株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(2.22.08)

2008-02-21 20:34:00 | 明日のモニタリング銘柄
テクニカル用語の簡単解説

最初にOSC4層分析です。

注:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

1月11日(-277円)①133件②19件 ③9件  ④43件
1月15日(-138円)①155件②11件 ③8件  ④30件
1月16日(-468円)①97件 ②58件 ③21件 ④28件
1月17日(+279円)①5件  ②12件 ③171件④16件
1月18日(+78円) ①4件  ②15件 ③154件④31件
1月21日(-535円)①26件 ②4件 ③6件  ④167件
1月22日(-753円)①179件②17件 ③5件  ④2件
1月23日(+256円)①12件 ②10件 ③143件④37件
1月24日(+264円)①5件  ②17件 ③169件④12件
1月25日(+536円)①5件  ②6件 ③181件④12件
1月28日(-541円)①114件②4件 ③7件  ④76件
1月29日(+391円)①17件 ②1件 ③48件 ④134件
1月30日(-133円)①46件 ②45件③63件 ④45件
1月31日(+247円)①8件  ②49件③135件④7件
2月1日 (-95円) ①31件 ②28件③66件 ④74件
2月4日 (+363円)①30件 ②5件 ③118件④60件
2月5日 (-114円)①61件 ②17件③41件 ④84件
2月6日 (-646円)①117件②36件③23件 ④26件
2月7日 (+108円)①65件 ②10件③43件 ④85件
2月8日 (-190円)①80件 ②37件③37件 ④50件
2月12日(+5円)  ①104件②7件 ③48件 ④44件
2月13日(+46円) ①38件 ②18件③79件 ④65件
2月14日(+558円)①8件  ②1件 ③136件④57件
2月15日(-4円)  ①14件 ②26件③128件④34件
2月18日(+13円) ①12件 ②33件③114件④43件
2月19日(+123円)①40件 ②17件③65件 ④80件
2月20日(-448円)①122件②30件③18件 ④33件
2月21日(+378円)①12件 ②7件 ③132件④51件

①が減って③が急増し、②は減っておりますが、今日のそのパターンに比較的近いのが1月23日です。24日、25日と上げておりますので、このまま推移すると、明日もそのままの上げ基調が続くのではないかと思います。

テクニカルにも、筆者がトラッキングしている「乖離幅」条件を満たすものが結構な数に及んでおります。これは1つの上げパターンですので、今晩のNYダウが不測の事態で失速しない限り、少なくとも明日の前場は上昇傾向ではないかと思われます。

円高も進行していず、国債先物価格は下落(金利は上昇)に向かっており、欧州市場は今のところ堅調。大証イーブニングでも波乱もなくといったところです。

そこで、明日のモニタリング銘柄は、その乖離幅条件から、出遅れ銘柄、或いは反発期待銘柄として下記の候補を挙げることとします。

1.4293セプティーニ
 乖離幅3K、OSC37%→46%、+9K終了。売買判断指数131%

2.7897ホクシン ○
 乖離幅4円、OSC36%→40%、+3円終了。売買判断指数120%

3.3107ダイワボウ
 乖離幅1円、OSC49%→52%、+9円終了。売買判断指数133%

4.3774インターネットイニシアティブ
 乖離幅10K、OSC43%→48%、+2K終了。売買判断指数188%

5.3858ユビキタス ◎
 乖離幅4K、OSC32%→35%、+1K終了。売買判断指数22%

6.5333日本碍子 ○
 乖離幅25円、OSC35%→38%、+60円終了。売買判断指数138%

7.8697大証 ▲
 乖離幅+10K、OSC53%→57%、+4K終了。売買判断指数71%

8.5302日本カーボン
 乖離幅6円、OSC47%→53%、+10円終了。売買判断指数125%

9.8086ニプロ
 乖離幅25円、OSC51%→55%、+5円終了。売買判断指数122%

10.7202いすゞ自動車
 乖離幅2円、OSC53%→56%、+15円終了。売買判断指数144%

11.4543テルモ
 乖離幅60円、OSC45%→47%、+100円終了。売買判断指数106%

12.6849日本光電工業 ○
 乖離幅30円、OSC35%→45%、+70円終了。売買判断指数187%

13.6666リバーエレテック
 乖離幅4円、OSC25%→28%、-3円終了のコンバージェンス、売買判断指数100%

数字の見方:

乖離幅は値が大きいほど良い。
OSCは低い値からの上昇幅が穏当なものが良い。
前日比終値はプラスが小さいものほど上げ余地が大きい。
売買判断指数は小さいほどよい。

こうした尺度で、お気に入りの銘柄を明日はモニタリングすると、思わぬ収穫が得られるかも知れません。参考までに、久方ぶりに筆者なりの見方で13枠の各馬のレースに対する予想をしてみました。
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市場概況(2.21.08)

2008-02-21 19:33:32 | 市場概況
2月21日の市場概況です。

・日経先物:OSC52%(+6%)
・日経平均:OSC53%(+3%)
・TOPIX:OSC49%(+2%)
・マザーズ指数:OSC58%(+2%)
・ヘラクレス指数:OSC59%(+1%)
・国債先物:前日比67銭安、OSC41%(-8%)
・日経先物イーブニングセッション:13690円(大証終値比変わらず)
・NYダウ:12284.3ドル(-143ドル)、OSC46%(-10%)
・シカゴCME日経先物:13535円(大証比-155円)
・ドル円:107.5円(80銭円高)OSC54%(-9%)

