2月15日の市場概況です。
テクニカル用語の簡単解説
・日経先物:OSC50%(-1%)
・日経平均:OSC50%(+3%)
・TOPIX:OSC49%(+2%)
・マザーズ指数:OSC51%(+12%)
・ヘラクレス指数:OSC57%(+12%)
・国債先物:前日比2銭高、OSC43%(+5%)
・日経先物イーブニングセッション:13670円(大証終値比+60円)
・シカゴCME:13575円(大証比-35円
・NYダウ:12348.21ドル、OSC56%(+4%)
・ドル円:107.76円(21銭円高)OSC62%(-2%)
日経平均や先物はともにOSCを50%まで伸ばしております。2月4日の59%を抜く勢いが来週に出るのかどうかが注目点。その2月4日の指数値に対しては、後130円ばかりの上昇で到達します。終値比での240円あまりの差とは異なります。それだけ、この間の上昇力が強かったとも言えます。まずは、日経平均の2月5日の安値13665円が抜けるのかどうかが焦点となります。
対するNYダウですが、昨年始め当たりからデータをとっておりますが、2日連続コンバージェンスという記録が見あたりません。個別株式ではよくあることですが、OSCが上昇しながらも終値が前日比でマイナスとなる現象です。ダウのOSCの直近の高値は、1月31日の64%です。その前は12月26日の58%です。これまでのダウは、OSCのピークが60%台から70%に届いているのが常でした。12月26日の58%はその点で異常値でした。それが、年初からの世界同時株安につながっていたようです。昨年8月8日は更に異常値を示しており、OSCは53%で頭打ちしておりました。そこから8月16日までのダウの急落はご承知の通りです。
今回、ダウのOSCが果たして60%台へと届くのか、ここで息が切れるのかが大きな注目点です。1月22日に12000ドルを割ってから、FRBの必死の利下げやら何やらで、何とかその後は12000ドルをキープしながら、2月13日には12573ドルまで伸ばしておりますが、2月1日の高値の12767ドルには届いておりません。来週の3連休明けからの再度の仕切直しで、12600ドルあたりまで戻してから、更に12700ドルを窺う力があるのかどうか?もし、そうならないで2月13日の高値が戻し高値の限界とされるなら、ここからは再度12000円割れに向かって下落に向かうことが想定されます。この値動きに日本株も大きな影響を受けることと思います。
そのNYの債券市場の今週の動きは、短期ゾーンは追加利下げ期待から利回りが低下(価格上昇)長期ゾーンはインフレ警戒から利回り上昇(価格低下)でした。
日本の長期国債市場は、OSCがずっと30%台でしたが、金曜日に43%にまで伸ばしております。50%台の半ばまでの反転がこれまでの傾向ですので、ここにきてようやくその体勢が整いだしているのが注目点です。(価格が上昇するということは、株式は反落するということになります。)
最後に為替(ドル・円)ですが、金曜日の終値はまだ106.8円をキープしており、直ちに円高に切り返す動きには至っておりません。しかし、OSCは14日の64%から2%下げており円高がじわりじわりと進んでおります。為替のOSCは、70%に届くこともありますが、早ければ60%台の半ばで一旦ピークを打っているのがこれまでの傾向です。この点では、8月8日の63%でのピークアウトからの8月17日までの7円もの円高の進行と相似した動きとなるのかどうか、NYダウとともに注目です。
以上総合すると、今の位置取りは、もう一段の上昇を経ての下落に向かうのか、それともNYダウの息切れが明らかになり(火曜日以降に急落)、それに引っ張られるように、日本の株式市場が水曜日から調整に入るのか、その瀬戸際にあると言えます。各市場の指標を見る限り、水曜日からの調整の公算が高まってきております。日経平均が今年初めて25日移動平均線を越えてきたとして、買いを囃す向きもありますが、そうした皆さんは、グランビルの法則をどう理解しているのか筆者には不可解です。昨年の12月6日と25日からの動きと今は相似しております。両方とも、見事にグランビルの法則通りの値動きでしたね。
