株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(2.17.06)

2006-02-16 21:04:29 | 明日のモニタリング銘柄
今日の後場は、日経先物が昨日とは逆に上げていた関係で新興市場も強含みで始まりましたが、結局は1時過ぎから下降傾向を強めております。日経は終値で+110円ほどで16000円台を回復しているのに比べると、新興市場はとりたててショックを与えるような材料がないにもかかわらず、弱気の悪循環スパイラルに入り込んだかのようです。

このままだらだらと下げ続けるのか、一気に下げてあくを抜くのかですが、あくを抜くには何かのショック療法が必要です。となると、今回の下落の発端となったライブドアを一刻も早く市場から撤退させる(上場廃止決定)などのイベントが必要になりますね。ところで、武部幹事長の息子さんにホリエモンから金が渡っていたのが事実とすれば、これはあく抜きどころか、証券市場と政権党との癒着問題として、今更ながらですが世界に恥を晒し、新たな弱気相場の火種になるかも知れません。一体、この国は何処まで腐っているのやら。

まあ、上場廃止にはそれなりの手続きが必要ですので、数日以内というわけには行きません。今日のこの相場でも例えば8697大証は、36K高と上げております。これはシステム増強済みでもうすぐ板表示も戻るという期待でしょうか。

後場は、結局4314ダヴィンチアドバーザーズを800K買いの803K売り、8703カブドットコム証券の279K買いの277K降りの2件だけでした。

その後の急落を見ると、早めの確定が正解だったようです。これは午前のブログに書いた分足の分析を行いながらのトレードでした。まだまだうまく行きませんが、一定の感覚はつかめたようです。

明日は、今日の後場の勢いさながらに、下げて始まることはほぼ確実のような気がします。たとえ上げても、そこからは利確、損切りの嵐に合うことは目に見えております。
それはテクニカル指標面で買い場を示唆している銘柄が、筆者が登録している200を越える銘柄であまり見あたらないことからも言えます。

そこで、明日の注目銘柄は、ライブドアショックの時のように、個別銘柄の寸評をすることは差し控えます。その代わりの情報として、今日の動きから、明日の下落を示唆していない銘柄(逆にいうと何らかの理由で今日下げしぶっている銘柄)を挙げておきます。

注)OSCは低いほど買い(30%台以下目安)、前日比+%なら上昇傾向と見ます。

・3760ケイブ OSC+2%の36% +13K
3755GDH OSC+1%の53%でコンバージェンス、RSI:18%
・9399新華ファイナンス OSC+2%の54%、+900円
6664オプトエレクトロニクス OSc+13%の40%、+10円
・7749メディキット OSC+5%の61%、+1600円
・3783ナノメディア OSC43%で同値。前日安値抜き
3331雑貨屋ブルドック OSC+5%の58%、RSI+5%の35%、+100円
・6159ミクロン精機 OSC+1%の50%、+30円
・6158和井田製作所 OSC+7%の61% +300円
・3373リンクセオリー OSC42%で前日と同値、前日安値切らず。
・3371ソフトクリエイト OSC+2%の47%、+90円
・7844マーベラスエンターテインメント OSC+2%の48% +1K
・4563アンジェスMG OSC+3%の36%でコンバージェンス、前日安値抜き
・4327日本SHL OSC53%でイーブン、前日安値抜き
・9644田辺経営 OSC+3%の46%、前日安値抜き
・6918アバールデータ OSCが+10%の58%、+40円
・3722イーウェーヴ OSC+6%の44%、前日安値抜き
・4333東邦システム OSC47%で同値、+70円
・4644イマジニア OSCが+1%の57%、前日安値抜き
・6708エプソントヨコム OSCが+2%の41% +8円
・5449大阪製鐵 OSCが+4%の41%、+50円
・8606新光証券 OSCが+3%の36%、+4円
・4325バンダイビジュアル OSCは43%で同値、+2K
9938住金物産 OSCが+1%の39%でコンバージェンス、前日安値抜き 
・5448東京鋼鉄 OSCが+2%の54%でコンバージェンス、前日安値抜き
・4842USEN OSCが+2%の46%でコンバージェンス、前日安値抜き
3747インタートレード OSCが+3%の47%、+30K
4340シンプレックステクノロジー OSCが+7%の60%、+6K
4297インターネットセキュリティ OSCが+8%の46%、+7K
・4771F&M OSCが41%とダイバージェンス、+10K
・4290プレステージ・インター OSCが46%で同値、+3K
・8697大証 OSCが+4%の47%、+36K
・4819デジタルガレージ OSCが39%でダイバージェンス、+3K
5218オハラ OSCが+1%の29%でコンバージェンス、前日安値抜き
・4689ヤフー OSCは45%で同値、前日安値抜き、+3K
・2681ゲオ OSCが32%でダイバージェンス、+6K
・8925アルデプロ OSCが+2%の42%、+1K
7972イトーキ OSCが+5%の54%、+29円
5446北越メタル OSCが+2%の45%、+27円
4205日本ゼオン OSCが+2%の39%、+4円
9065山九 OSCが+2%の38%、+14円
8403住友信託 OSCが+3%の33%、+34円

