株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(2.14.06)

2006-02-13 15:17:02 | 明日のモニタリング銘柄
後場の下げは一層きつくなりましたね。この地合の悪さにIPOの8996ハウスフリーダムも、気がついたら特売り状態で動かず。

資金が凍りづけでままならぬ愚妻から、4314ダヴィンチアドバーザーズを買ってくれとせがまれ、え~いままよと、1株分割権利取り用に買いました。この株、本来は26週線の650Kあたりまでの下落は今回は覚悟しなければならないと思っております。そこで、もう1枚追加し、今日の分の損失を回避する予定です。そのタイミングは、明後日の後場あたりかと思います。昨年のいつか忘れましたが週足にタッチしてからの反発がやはりありました。

総崩れですので、明日の注目銘柄も何もあったものではありませんが、とりあえず、乖離幅やOSC、指数値から下げすぎと思われる銘柄と、今日の地合でよく健闘した銘柄を中心にいくつか抜き出してみます。○△の予想記号は今日は抜きにします。

1.2432DeNA 

 途中まで踏ん張っておりましたが、最後はじりじりと押されました。しかし、この株の指数値が、昨年6月からの記録では見あたらないほどに最低値を付けております。明日以降も、少し押されるかと思いますが、今回の下落からの急反発が期待できるかと思われますのでご注意下さい。反発ポイントは300Kすれすれと見ております。

2.7749メディキット

 OSCが+2%の58%とコンバージェンスし、乖離幅も-1900円と良好です。19日の下落に対してはまだ落ちきっていませんが、さすがキャッシュリッチの優良会社です。こうした波乱相場で地力発揮といったところです。

3.3387クリエイト・レストランツ

 これも指数値が5000円近辺のボックス圏で株価が動いていた時期まで落ちました。直近の安値も下まわっております。既に13週移動平均線は下まわっております。8000円台へ突入するようなことがあれば。

4.7835ウィズ

 指数値が去年の9月末あたりの水準まで調整しました。600Kに近づいてからの自律反発はあるかと思います。OSCも前日比イーブンの35%で終わっております。

5.8942シンプレクスインベストメント

 この株も昨年10月中旬レベルの指数値まで落とされております。既に26週線は割り込んでおります。この先の下落からの反発は強いかと思われます。

6.3373リンクセオリー

 筆者が先日損切りした銘柄ですが、2月1日以来OSCがずっとコンバージェンスしております。しかも33%という低いところです。600Kの攻防からの反転が期待されるところです。

7.2438アスカネット

 指数値は12月14日の水準まで落ちました。200Kが死守できればそこからの反発を期待。OSCはイーブンの34%のままです。

8.2307クロスキャット

 OSCが+5%の25%とコンバージェンスし、乖離幅もゼロです。今日は25週線にタッチしてからの反発が見られました。PERも15倍です。ここは無風地帯だっただけか?

9.9938住金物産

 26週線をついにブレイク。OSCも30%と下がり、RSIも31%です。ここからは、少し置いておけばグランビルの法則通りに戻すはず。指数値が何よりも、9月27日以来の最低値をマークしております。特定筋が下落に耐えきれず投げを打ったのかも。それはそれで自業自得というものです。業績もよくPER13倍なら外人勢でもこれから買いに入っても不思議ではない水準です。

10.8882ゼファー

 OSCが33%と+1%コンバージェンスして、指数値も11月24日以来の低水準まで落ちました。これも360Kあたりまでの戻しはあってもおかしくはありませんが、今日は本当に不動産が壊滅状態のようですね。

11.8215銀座山形屋

 これでもOSCが+1%の22%です。つまり皆さん、この地合でも、3ヶ月を残しているのに来期の予算を達成してしまっているこの株に、驚きのあまり売るに売れない状態と推測します。このような低OSCからの控えめな%アップは、かなりの確率で上昇が見込まれます。今回は1日だけの線香花火に終わっていないところからも、明日以降の仕手戦の継続に期待。

12.4743IT4

 この株、指数値がついに11月17日段階まで落とされてしまいました。つまり元の木阿弥になったということです。26週線の860円あたりまで覚悟しなければなりませんが、この下げ方のスピードがチョイと速すぎるので、一応ウォッチしておくとよいかも知れません。

13.8739スパークスアセット

 後10K程下がれば、そこからは昨年来必ず立ち上がっております。まだOSCは43%と落ちきっておりませんが、23日の261Kという安値を目途にこの株の反発を待ちましょう。

