株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

新興市場は水平飛行に

2006-11-28 11:45:05 | 株に出会う
昨日のブログに書いたように、新興市場は、NYがまた大幅に下げようが、日経が下げようが、その時は下で買うチャンスとばかりに買いが入ります。完全に買い方有利の状態です。

新興市場の両指数はジリ上げの展開ですが、マザーズ指数のOSCは53%(+7%)、ヘラクレス指数も+4%の55%です。マザーズ指数の直近の最高値は10月23日の67%、ヘラクレス指数も同じ日の73%ですから、もうここまでくれば、離陸した地点(11月22日の安値)への後戻りはないでしょう。

しかし、紆余曲折を経ながらも、上記の最高値への上昇を続けるでしょうが、後10%程度の上昇で、上げの燃料が尽きてしまうと考えておいた方が良さそうです。

前場は持ち越しの8882ゼファーを、昨日のパラカよりか我慢しての269K売りだけでした。分足をご覧いただければ分かりますが、10時過ぎに25本線の269Kに触れる瞬間がありましたが、この時に手放してしまったのです。チョイと登り方が急だったこともあります。そして、この株の今日の第一目標の上げ目安は11月20日の安値の268Kでした。これを割れば売りというスタンスが正解でしたが、人間ですから先が読めません。つい先手先手で利が乗っている場合は先んじるようです。いずれにしてもミクロな動きとマクロな動きの読み方が大切ですが、ミクロな読み方の精度を上げればマクロな動きに追随出来る訳でもありません。マクロな動きが読めたとしても、個別のミクロな動きは気まぐれなものです。これだから、何も武器を持たずにあるいは自分なりの相場観を持たずにこの市場に参入する方は、まず当初のまぐれ勝ちはあっても、それが何年も続かない訳ですね。筆者はちなみにこれまでのやり方のチューニングのお陰で、昨年よりもパーフォーマンスは5割方は上がっておりますので、このような「失敗」は良しとしなければなりません。売りはほとんどなしという条件です。
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明日の注目銘柄(11.28.06)

2006-11-27 20:42:50 | 明日のモニタリング銘柄
今回の新興市場の動きには意表をつかれました。筆者が底打ちしたと「宣言」した11月22日からは着実な上昇基調です。日経先物の動きもへったくれもありません。マザーズ指数は今日であの底値から100ポイント近くの上昇。ヘラクレス指数も同様です。3番底の心配をしたのは一体全体何だったのでしょうか?もう少し、テクニカルな動きを信頼すべきでした。

かといって、これから一直線に戻すほど相場はお人好しではありません。しかし、トレンドには誰も逆らえません。一旦、ドルを売って円を買い決算対策をしたと言われるヘッジファンドが今度は、その円を使っての世界的な株高への出遅れ銘柄の日経を買うのは、何ら不思議なことではありません。しかし、これまでNYダウがなぜ買われてきたかを考えれば、来期ベースでPER16倍という、日経よりも割安であることが大きく寄与していると思います。それに対して日経が来期の見通しが保守的だったことが外国人からの買いが入らなかった1つの理由でしょうね。

今日も出遅れ銘柄には買いが入りました。その観点からの明日の注目銘柄です。

1.プロデュース
 今日不発に終わるも。OSCは+5%の58%と上昇。明日は793K超えで戻すでしょう。

2.6159ミクロン精密
 こういう地味株は取り残されるもの。OSCは3日連続34%と低位です。

3.3770ザッパラス
 上方修正で9000株近くの出来高があったのは11月8日でした。そこからはザッパラスの名の通りの放置状態。少しは目をかけてやっても良いのでは。

4.3814アルファクス・フード・システム
 この株が伸び悩んでいるのは、下落相場局面でも上げ期待と下げ渋りが拮抗していたためでしょう。それでもOSCはやっと+1%の33%となり、浅い底を打った感があります。明日、このところの安値の226K割れまで行かなければ、そろそろ、次の上昇局面に向かって動き出すかも知れません。実はこういう局面で有効かどうか今一つ安心できませんが、乖離幅が何と-15Kにも拡がっております。231Kの株価にしては大きいのです。それだけ底堅かったということです。