日経平均、先物ともに20日の下落をリカバリーした感がありますが、SOCではまだ19日のそれよりもアンダーしております。これは他の市場についても全て同じです。

国債先物のOSCは逆に8%落としており、50%台に届くことなくこのまま下落に向かうのかどうか? 過去の例からは一旦落としても、その後日を置かずに50%台は達成しているようです。まだ、これで株式市場がこのまま立ち直ったとは断定できないところです。

そのあたりの予想は、OSCの4層分析でもう少し詰めたいと思います。

なお、昨晩のNYダウのOSC56%は、2月15日のそれに並んでおります。ここを今晩抜けるかどうかが当面の試金石となります。

まあ、ドル円がレンジで動いている間は、そう大きな波乱には至らないと考えます。

この時間での世界の主な動きは、

1.ユーロ圏のGDP成長見通しは2.2%から1.8%に下方修正
2.ユーロ圏のインフレ率見通しは11月の2.1%から2.6%に上方修正
3.欧州株はすべてプラス圏で推移
4.英国の小売売上高が予想以上の伸びでポンドが買われる
5.金の現物が950ドルを突破し最高値更新
6.ソシエテ・ジェネラルの4Q純損失は33.51億ユーロで予想通り

このようになっておりますが、ネガティブなニュースはないようです。今晩の2月のフィラデルフィア連銀景況指数が注目されるところです。NYダウはこの結果次第か。

明日のモニタリング銘柄は別稿にて。

NYダウが下げました。景況指数が-24で前回の-20を更に下回ったことが主因。ドル・円もOSCが急落。このまま107円割れに突き進むのかどうかが今後の焦点。
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ジンクスが生きる

2008-02-21 11:36:11 | 株に出会う
またしても、日経平均が前日安値を割り込んで大きくマイナスして終わった翌日に反転しました。しかし、これは1月21日、22日の「世界同時株安」以後について言えることです。この時にFRBがとった緊急利下げの麻薬効果が功を奏している感じですね。

その副作用としての資源への投機資金の流入は、昨年の利下げの時と同じパターンです。ドルの価値が下がれば、その分、現物資産としての商品やゴールドは相対的に上がるのは理の当然かと。

それにしてもECBは立派と言うのか先見の明があるというのか、GDPに対する赤字財政比率3%といい、1つ筋の通った経済・財政運営をしております。筆者は、ここまでFRBが金利を下げる過程で、ECBも1回ぐらいは利下げをすると思っておりました。ヨーロッパ短期金融市場に異変が起こったのが昨年の11月末でした。欧州銀行筋は一斉に悲鳴を上げての金融緩和の合唱でした。

結局は、ある種の哲学を持って事態にあたるのと、目先の成り行きに惑わされてフラフラと金融政策を変えるのと、どちらが最終的に市場に信認されるのか、これで明らかになったとも言えます。

ジム・ロジャーズは、昨日のテレビ東京での短いインタビューで、今のサブプライム・モーゲージを巡っての混乱は、明らかにFRB(グリーンスパン)が金利を下げすぎたことにあると言っておりました。その昔の日銀の誤りでのバブルの発生と同じ愚を、中央銀行がまたしても繰り返したと。しかし、今回のバブルは日銀の超低利のお金が世界を駆けめぐってサポートしたのも事実でしょう。

そのジム・ロジャーズが3-4年前に来日した時、これからは商品の時代と、明確に10年単位での世の中の変化を説いておりました。それがきっかけで筆者は、乏しい資金からグラム1400円前後で停滞していたゴールドをせっせと買い集めたものです。それが今のインフレヘッジに役立っております。

こうしたマクロの経済認識がこれからの世を生きる上では、極めて重要であることは言うまでもありません。

今まで仕事一途に来ていた、リタイアーする団塊の世代の皆さん、是非、こうした意味でのファイナンス・リテラシーを一刻も早く身につけて下さい。

といった偉そうなことを言える身分ではもとよりありませんが、株というのは本来博打性が大きな遊び?(継続的に勝てば、趣味に変身か。)です。典型は筆者の家人。

昨日、悪い地合をもろともせず、8508イッコーという聞いたことがない仕手株を115円近辺で2つ仕込んでおりました。それを今朝の駆け上がりで135円で売ってしまったのです。結果は見事なものですが、朝一番の107円辺りまでの篩い落としは、朝寝坊のためパソコンがまだ休眠状態だったため、狼狽売りは結果的に回避し、その後の最高値までの買い上がりで、いつも通りに「欲を掻かず」(本人の弁)に見事に利確したというものです。

しかし、こうした彼女にとっての偶然の巨利?は、年に数えるほどしかありません。この株の前場の動きを見てみて下さい。その後94円まで落とされております。ほんの短時間での勝負だった訳です。これがしかし彼女の眠れる賭博根性をいたく刺激し過ぎたようです。その後の前場の停滞した相場では、もうやることがないらしく、既に蝉の抜け殻のような状態です。いつもは逆の場合が多いのですが、その場合は、オケラ街道を歩きすぎての蝉の抜け殻と相成ります。今日はこちらよりも良いか??

前場はまさに膠着状態です。落ちてくるのを待っていても、上空に浮遊したままの状態ですから、買い上がりもありません。かといって、それ以上に大きく売り込む動きもありません。つまり、下で待っていても、単に成り行きで「捕虜」にとられるようなものです。その後の身の処遇については、当局がまだ結論を出していないのです。

前場はその捕虜に、またしても9843ニトリでなってしまいました。(9843=悔しさ一杯です。)篭の鳥のままでは居心地が悪いので、保釈金20円を払って自力で篭から脱出はしましたが、昨日も捕まっているのに、またしても同じ鳥の篭になるとは、筆者も全くもって間抜けです。家人の壮挙を今日は褒めてやらねばなりません。また、後場は何とか、その徒手空拳の度胸を見習いたいものです。
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