Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

単衣訪問着、完成しました♪

2011-08-13 22:28:50 | 着物
昨夜も夜中からお稽古に行き、帰宅したのが3時・・・
お師匠さんにもパートナーの子にも、だいぶ無理をさせてしまいました

「顔も疲れているし、動きも鈍くなってるね。明日はゆっくり休んで」とお師匠さんに
言われたので、今日は茶道のお稽古をお休みする事にしました。

午前中はできる限り眠って、お昼から明日の準備に取り掛かります。
忘れ物がないか確認をして、スーツケースに必要なものをすべて詰め込みました。
あとは疲れが出ない程度に振りを浚って、夕方からはまったり過ごしました。

夕方テレビを見ていたら、別誂えをお願いしていた単衣の訪問着が届きました。
8月中旬には手元に欲しいとお願いしたら、超特急で仕立ててくださったようです


こちらは呉服屋さんが送ってくださった画像です。
とても綺麗な地色、花の色使いも可愛らしく、しばらく見とれてしまいました。
繊細に描かれた花の色は明るい地色に良く映え、単衣らしく銀色の流水も涼しげに、
花筏の金疋田の金彩もとても素晴らしく、ため息が出るほど感動してしまいました

特に友禅は多種類の花をリクエストしたにも関わらず、全体のバランスがとれるよう、
かつ華やかさのある色合いで丁寧に彩色され、まるで一幅の絵のようで圧巻です







頭の中でぼんやりと描いていた「流水に夏~秋の花を集めた花筏」という図案が、
こんなにも素晴らしい着物として実現した事に、驚きを隠せません。
これも皆、作業に携わってくださった職人の皆様のおかげです。
特に友禅の職人さんには何度もご相談させて頂き、大変感謝しています



撫子・紫陽花・芙蓉・菖蒲・菊に萩・朝顔・桔梗などの花が描かれています。
メインとなる花筏の彩色は可愛らしく鮮やかに、金彩にも金疋田という技法を用いて、
サブの花筏の白で、彩色はグレーや茶を混ぜた抑えめなものにして頂きました。
お互いがお互いを引き立てあうような色使いになっています


前の左肩部分には可愛らしい色使いの撫子・菊・紫陽花の花筏を配して、
顔周りがパッと明るくなるように配慮してくださったようです。

単衣の訪問着でこれほどまでに柄が多く描かれ、金彩もたっぷりと施されたものは、
今まで見たことがありませんし、呉服屋さんもそうおっしゃっていました。
それでも涼しげな爽やかさを損なわない仕上がりは、さすがですね

またひとつ、お気に入りの着物が増えてとっても嬉しいです
来月の友人の結婚式で着るのが楽しみ