ノーマークでした。
今日、書店で久しぶりにSFマガジン見つけて、「新海誠特集」とあったので、へぇ~っと思い、手に取ったら「5月7日全国ロードショー」とあって、たまげた次第(苦笑)。
SFマガジンは、パオロ・バチガルピ特集が面白かった。新作(とはいえ2008年刊だが)「ギャンブラー」とてもよかった。いい意味でSFぽくない、アメリカの短編小説だ。久々に小説読んだな。
それから、長山靖生氏の「僕がSFでマンガでアニメで、おたくと呼ばれていた頃 ~記憶のなかの80年前後SFファンダム史<中篇>」も、懐かしい話題で面白かった。久々に、昔の月刊OUTのような「少々硬派で、少しひねくれた、でも善意ある理知的で肩肘張らない評論的散文」を読んだような気がする。おいら、ファンダムの世界はようわからんかったけど、「そういう事情だったのか!」という感動があった。(ところで、「受けは地球を救う」は、たしか月刊OUT発祥だったと思いますよ、長山さん。)
おいら、当時は子ども過ぎておたくにはなれませんでしたが(笑)、懐かしく読みました。
SFマガジンでは、神林長平氏の「完璧な涙」が漫画化されて驚いた。
(以前も書いたけど、神林長平氏が描く登場人物達って、刊行当時は相当異色な性格設定だったんだけど、今読むと、普通にどこにでもいる人物に見えるんだよな、、、それが怖い、、、)
さて。新海誠監督の新作映画については、以下に詳しいのでご参照あれ。
「星を追う子ども」公式サイト
http://www.hoshi-o-kodomo.jp/top.php
「Other Voices -遠い声-」新海誠個人サイト
http://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/
マイコミジャーナル(新海監督のインタビュー記事)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2011/05/03/shinkai/
他、多数。
絵柄がジブリっぽいと言う批判も少々目にしたが、正確に言えば「日本アニメーション」を意識しての意図的な仕様だから、その点よろしく。(ジブリや他作品と新海作品の見分け方は、背景(風景)です。決定的に違う。いい悪いではなく、根本的に、風景を描く姿勢が、新海監督は独特。)
元々、かなり独自の世界を持つ新海誠監督が、一般の子どもも見そうな映画を作った、ってこと自体、すごいことだ。
いい作品だと思う。見に行けたらいいな。(本日公開、と謳いつつ、諸事情で「近日公開予定」となってる映画館多いようだが(汗))
「岳」も本日公開。他にも見に行きたい映画いっぱいあるなぁ。
それでは、また。
追伸:今日の夕暮れ時は、珍しいような温かい夕方でした。思わず「Million Films」鼻歌で歌いたくなるほど。一年に何回かある、もやっとした、温泉に入っているような、幸せな「夕餉前のぬくい夕方」。当然、その後、雨が降りました(苦笑)