Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

節分

2019-02-01 23:45:40 | 季節行事

明後日は節分。「季節を分ける」と書くとおり、明後日からは暦の上では春ですね


昔から季節の変わり目は邪気が入り込みやすいと言われていました。本来節分は春夏秋冬全ての季節の変わり目にありますが、昔は立春が新年にあたることから特に春の節分を重んじるようになり、豆まきなど魔よけの行事が行われるようになったのだそうです


この春の節分では、豆まきをする前に豆を枡に山盛りに盛って神様にお供えし、神様によって清められた豆を使って邪気を祓います。豆という言葉は魔(ま)を滅(め)っするに音が通じるからです。


豆は生ではなく炒った大豆を使うのが決まりですが、これは生の豆を外へ撒くとそこから芽を出してしまうため邪気を含んだ豆が発芽しないようにするのです。


昔の大晦日である節分から、新年である春分をまたぐ節目の夜に訪れる鬼を退治するため、豆まきは節分の夜に行うのが正しいやり方で、家長や年男が行うものでしたが、最近では家族全員で豆を撒くようになりました


家の奥から外へ向かって「鬼は外」と大きな声を出しながら追い出すように豆を撒いたら、素早く戸や窓を閉めて、それから「福は内」と言って福を招きます。豆まきのあとは数え年の数だけ豆を頂きます


豆まきだけでなく、家の戸口に鰯の頭を焼いて柊の枝で指したものを飾る習慣もあります。これは鰯を焼いた強い匂いと煙、そして柊の葉のとげで鬼を追い払うという意味があります。


近年では全国的に節分に恵方巻きを食べる習慣も定着してきましたが、こちらはもともと関西地方にあった習慣で、その年の恵方を向いて黙ったまま一本丸ごと食べきると縁起が良いとされています


恵方巻きの中には、七福神にちなんで七つの具材を入れますが、決まった具材はないそうで、今では色々なバリエーションがあるようですよ


我が家でも毎年恵方巻きを夕飯に頂き、寝る前にきちんとお祓いを受けた豆を使って豆まきを行います