5.3030ハブ
 この株、一時100万円を超えていたのですから、株というのは分からないものです。たかが英国風のパブの会社がなぜそこまで買われなければならないのか。やっとPERも26倍あたりまで落ち、これなら普通の水準でしょうね。出来高もやっと3桁に乗せてきました。OSCはまだ+9%の39%です。押し目を待っての買い。

6.4764デジタルデザイン
 不思議な株に成り下がりました。凹凸が激しいのは本業は好調ですが、特損処理のため業績がチョイと悪いのが原因です。しかし、その特損はこの会社のせいではなさそうです。その解決交渉の決着がついたというニュースはまだありませんが、もし解決すれば、株価は大きく跳ね上がるかと思います。取り上げたのは、133Kあたりを底にして、上にもしたにも行かないため、当面のテクニカルな姿が少々よく見えるためです。これも乖離幅がまだ-6Kです。この反転相場では珍しいのです。しかし、上述の理由が絡んでいるため呉々もトレードは慎重に。

7.6777santec
 来期黒字化を目指すというもののまだ赤字です。4-6月期が良かっただけに失望売りでこのところ下げております。しかし、形の上では反発体勢が今日で出来ました。さて明日以降はどうなるか注目。逆張りなので注意。

8.6786リアルビジョン
 もう1つ逆張り。しかしこちらは」11月6日に中間期の上方修正をしておりあます。そこから105Kまで落とされての109Kです。蓋があったりしますので、勢いについていくことが大事ですが、出来高が少ないうちは手がけづらい特異な株。社名も特異です。リアルビジョンの反対語は? 日本語で「悪夢」かも。

9.8894原弘産
 24日にOSC38%をつけて、今日は引けに大きく切り返し。まだ安い。

10.8882ゼファー
 これも買いは多いがなかなか上がらず。しかし、21日のOSC27%を底に今日は前日比+3%の31%と手頃な水準です。プラ転していれば勢いがついた筈。

11.1766東建コーポレーション
 今日はずっと監視しておりましたが、揉み合いながらもプラ転したことは評価できます。OSCもまだ+1%の30%です。ここで底打ちとなれば大きく伸びる筈ですが、さて明日の勢いはどうか?

12.6730アクセル
 一人取り残されているのがこの株。なぜか理由不明。テクニカルには、前回はRSIがシングルまで行っておりましたが、今回はまだ?10%です。明日あたりシングルに落ちれば何か起こるかも知れません。とりあえず監視体制だけ怠らないようにしたいと思います。

13.5218オハラ
 今日上げすぎた感があります。明日の押し目狙いです。やっと低迷期を脱出したか?OSCが+9%の42%はチョイとはしゃぎすぎです。

14.7860エイベックス
 チョイと逆張りで面白いのがこの株。11月2日に6億円の損失の決算予想を出したにもかかわらず、材料で尽くしとやらで翌6日には115円も上げたのにはビックリしました。ところがじわじわと影響が出てきたのか、その後は20日の大幅下げを挟んで、11月2日の終値から430円も下げました。しかし、OSCは2%コンバージェンスし、乖離幅は何と-360円もあります。RSIも10%です。押したところは相変わらず買い上げれられている様子です。そろそろ買い戻しも期待出来る水準かと。赤字会社なのでくれぐれも注意。

15.5727東邦チタニウム
 22日のOSCを2%上回っての+80円です。乖離幅も-240円もあります。このあたりを評価して明日続伸していくのか注目です。

以上です。順張りならこれ以外に沢山ありますので、何もこれらの偏屈銘柄に注目する必要は毛頭ありません。そのあたりはお好みの銘柄で勝負されんことを、最後に申し添えておきます。筆者は元来逆張りが好きなものですから、あまり注目されない段階から目を付けておきそれが花開くのを見るのが楽しみです。今日の4809パラカのように。しかし、早売りして「バカカ」と言われそうです。
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先物に振り回されるのはやめられないか

2006-11-27 11:19:42 | 株に出会う
シカゴの日経225先物が安く終わっていましたので、今日の先物もほぼシカゴの値段で始まりました。それにつれて新興市場株も大きく下落して始まるかと思えば、持ち株も含めてそれほどでもなくスタート。