14.4842USEN

 これも指数値が過去に例のない水準まで落ちました。26週線はとっくに割り込んでおります。MSCBが転換済みかどうか不明ですが、まだ残っているようだとこの下げもさもありなん、と言う感じです。しかし、RSIも21%まで落ちておりますので、ここからの反転はあるかも知れません。

15.4751サイバーエージェント

 26週線でピタッと止まっております。指数値はこれまでになく低くなっております。OSCはまだ37%であり、RSIも35%ですので、もう一段の下落があってから何が何でも今日の終値の挽回に入るかと思います。これで、業績好調での買いも元の木阿弥です。巣鴨の刺抜き地蔵の厄払いが再度要請されるところです。藤田社長殿。

16.4297インターネットセキュリティシステム

 これもサイバーと同様に業績好調でのこのところの上げが、今日の下げで相殺されました。OSCが27%ですので、自律反発に期待。

17.4792TFPコンサルティング

 前回のライブドアショックの下げで、愚妻が不覚にも持ち越してしまい苦杯をなめた銘柄です。だからと言うわけではありませんが、26週線からの反発は期待できるのではないでしょうか。436Kという1月23日の安値を巡る攻防ですね。

18.4816東映アニメーション

 独歩高です。OSCも58%と9%も伸びました。この株、日本市場が相手ではなく世界のアニメ市場のディズニーを始めそうそうたるメンバーと比較して、「割安」とは足立眞一氏のご託宣なのです。その御利益が意外な局面で本領発揮か。

19.2317システムプロ

 OSCが何と17%、RSIも20%まで落ちました。さすがに指数値も昨年5月に記録を取りだして以来の最低値です。ごく真っ当なソフト会社です。このまま落ちるに任せるのは忍びありません。ここらでOSC17%の威力を示して貰いたいものです。

20.7972イトーキ

 これも成長株ですので独歩高でOSCも+8%の49%と抜き出ました。何かニュースがあるわけではありません。まあ、このところの上げが急でなく少々先んじて調整をしていたためかと思いますが、ともあれあっぱれな上げでした。


ここらで、ちょうど20銘柄の寸評となりましたので、打ち止めにしたいと思います。あまりに下げすぎた反動で、明日は切り返しとなるよう祈ってはおりますが、テクニカルにはミゼラブルな銘柄があまりに多いのが実情です。
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強烈な下げ調整

2006-02-13 11:31:14 | 株に出会う
今日も、注目銘柄どころではありませんでした。やはり大きな流れとしての下げトレンドは、そう簡単に逆流するものではありませんね。

前回の下げのボトムラインの1月23日からの比較では、これをかなりの銘柄が下まわっりつつあります。まだ上回っているのは好業績銘柄、直近上方修正銘柄あたりでしょうか。

しかし、筆者が見ているオシュレーター(OSC)値での傾向からすると、ほとんどの銘柄がこの下げですからダウントレンドですが、1月23日近辺そして、2月上旬近辺の値と比べて、まだまだ高い値を総体的には示しております。

これを代表的な個人銘柄の4314ダヴィンチ・アドバーザーズと、8701イートレード証券で見てみましょう。ダヴィンチのOSCは、1月31日が34%で今年の最低値でした。昨年6月以来の低水準でした。今日の前場終了段階では47%です。イートレードは、今年の最低値はやはり1月31日と2月3日の33%でした。前場終了で36%です。このイートレードは11月23日の安値からの調整がダヴィンチより早いペースで進んでいることを示しております。

このことは、何をテクニカル指標が告げているかというと、株価の絶対値は今年になって最悪の水準かも知れませんが、テクニカルには一旦反発モードで上げすぎての調整過程にあると言えそうです。

今日の後場で底を打つものかどうか、引け後にこのあたりの全体傾向をもう一度検証してみたいと思います。

少なくとも今の段階で手を出すのは、ほんの遊び程度なら良いのですが、それも今日のうちに手仕舞いし、少々危険度が過ぎるかと思います。

筆者は、先週金曜日に持ち株を全て売却し、IPO当選の福岡Qボードのハウスフリーダム以外は、引き続きポジションゼロです。

注目銘柄の8215銀座山形屋も、リスクが高くて手が出せませんでした。この株、まだ+9円を保っておりますが、既に2月9日のOSC値を1%下まわっております。前場で押し目があった310円あたりのOSCは+3%の28%と上げ気配でした。ここから、今日の寄り付きの最高値を更新し、更に金曜日の高値を2円更新した347円からの、仕手筋の利益確定の成り売り攻勢は、それは見事なものでした。そこで犠牲となったのは、どこまでも昇ると信じて高値更新時に買いに入った方々です。こうした仕手株は押し目で膠着しているときに買う以外はリスクが高すぎますね。

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