今日の「休日のバッハ」は、カンタータ198番(「候妃よ、さらに一条の光を」)より冒頭の合唱です。
このカンタータは追悼頌歌と題されているとおり死者のための追悼音楽です。
先週に続いて、この曲を東日本大震災で亡くなられた方々とそのご家族、そして今なお福島第一原発でまさしく必死の復旧作業にあたっている多くの人々に捧げます。
このカンタータは教会カンタータではなく、いわゆる世俗カンタータということになっておりますが、まさに世俗カンタータの中では第一級の傑作ですね。
題名にある「候妃」とは、ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世の妻であるクリスティアーネ・エーベルハルディーネのことです。1727年に彼女がこの世を去った際、ライプチッヒ大学の青年貴族から依頼されて、追悼式のためにバッハが作曲したのがこの曲です。今から284年も前のことです。初演はもちろん、ライプチッヒ大学付属のパウル教会。
冒頭の合唱だけにしようと思いましたが、第8曲のテノールのアリアがこれまた大変素晴らしいので、一緒にお贈りします。
この合唱とアリア、追悼式の音楽にしては内心から魂が鼓舞され勇気を奮い起こされるような旋律が与えられており、筆者のお気に入りの1つです。
演奏はベルギーのリチェルカール・コンソート(Ricercar Consort)です。1980年に若き日のビートルズのような風貌をしたフィリップ・ピエルロが創設。
いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。
このカンタータは追悼頌歌と題されているとおり死者のための追悼音楽です。
先週に続いて、この曲を東日本大震災で亡くなられた方々とそのご家族、そして今なお福島第一原発でまさしく必死の復旧作業にあたっている多くの人々に捧げます。
このカンタータは教会カンタータではなく、いわゆる世俗カンタータということになっておりますが、まさに世俗カンタータの中では第一級の傑作ですね。
題名にある「候妃」とは、ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世の妻であるクリスティアーネ・エーベルハルディーネのことです。1727年に彼女がこの世を去った際、ライプチッヒ大学の青年貴族から依頼されて、追悼式のためにバッハが作曲したのがこの曲です。今から284年も前のことです。初演はもちろん、ライプチッヒ大学付属のパウル教会。
冒頭の合唱だけにしようと思いましたが、第8曲のテノールのアリアがこれまた大変素晴らしいので、一緒にお贈りします。
この合唱とアリア、追悼式の音楽にしては内心から魂が鼓舞され勇気を奮い起こされるような旋律が与えられており、筆者のお気に入りの1つです。
演奏はベルギーのリチェルカール・コンソート(Ricercar Consort)です。1980年に若き日のビートルズのような風貌をしたフィリップ・ピエルロが創設。
いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。