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市場概況(3.14.11)

2011-03-15 07:09:15 | 市場概況
3月14日(月)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。 下に14日の海外市況

◆日経先物:9460円(-710円)OSC28%(-7%)2月21日のOSC65%、終値10870円から下落に転じる。RSIは22%(-10%)
◆日経平均:9620円(-634円)OSC25%(-10%)3月4日のOSC54%、終値10694円から下落に転じる。RSIは26%(-7%)
◆TOPIX:847(-69)OSC21%(-11%)3月1日のOSC53%、終値964ポイントから下落に転じる。RSIは23%(-11%)
◆マザーズ指数:410(-85)OSC25%(-18%)3月7日のOSC67%、終値517から下落に転じる。RSIは27%(-16%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:82.54%(-10.4%)-3月14日現在。
 マザーズ:85.43(-8.1%)-3月14日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率0%(-4%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率99%(+17%)

今日の後場はツイッターでも宣言したとおり、この大災害に抗して値を飛ばす銘柄のうち、6301コマツの空売りに徹しました。しかし、尾っぽと頭を掴まえるのは意外に困難であり、4戦とも我慢して利益は取ったものの、不満が残るトレードでした。

これまで我が世の春を謳歌していた新興市場の無茶苦茶買い上がり銘柄ほど、大きく売られておりますね。マザーズ指数の85ポイント安というのは、2009年初頭からの記録にはありません。2009年7月13日でも42ポイント安。

また、余震でかなり揺れております。築22年の古家のガタによる揺れとは些か異なる揺れです。

先物も引けにかけて大きく下落。原発と地震の行方がはっきりしない限り、日本株式市場も地盤沈下をしばらく続けざるを得ないのかも知れません。

10DLMAを上回っている銘柄はたったの1つ。それは1540純金上場信託です。日頃、金関連の銘柄を3つばかりトラッキングしておりますが、これまで決して名前が出なかった銘柄です。

持ち越しはもちろんゼロ。

明日のモニタリング銘柄は休みます。これだけ全面安だとモニタリングも糞もありません。下品な表現で失礼!

以下は14日の海外市況

◆ドル・円:81.63円(-34銭)OSC39%(-1%)3月10日のOSC48%、82.94円から短期円高へと切り返したか?。 RSIは36%(+-0%)
◆ユーロ・ドル:1.399ドル(+0.009ドル)OSC56%(-1%)3月10日のOSC55%、1.38ドルから短期ユーロ高に転じたか?RSIは69%(+6%)
◆USドルインデックス:76.31(-0.47)50MA(78.11)に2月14日頃に近づいた後下落傾向続くも、切り返しの動きから下落中。
◆米10年債利回り:3.4%(-0.06%)50MA(3.48%)近辺で揉み合いから低下。(11日現在)
◆米3ヶ月国債:0.08%(+-0.00%)対10年債スプレッド:3.32%(11日現在。3%切ると要注意。)
◆NYダウ:11993ドル(-51ドル)OSC48%(+2%)RSIは42%(+4%)2月18日の81%、終値12213ドルから下落中。
◆Nasdaq:2701(-15)OSC50%(-3%)2月18日のOSC78%から下落中。RSIは42%(+6%)
◆上海総合:2938(+4)OSC68%(+8%)3月9日の72%より下落に転じる。RSIは66%(+16%)
◆VIX指数:21.13(+1.05)50MA(17.97)と200MA(21.81)の間での激しい振幅から200MAを一時抜く。
◆WTI原油先物:102.12ドル(+0.45ドル)50MA(92.99ドル)を一気に抜き去り高値更新から下落気味。
◆CRB指数:350.61(-1.27)50MA(340.78)を大きく抜けて上昇し、乖離幅のほぼ上限に達して反落中。
◆NY金:1426.1ドル(+8.9ドル)50MA(1379.43ドル)を回復し過去最高値レベルからの反落中。
◆バルチックドライ指数:1559(-3)50MA(1334)から遙か下方へと下落した後、10日続騰から3日反落後の11日連続の反発で、ついに50MAを綺麗に抜き、小反落。
◆シカゴCME(円建て):9375円(-85円)

NY株は日本の大震災が世界の経済に与える影響が見定めることができないことから反落。福島第1原発2号炉がまずいことになりかけております。燃料棒を冷やすための最後の手段の海水注入がうまく行かないとのこと。蒸気を逃して注入すると海水が徐々に貯まる筈ですが、それがどこかから漏れているため一向に貯まりません。このまま行くと、再核分裂を引き起こす臨界反応が起きる可能性まで出てきております。燃料棒が剥きだしの空だき状態が既に数時間。政府はついに東電内に統合対策本部を設置。菅首相は国際社会(特にIAEA)に対してこの問題に関する援助を求める事態にも発展。
(どうやら、東電はこの国家的な危機に対して、未だ十分な人手を投入していないらしい。-朝のNHKニュース)

なお、リーマン・ブラザーズのストラテジー責任者は、日本が復興資金調達のため保有する米国債の売却に動くかもしれないと伝えております。これを機にそれが実現できるとしても、米国債売却=円高昂進とはならない見通しを示しておりますが、今回は阪神・淡路大震災の時と違って、ここまで財政状態が「臨界点」に達している以上、むしろ徐々に円が売られるのではないかと見ております。
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3月14日(月)のつぶやき

2011-03-15 02:28:56 | 株に出会う
09:01 from web
フィスコの本日の想定レンジは上限9900-下限9700円とのことですが、今の気配値は9400円台。阪神大震災の時の1週間の下落率に匹敵。
10:26 from web
株式市場はやっと落ち着きを取り戻した感じですが、復興関連の福田組などがストップ高買い気配に対して、原発関連、日本製鋼所などストップ安売り気配と好対照。コマツや日立建機も上げております。原発関連はかなりの打撃でしょうね。
11:06 from web
前場終了段階の10DHMA超の銘柄数%は6%(+2%)、10DLMA未満の銘柄数%は91%(+9%)です。強気銘柄が増えているのは意外。と思ってデータを調べたら、東電やJR東日本は取引が成立していないので◎がついておりました。◎は13銘柄。それを差っ引くと何と0%に。当然か。。。
11:12 from web
リーマン・ショックの時はトレードはやる気満々でしたが、今回は、どうも気が進みません。特に福田組などの震災関連銘柄は見る気もしません。やはり、このような大災害の時に株で稼ごうとの気持ちにある種の不純が。やるとしても、震災銘柄で上げているのを空売りしたいと思います。まだ余震続く。
by mariomariot on Twitter
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