以上です。結構な数ですので、一応筆者のこれまでの経験から、明日の注目銘柄に相当する銘柄に色を付けておきます。多少、東証銘柄が多くなっているのは今の場の現状でしょうか。

呉々も全体の場の状況を見てから、上げ基調か、下げ基調かで戦術を柔軟に変更することが必須ですね。迂闊に高値掴みをしないよう、自分なりの買いタイミング、そして売りタイミングを少しでも磨いてきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の大底は拾えない

2006-02-16 11:40:08 | 株に出会う
今日は予想通りほぼ売り一色から始まりました。

昨日、キャッシュポジション100%としていましたので、今日は下げたところからの反発狙いでしたが、例えば、4314ダヴィンチアドバーザーズ。寄り付き786Kで始まり800Kでかなり大きな買いが入り、その後800K少々での揉み合いに入った後、800Kが割れると10分少々で765Kまで一気でした。

9時26分に765Kをつけて、その後はジリジリと上がり、今度は780Kを挟んでの攻防となっております。

問題は、その765Kの底値で買えるかということです。これは買えません。何故なら、そこが底であることの確証が何もないからですね。そして、これは後講釈を承知の上ですが、筆者が楽天証券のマーケットスピードで見ている1分足のローソク足を見ると、5本と25本の移動平均が出ておりますが、この25本移動平均を9時40分頃上回り、その後800Kを少し抜けるところまで上昇。しかし、そこからまた売りに押されますが、ちょうど10時に800Kを回復しております。この10時前に押された時、25本の移動平均線を下まわることなく耐えているのですね。

そのことを確認した方々の買いが、10時から入り始めます。そして前日の終値を抜いた810Kを越えるところまで上昇します。さすがに、ここからの伸び足は今日の相場環境では鈍く、また押されますが、そこでも25本移動平均線が795Kあたりでサポートし、再度810Kまでの反転をしております。

ご存じの方はとっくの昔にこのようなことは承知されているのでしょうが、実に正直にチャート上は売り買いの傾向が現れております。

一度目の25本線の下抜きで買いに入ったのでは、いわゆる騙しの可能性もありますので、もう一度念押しをして、そこから買いに入るというのが、ベテランの知恵のようなのです。それがダヴィンチの例でいうと10時頃からの買いでした。

それはともかく、筆者が今日唯一前場に買った4331T&Gニーズですが、確かに10時10分頃から今日の高値の185Kまで25本線を抜いて行きました。その後一旦25本線を割り込むも、そこを抜いた181Kでエントリーしました。ところがそこからはダヴィンチのような力強い上昇は見られず、逆に25本線を割り込む始末です。しかたなく-1Kで退却しました。

ダヴィンチほどの出来高がないので、きれいな線で分足は確認出来ませんが、このように抜けたと思っても、また逆戻りというケースもあります。そこでは、自分の早い仕掛けを誤りと認め、早めに退却せざるを得ません。これは市場参加者の総意で値動きが決まる以上、自分の勝手な思いこみで持ち続けるわけにはいきません。

しかし、このような精密な観察をしておかないと、今回のような相場での大底(でなくても反発点としての底)からの買い上がりの決断ができないということがよく分かりました。これはテクニカル指標で前日に分析するようなこととは異次元のタクティクスといっても良いでしょう。

このタクティクスが身に付いていないことが、うまく市場に馴染んでいけない原因であったようです。

まとめると、株式で通算で絶えず勝つためには、

1.業績が安定して伸びている右肩上がりの銘柄を抽出してモニターすること
2.短期の傾向を把握するためには、テクニカル指標を十分に活用すること
3.その日の傾向は地合その他を判断して、上に述べたようなリアルタイムの値動きの判断をできるだけ科学的に行い、売買タイミングを計ること。

といったことになるかと思います。3については、何も分足の動きだけではなく、様々な指標を使ってみて、自分が一番よいと思われるやりかたをブラッシュアップすればよいかと思います。

最近の相場で感じた自らの失敗とその教訓を、チョイと書き述べてみました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする