株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(2.16.06)

2006-02-15 17:20:49 | 明日のモニタリング銘柄
後場の後半から日経先物に引っ張られるようにして、日経平均が下げ幅を拡げると共に、新興市場もまたまた下落モードに突入してしまいました。

4314ダヴィンチアドバーザーズも、前場は845Kで終わっていたのに、後場は835Kでスタートしながら、あっという間のマイナスへの転落です。これも先物が12時半から始まるという間隙を縫っての、後場の下げを先取りした投げ売りだったのでしょう。

東証が13時に始まり、大証での先物が12時半から先んじて始まるという、こうした市場の不整合を続けていると、本当に日本の株式市場が世界から信用されなくなりますよ。与謝野大臣が、ジェイコムのご発注で「法的に許された正当な取引」において利益を得た証券会社の行為を、「美しくない」というのなら、この先物取引で「法的に許された市場操作」を行っている方々も、どうして「美しくない」と非難しないのか、全く不可解ですね。この国は。

結局、一旦4314ダヴィンチアドバーザーズは、811Kで売りました。明日下がったところをまた拾います。よく踏ん張ったと言える4340シンプレックステクノロジーも-1Kの112Kで売りました。後は、2432DeNAを327Kで買い、329Kで売るという薄氷を踏む思いの取引だけでした。

再び全部キャッシュポジションです。

本当に難しい相場入りをしているようです。こういう時こそテクニカル分析による短期勝負に徹する以外にありません。それも、その日の場の大きな奔流に必ずや影響されることを織り込まなければなりません。つまり、刻一刻の臨機応変な対応が必須な訳ですね。

今日のDeNAも2度目の仕掛けを321Kでしておりましたが、ちょうどその頃に日経平均と先物の動きが下落基調に転化しましたので注文はキャンセルしました。その後更なる売りの奔流が襲い313Kまで付けました。そこからは引けに319Kまでは戻しておりますが、OSCは-4%ダウンと明日は更に14日の289Kを試す展開になりそうです。安いからといって、また、ここまで下げるともう売り枯れただろうなどと、自分勝手な都合の良い判断で迂闊に買いを入れないことです。

また、動意付いたと思って追随買いを入れると、そこが天井だったりします。そして、しばらく呼吸をおいてから、つるべ落としの下げに見舞われます。名うての仕手株、3753フライトシステムコンサルタントの今日の後場のチャートをご覧下さい。14時半頃から560Kの高値から512Kへと真っ逆さまに、そして、そのわずか2分後に再度545Kへと動いております。出来高が172と少なく、特定の筋が絡んでいいように値段を動かしているようです。この株調べると、指数値が14日は1月23日と並んでおりました。今日の押し目は絶好の買い場だったようですね。

こういう魑魅魍魎の世界で何とか勝ち抜いていくために、明日の注目銘柄です。

1.4809パラカ △

 大して業績は良くないのに、コンスタントに上げてきているのが、この駐車場関連銘柄です。OSCは+3%の47%です。指数値は2月1日段階と並びました。今日の安値341Kあたりでの待ち伏せ買いでいかがでしょうか。但し、この株に限らず、明日の相場が荒れ模様であれば、そこを突き抜ける時には一旦避難することです。この不景気な相場に、「パラカ」などという天真爛漫な響きをもつこうした株が、しぶとく生き残るのも皮肉なものです。ところで、愚妻の願いは、駐車違反取り締まりの民間委託を何とかものにできないか、というものです。このビジネスほど、動かないネギをしょった鴨が町中の至る所にたむろしている、おいしい商売はないからです。その上がりを株の資金に充当するのが真の目的です。

2.3373リンクセオリー △

 36Kも上げてOSCが+1%の42%と健闘しております。筆者が先日648Kで損切った銘柄です。何とか借りを返したいのですが、そこは私情を挟んではいけません。明日、控えめに始まり20Kあたりまで降りてきたら、場と相談してチョイと考えてみます。

3.7828ユージン ▲

 出来高が細っておりますが、OSCが+3%の30%とコンバージェンスし、RSIも20%で前日とイーブンです。乖離幅も-17K。今日は引けに最安値をつけておりますので、明日は14日の524Kも意識しながら、反転するのを待つ戦法となります。

4.4757インテリジェンス △

 OSCは+1%と高い水準ならがら今日の地合でよく伸ばしております。1Qで既に半期分の売上を達成し、大和総研が強きの見通しを打ち出しているのが背景にあるようです。ともあれ、どこで頭打ちとなるか明日は注目。何かのバッドニュースで梯子が外されたときの反動が怖いですね。こういう皆さんの期待だけでの上り竜の株は。

5.8747豊商事 ○

 あくまでも強いですね。今日でOSCも+3%の35%です。RSIは85%ですが、このOSC値を見れば騰勢が強いのが見えてきます。あと数百円は上がるのではないでしょうか。PERがまだ11倍です。とにかく押し目らしい押し目がありません。

