今日、6月10日は「入梅」でした😊
気象学で言う「梅雨入り☔️」ではなく、暦の入梅のことで、「太陽の黄経が80度に達する日」と定められており、毎年6月11日頃にあたります。
これは日本の雑節のひとつ。こちらのブログでも度々ご紹介している二十四節気は中国の気候をもとに作られているため日本の気候とはずれてしまう部分もあり、それを補うために日本で独自に作り上げられたのが雑節です🎵
節分、彼岸、八十八夜、土用なども雑節となります。
さて、その「入梅」ですが、昔は農家が田植えの日を決めるための重要な日でした😊
田植えをして稲を育てるには水田に大量の水を引く必要があります。梅雨の豊富な雨☔️によって水田が水で満たされ、稲🌾の成長に必要な水を確保できるのです💕
気象予報などない時代、暦で入梅を知ることは、豊かな実りを得る上でとても大切なことでした。
また、この頃に獲れるいわしを「入梅いわし」と言って、産卵前であることに加えて、大量の雨で川から栄養を多く含む水が海へ流れてプランクトンが増えたくさんのエサを食べているため、もっとも脂がのっていて美味しい時期と言われています❤️
雨が続くと気が滅入るようなこともありますが、この時期の雨はまさに恵みの雨☔️なのですね💕