株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

そろそろ限界か?

2008-02-01 11:27:38 | 株に出会う
今日の事前の値動きの予想は、シカゴCMEあたりで寄り付き、その後少し伸ばすも、そこからは利確の動きに晒されて、下げ基調を辿るというものでした。

ところが、昨晩のNYダウが引けてからの、例のモノライン各社の格下げやらGoogleの決算が予想を少し下回ったやらの悪材料が出ていたため、寄り付きではシカゴCMEよりも160円も安く始まってしまいました。

こうなると、本来なら少々の軌道修正をしなければなりませんでした。つまり、朝の寄り付きはチョイと悲観論が勝ちすぎと見て、その後はシカゴCME価格へ鞘寄せされるのではないかと。結果はその13660円というシカゴの価格にタッチしてからの下落です。

しかし、これは後から振り返っての解説であり、今日は寄り天との意識が強すぎたため、多少安く始まっても、既に特買いで始まっているような銘柄に手をつけるのは躊躇われますし、じっとしている銘柄は今日はこの後落ちるのではないかと、勝手に疑心暗鬼になったりしているうちに、30分もすれば今日のピークへの到達で買い場を逸してしまいます。9時半頃の先物の高値から10時過ぎまでの下落の過程で、ほとんどの特買い銘柄は値を崩しておりましたが、筆者が見ている中では、唯一じり高を辿っている銘柄がありました。2766日本風力開発です。

このサインを久方ぶりにこの銘柄の監視に入っていたせいか、見落としてしまいました。まあ、いつもながらのことですが、場の状況に気を取られすぎると一瞬の動意づきのタイミングでも、高値掴みのリスクの方を感じてしまうものですね。

しかし、テクニカルにはある状況のもとでは、1日程度の間を置いて反発に転じることが確認されたのが、せめてもの収穫か。6330東洋エンジニアリングの今日の反発を前日に分かったのも収穫。これが前日比で+3円ぐらいに大人しく始まってくれれば乗れたものを、特買いが解けるのに25分もかかり、その段階で先物がピークを打っていたのでは、これは見送らざるを得ませんでした。

いずれにしても、昨日はドレッシング買いとやらで、やたら上げております。今日、後場に更に上げるようだとこれは今の相場環境では異常事態かと思います。

昨年12月6日ごろのピークからすると、OSCは先物で+6%の52%へと、日経平均も+1%の57%へと伸ばしております。ここから先は、皆さんが見ている25MAラインの14000円越えのエネルギーがないと、OSCでも12月の時のピーク値には到達しません。後500円弱です。アメリカの雇用統計(注)が今晩出るという週末のタイミングで、しかも月末のドレッシング買いでたんまりと仕込んだ玉を、利確しないでそのまま週末を越えるとは思えません。

まあ、このような中途半端な位置取りの相場では、ほどほどに楽しむ程度にしておいた方がよろしいのではないかと思います。

しかし、この日本風力開発。考えてみると、風を起こすのが商売の株ではなく、風を利用するのが本来の商売の筈でした。にもかかわらず、今日のようなベタ凪に近い日に自ら風を起こしてしまうとは、これは意表を突かれました。もう、今からでは多分駄目でしょう。何となれば、風車にはもう既に定員を超える方々がしがみついているようなのです。そこに新たな人間がぶら下がれば、ひょっとすると大事な羽根がポキリと折れるかも知れません。昨年オランダで見たので分かりますが、意外と風車の羽根というのは大きいのです。それにしても、ぶら下がり定員はいいところ、かなりの小人(1口株主のような方々を言う)を集めても、1つの羽根に100人程度が限度かと。既に1700人がこの風車にトライしておりますので、売買半々として、800人以上がまだ回っております。いかにも密集しすぎです。放置しておいても、そのうち目が回って落下する方が出そうな状況にあります。

また、くだらないことを書いてしまいました。日本風力開発のことは水、いや風に流して下さい。

注)この雇用統計、悲観論が大勢を占めておりますが、ADP雇用サービスという先行指標は、1月に大方の予想の3倍の13万人だったようです。先日のフィナンシャルタイムズの記事(1月31日のモニタリング銘柄の記事参照。)とも合わせて見ると、ひょっとするとこれが来週の起爆剤となるのかも知れません。
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