しかし、今日の先行きは微妙な位置にあるとの解釈から、持ち越し株はすべて寄りつきに売りました。

その後の動きを見ていると先物が急激に切り返し、新興市場もそれに合わせるように寄り底のような雰囲気での上昇でした。うまく波長が合わないものですね。

改めてマザーズ指数、ヘラクレス指数を眺めると、11月22日の安値からの切り返しは鮮明です。OSCも40%台に両方とも乗せました。但し40%台は騙しの可能性があるのがこのオシュレーターの弱点です。このままじり高を辿れば50%台には到達することとなりますが、そこまで続くかどうか。

前場終了間際には先物の下落に合わせて、新興銘柄も利確の動きに入る様子が窺えました。まだ足腰はふらついているようです。

筆者は新興とか東証に関係なく、テクニカル妙味のある銘柄をいくつか監視しております。切り返し基調が鮮明ならば、この段階では持たざるリスクが出ますのでいくつか仕込む予定です。
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明日の注目銘柄(11.27.06)

2006-11-26 14:26:55 | 明日のモニタリング銘柄
今の株価ポジションは、またしても下落、上昇のボーダーライン上にありますが、どちらかというと下降傾向に向かおうとしているようです。もし明日の市況が安く始まり、ドンドン下降するようなら、買いポジションを持ち続けるのは危険です。次の三番底が見えない限り、途中で損切りする羽目になるかも知れません。

明日の注目銘柄です。

1.6263プロデュース
 11月20日でOSC、RSIとも底打ち気配。貸借銘柄、出来高に注意。

2.3371ソフトクリエイト
 11月2日に四季報通りの来期決算を発表してから調整。OSCは3日連続上昇中で切り返した模様。これも人気薄株ですので注意。

3.8914エリアリンク
 日興シティが目標価格93Kに掲げて新規格付をしたのが11月14日。その後何故か押されて、金曜日はストップ高。OSCはまだ+1%の43%で指数値もその14日からまだまだ下です。出来高も増えております、押し目での買いチャンス待ち。

4.2384SBS
 金曜日の注目銘柄ですが引き続き注目。やっと最悪期を脱出した感がありますが、ここからまた地合に押されるようだと、さらに底沼に転落することもあるので注意。

5.5384フジミインコーポレーティッド
 狭いレンジですが、明日の押し目の3100円前後での買い。

6.2811カゴメ
 割安感がないとの一言で、どんどんと落とされてきましたが、テクニカルにはそろそろでしょう。11月10日のOSC39%が底打ちです。今は47%で、終値比約50円安です。押し目があるでしょうから、最悪1500円~1510円程度の下落を覚悟しながら、そこからの切り返しに乗る戦法です。

かなりの銘柄のチャートの形が不安定で下降気味です。上に挙げた銘柄もどちらかというと地味系もしくは異端児といえる銘柄です。相場の大きな波の狭間に咲く一花の可憐な姿を明日見せてくれれば言うことありません。
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市況概況(11.27.06週)

2006-11-26 09:13:29 | 市場概況
新興市場の来週の見込み予想ですが、ここにきて少々不安感が台頭。11月22日に日経225平均も新興市場も急激な切り返しを見せたのですが、24日はあえなく失墜です。NYは微増だったのですが、円高に象徴されるアメリカ経済の更にその先を読んでいたのでしょうか。日経や新興市場が勝手に上に舞い上がることはありませんでした。裁定買い残の整理が進まないのが1つの日経のこのところの世界独歩安の原因と言われておりますが、それもまだまだ整理されておりません。

金曜日は何とか15700円はキープし直して終わっておりますが、これを下に突き崩す力の方が大きいかと思います。

そうなると、新興市場もやはり三番底を覚悟しなければなりません。マザーズ指数で1000ポイント割れを覚悟するということですが、明日、月曜日に前日同値で始まっても、OSCはまだ33%です。24日は+2%の40%と切りかえしましたが、その力がNY
、日経や先物の下落を目の当たりにしてあるかどうかですが、まず力不足かと思います。

明日は、そのような悲観シナリオを念頭に置きながら、持株の売り時を見極めたいと思います。金曜日に持株はかなり処分して、現在、4809パラカ、8913ゼクス、6730アクセルのみ。
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