Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

茶会でお点前

2011-11-03 23:49:27 | 茶道
朝6時起きで身支度をして、お茶会のお手伝いに行ってきました
今日は3ヶ月前から少しずつお稽古や準備をしていたお茶会の本番。

社中でのお茶会でお点前をしたことは何度かあり、外部からのお客様もいましたが、
これほど大勢の外部のお客様の前でお点前をするのは始めてです。
緊張して、実は5時半くらいから目が覚めていました・・・(笑)


今日の着物は外部でのお茶会なので、失礼のないよう色無地です。
この色無地は私の七歳のお祝いの際に、祖母が母のために誂えてくれたもので、
色無地というよりはぼかし染めなのですが、きちんと1つ紋を入れてあります。
母が着ていたこの着物を私が譲り受け、仕立て直しをしてもらいました。

祖母も自分用に同じ作家さんの色違いの色無地を誂え、七五三を祝ってくれました。
その着物は気に入って良く着ていたようで、亡くなった際に棺に一緒に入れました。
私の振袖、母の色無地、自分の色無地と、全て用意するのは大変だったと思います。
私の七五三にそれだけの用意をしてくれた祖母の思いに、今とても感謝しています


着物は紫がかったピンクでぼかし染めが施された、「斉藤三才」の着物。
厳密には色無地ではありませんが、1つ紋を付け、色無地扱いで着ています。
帯は黒地に松竹梅や華紋の丸が織り出された「藤原織物」製の唐織の袋帯。
帯揚げは白地に赤い絞りの輪出し。
帯締めは淡いピンク地に金糸使いのフォーマル用の平組。

8時45分に会場に集合し、社中全員で準備とリハーサルを行いました。
10時にはお茶会がスタートしてしまうので、現場はまるで戦場。
お茶会の優雅さとは裏腹に、裏方は朝から晩まで働きっぱなしです


床の間の広いお茶室だったため、お軸もかなり大きめのものが飾られました。
花入れもボリュームのあるものを使い、お花は葉の大きなビワの花です。


お茶会後に撮った写真なので色々と床に置かれていますが、これが点前座。
ここに男女ペアになって座り、正面からお客様に見られる形でお点前をします。
今回は5組のペアが交代でお点前を担当し、私は2回させて頂きました。
1回目は緊張して手が震えましたが、2回目はそれほどでもありませんでした。


これも終了後に撮ったものなのでお点前をしている風(笑)な写真。
今回ご一緒させて頂いた相方さんと記念撮影です。
後ろに金屏風もあり毛氈も引いてあり、かなり華やかですね

比翼点てというお点前だったので、お道具類も対になるようなものたたくさん。
お茶会に来てくださったお客様がたも、この趣向を楽しんでくださったようで、
とても評判が良かったのが嬉しいです
私のお師匠さんはアイデアマンなので、毎回楽しい趣向のお茶会になります。

今回のお茶会には母も着物を着て客として参加してくれました。
母は数え6歳から兄を産むまでの十数年、裏千家流の茶道を習っていたので、
外部でのお茶会があると、こうして参加してれます

母も祖母から譲られた着物を着て来てくれたので(七五三の時のものとは別のもの)、
私の着ている着物と母の着ている着物、どちらも祖母が用意したものなので、
なんだか祖母もお茶会を見に来てくれたような気がして、嬉しい一日でした

お茶会が終わるともう外は暗くなっていました。
朝から終わるまでずっと何も食べていなかったので、夕飯を食べに中華屋さんへ。
最近時間がなくて中華が多いので、ちょっと飽きてきました・・・




餃子、生春巻、回鍋肉、坦々麺を注文。
お茶会会場の近くでフラっと入ったのではじめてのお店だったのですが、
地元では人気なのかお客さんがたくさんいて、お正月の予約をしている人も。
確かに、どのお料理も美味しかったです。良いお店に入れてよかった~

一日頑張って働いたのでかなり疲れていて、食事が済んですぐに帰宅しました。
着物を着て一日立ったり座ったりだったので、すでに筋肉痛に・・・
お風呂でしっかりマッサージして、早く寝ることにします。