしろかった。
こんなに一気読みしたのは、「警官の血」以来かな。あっちの方が内容はハードだったと思う。「半落ち」みたいな、社会的硬派な視点を感じた。
「ゴールデンスランバー」は、どちらかというと、若者の繊細な心の動きを見つめる小説。昔の栗本薫の「ぼくらの時代」シリーズとか、「岬一郎の抵抗」(半村良)なんかも思い出した。栗本薫の叙情性は持ちつつも、ある程度は硬派を保ち、半村良ほど深刻にならないまでも、展開の意外性やテーマに含まれる問題提起に考えさせられる部分もある。これは、本当に、若い世代の著書だなぁ、と思う。(その感覚は、おいらとしては肯定的に捉えている。)
主人公が感じることとか、彼が他の世代と関わっていくその姿勢に非常に共感しました。彼と、彼の親友の森田の関係が、好きだな。おいらも、気づいたら数年音信不通、ってよくある(爆)ので、それでも、会った瞬間に昔に戻るので、ものすごくリアルに共感した。彼らの大学時代が楽しそうで、なんか、その描写にものすごく「青春」を感じて、胸がうずいた。
あ、そういう点では、スティーブン・キングの「デッド・ゾーン」的でもあるな。ストーリーテリングのうまさ(登場人物への共感を描き出すうまさ)が、素晴らしいと思った。さすが「山本周五郎賞」受賞だ。
そんなわけで、1日おとなしくしてました(苦笑)明日から、また頑張ります。
ちなみに、来年「ゴールデンスランバー」映画化らしいっすよ^-^どんな風になるのかなぁ。楽しみ~!