団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

平山瑞穂さんの「シュガーな俺」を読んで。

2007-03-25 08:38:00 | 日記
ある雑誌のコラムで平山瑞穂さんが、糖尿病について書かれており、詳しくは自分の著書「シュガーな俺」に書いていますと記載されていたので、早速購入してみました。
この本はオートフィクションということです。私はこのような言葉は知りませんでしたので調べてみますと自伝風小説とのこと。私は半分くらいがフィクションで半分くらいがノンフィクションだと解釈しました。
「シュガーな俺」はテンポの良い小説で二日で読破できました。私は現在糖尿病ではないと思っていますが、なかなか参考になる事が書かれていました。例えば糖尿病食を作るのには当然カロリー計算が必須ですがそのマニュアルに「食品交換表」というものがあるとのこと。食品を六つに分類し、白米やパンなどの穀物系の食品は「表1」「表2」は果物と分類されている。簡単そうだが以外な落とし穴がある。たとえば一般的な豆類は「穀物」に当たるので「表1」ですが、大豆や枝豆は、たんぱく質の含有量が特に多いことから「表3」の肉類、魚介類に入る。また豚モモ肉は「表3」の肉類に入るのだが、豚バラ肉やベーコンは脂身が多いことから油脂・多脂性食品の「表5」に分類されるとのこと。なかなか勉強になりました。
また描かれているいろいろな入院患者さんの人物像もおもしろいと思いました。私も入院していたことがあるのでたしかにそのような患者さんがいるなぁと入院時の患者さんたちの事を思い起しました。
主人公はインスリンの注射を食事の三十分前に打たなければいけないが、それに合わせて食事を作ったり、取ったりするのはなかなかむつかしいのではないかと思った。
家事の大変さもこの作品から改めて認識した。とかく男は家事なんてたいしたことはないと思う人が多いが、やってみればわかりますが、なかなか大変です。料理は段取りが大事ですし、想像力もいる。ワイシャツのアイロンがけもコツを習得しなければ上手くいかない。へたをすると仕事より大変な面もある。
今回の平山瑞穂さんの小説は読みやすかったので、また別の平山さんの著書を購入しようとおもいました。ちなみに平山瑞穂さんのブログのアドレスが紹介されていたので早速お気に入りに登録しました。
コメント
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