テクニカル用語の簡単解説
・日経先物:OSC50%(-1%)
・日経平均:OSC50%(+3%)
・TOPIX:OSC49%(+2%)
・マザーズ指数:OSC51%(+12%)
・ヘラクレス指数:OSC57%(+12%)
・国債先物:前日比2銭高、OSC43%(+5%)
・日経先物イーブニングセッション:13670円(大証終値比+60円)
・シカゴCME:13575円(大証比-35円
・NYダウ:12348.21ドル、OSC56%(+4%)
・ドル円:107.76円(21銭円高)OSC62%(-2%)
日経平均や先物はともにOSCを50%まで伸ばしております。2月4日の59%を抜く勢いが来週に出るのかどうかが注目点。その2月4日の指数値に対しては、後130円ばかりの上昇で到達します。終値比での240円あまりの差とは異なります。それだけ、この間の上昇力が強かったとも言えます。まずは、日経平均の2月5日の安値13665円が抜けるのかどうかが焦点となります。
対するNYダウですが、昨年始め当たりからデータをとっておりますが、2日連続コンバージェンスという記録が見あたりません。個別株式ではよくあることですが、OSCが上昇しながらも終値が前日比でマイナスとなる現象です。ダウのOSCの直近の高値は、1月31日の64%です。その前は12月26日の58%です。これまでのダウは、OSCのピークが60%台から70%に届いているのが常でした。12月26日の58%はその点で異常値でした。それが、年初からの世界同時株安につながっていたようです。昨年8月8日は更に異常値を示しており、OSCは53%で頭打ちしておりました。そこから8月16日までのダウの急落はご承知の通りです。
今回、ダウのOSCが果たして60%台へと届くのか、ここで息が切れるのかが大きな注目点です。1月22日に12000ドルを割ってから、FRBの必死の利下げやら何やらで、何とかその後は12000ドルをキープしながら、2月13日には12573ドルまで伸ばしておりますが、2月1日の高値の12767ドルには届いておりません。来週の3連休明けからの再度の仕切直しで、12600ドルあたりまで戻してから、更に12700ドルを窺う力があるのかどうか?もし、そうならないで2月13日の高値が戻し高値の限界とされるなら、ここからは再度12000円割れに向かって下落に向かうことが想定されます。この値動きに日本株も大きな影響を受けることと思います。
そのNYの債券市場の今週の動きは、短期ゾーンは追加利下げ期待から利回りが低下(価格上昇)長期ゾーンはインフレ警戒から利回り上昇(価格低下)でした。
日本の長期国債市場は、OSCがずっと30%台でしたが、金曜日に43%にまで伸ばしております。50%台の半ばまでの反転がこれまでの傾向ですので、ここにきてようやくその体勢が整いだしているのが注目点です。(価格が上昇するということは、株式は反落するということになります。)
最後に為替(ドル・円)ですが、金曜日の終値はまだ106.8円をキープしており、直ちに円高に切り返す動きには至っておりません。しかし、OSCは14日の64%から2%下げており円高がじわりじわりと進んでおります。為替のOSCは、70%に届くこともありますが、早ければ60%台の半ばで一旦ピークを打っているのがこれまでの傾向です。この点では、8月8日の63%でのピークアウトからの8月17日までの7円もの円高の進行と相似した動きとなるのかどうか、NYダウとともに注目です。
以上総合すると、今の位置取りは、もう一段の上昇を経ての下落に向かうのか、それともNYダウの息切れが明らかになり(火曜日以降に急落)、それに引っ張られるように、日本の株式市場が水曜日から調整に入るのか、その瀬戸際にあると言えます。各市場の指標を見る限り、水曜日からの調整の公算が高まってきております。日経平均が今年初めて25日移動平均線を越えてきたとして、買いを囃す向きもありますが、そうした皆さんは、グランビルの法則をどう理解しているのか筆者には不可解です。昨年の12月6日と25日からの動きと今は相似しております。両方とも、見事にグランビルの法則通りの値動きでしたね。