6.6121滝澤鉄工所 ▲

 こういう地合の悪いときは割安の上方修正銘柄の押し目でも買うのがよいかも知れません。NC旋盤など工作機械の老舗メーカーだそうです。会社の沿革を見ると、大正11年創業です。滝澤玉子さんという方が株主に名を連ねておりますので、多分創業者の奥さんでしょうか。いいお名前ですねぇ。創業者の郷里が岡山県の玉島町らしいのですが、この「玉」と玉子さんの符号は、どういう因果なのでしょうね。チョイと興味をそそられます。こういう会社がずっと日本を支えて来たのですよね。ところで、OSCが36%とダイバージェンスしております。某筋によれば目標価格は550円程度ですので、この低OSCからの上昇を期待。

7.8934サンフロンティア不動産 △

 この銘柄、注力中の中古ビル再生がファンドのニーズが強く業績も上方修正です。今日も不動産銘柄が軟調な中、OSCが+6%の44%と伸ばしております。地合が悪いほど、押されてからの反発が期待出来る株ですが、明日も押しに押された所からの反発狙いが良いでしょう。

8.4331テイクアンドギヴニーズ ▲

 この地合でよく踏ん張り、OSCは44%と前日比イーブンです。指数値面からも最低水準に近い所に位置しております。大崩れしないで持ち直していく不思議な株です。この会社、ご存じの結婚式場を全国に展開しているのですが、HPを見て驚きました。何と、施設名にほとんど「迎賓館」という名称がついているのです。迎賓館というのは、外国の要人を迎えるためのものかと思っておりました。こうした臆面のなさがこの会社の成長を支えているのでしょう。

9.2411ゲンダイエージェンシー △

 OSCが+1%の50%とコンバージェンスしました。2月8日の40%からずっと上昇しております。この会社、パチンコホール向けのファイナンス事業にも乗り出したようです。その一環で定期借地権物件の開発など手がける子会社を作り、4月からこの新規ビジネスを開始するそうです。確か、20兆円と言われるこの業界のいファイナンス事業は魅力です。

10.8999グランディハウス ▲

 OSCが43%と5%も上伸しました。2月3日以来の高さです。まだPERも16倍強の戸建て住宅販売会社です。

11.7860エイベックス・グループ ▲

 この株もOSCが前日と同値の41%とほぼコンバージェンスしました。4000円を再度目指す動きを見せるかも知れません。3Qの連結純利益が予想の倍となり業績は絶好調のようです。

12.7277TBK △

 OSCが+2%の49%と更に伸びました。再度高値の918円を目指す勢いです。東京部品工業と昔言っていた会社です。筆者は、まだ300円台から400円程度の時に売買しました。出世したものです。しかしPERはまだ10倍程度です。しかし、TBKと言う名称も、TDKと紛らわしくはありませんか?

以上、9番~12番までは夜9時に追加した分です。
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リバウンド狙いは難しい

2006-02-15 11:46:55 | 株に出会う
今日はNYも無事上げていたことだし、出だしから高めに始まることは予想していました。但し、昨日上げすぎた反動から、寄り付きが天井でその後は、やれやれ売りと昨日買った方々の利益確保の動きに押されることを警戒し、寄り付きでまず4340シンプレックステクノロジーを110Kで売り、少し時間をおいてから、6920レーザーテックを8000円で売りました。

その後、日経のマイナス転落と軌を一にして新興市場もマイナスに転じ、シンプレックステクノロジーは、昨日の買い値の104Kまで下落。レーザーテックも買い値から-20円安まで下落。ここまでは予想したシナリオ通りだったのですが、その後の相場展開が読めませんでした。

結局、両銘柄とも早売りの結果となってしまいましたが、これはこの軟弱な地合では致し方ありません。問題は、切り返しのタイミングでの買い直しができなかったことです。出来高の多い銘柄を見ると、今日は緩やかなVの字での回復です。この切り返しのタイミング把握に失敗しているようです。いくつかの銘柄の分足をきちんと見ていれば、下落からの下抜きの動きが把握できた筈です。

ちなみにシンプレックステクノロジーの動きを1分足で確認すると、9時20分に最安値をつけてから、すぐに切り返しがあり、その後また落とされて9時40分くらい二度目の切り返しがありました。そこからは揉み合うことなく10時には109Kまで一気の回復でした。その後はずっと分足の抵抗線の上に沿っての上昇があり、前場前にこの日の最高値の115Kを付けております。

110Kで売った筆者としては、この動きがきちんと理解できておりませんでした。みっともないことに、既に上昇傾向が顕著になって大量の買いが入り始めた113Kで再度エントリーすることに相成りました。

これでは日計りの難しい取引で勝つことはままなりません。上昇傾向にある株を前日にピックアップするまでは良いのですが、全体の場の読みと、個別銘柄の詳細な値動きから、買いタイミングをきちんと計って入るためのテクニックを磨く必要があるようです。
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