団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

失恋したのは、男性だった。

2016-08-22 05:08:56 | 日記
☆池上線/西島三重子




西島三重子さんの「池上線」は、私の好きな歌です。
朝日新聞の「歌の旅人」に載っていた記事を読みますと、
西島さんが言われるには「池上線」は、あなたの「心の駅」だそうです。
この歌のような思い出を持っている方は結構いらっしゃると思います。

私も名古屋の地下鉄 栄駅で当時付き合っていた彼女をデイトのたびに見送った覚えがあります。
彼女は名古屋駅へ、私は反対の千種駅へ。
電車が走り出すまで、手をふって、彼女を見送ったものです。

「歌の旅人」の記事によりますと、池上線の歌詞は、作詩をした佐藤順英さんの「実話」だそうです。

 佐藤さんは、1971年 学習院大1年の時に、別の大学に通う大学1年生の女性と交際されていました。
だが佐藤さんは国連の職員を目指してハワイ大学に留学され、留学している間も文通を続けていらっしゃったのですが、
ある日、「待っているのに疲れた」という彼女からの手紙をもらい、あわてて帰国して彼女を説得したけど、彼女の誤解もあり結局は元に戻らなかった。
離れ離れになる留学直前、最後のデートで家まで送った夏の日の感傷を、帰国し、諦めざるを得ないと悟った冬の別離の情景に移し、
相手の女性に仮託して言葉を紡いだ。
その後、佐藤さんは留学を止めてしまって、音楽の道に進まれました。

 佐藤さんは、歌がヒット後の27歳の時に彼女を食事に誘われたそうです。
LPとシングルを渡そうとされましたが、彼女は「持っている」と言われたようです。
その時彼女は「就職したメーカーの相手と結婚する」と言われたそうで、その後会われていないとのことです。

 2008年4月19日の朝日新聞土曜版「うたの旅人」の中でこの話題が取り上げられた関係で、
佐藤さんが最後に彼女と会った30年後に朝日新聞の記者が、現在の相手の女性を探し出してインタビューしていますが、
彼女は、27歳の時 佐藤さんに報告されたように職場結婚して、今は二人の子どもがいて、「ふつうすぎるほどふつうに生活している」とのお話です。

 しかし、一方の佐藤さんは、未だ独身を通されているそうです。(朝日新聞の記事が載った時点)
今も独身なら60歳を超えられていますね。

 この歌詞って、女性が失恋した歌詞だと思いますが、
現実のお話は失恋したのは男性で、彼と別れる決心をしていた女性の方は新しい人生を歩みだしていたようです。

この歌詞  ♪終電時刻を確かめて
      あなたは私と駅を出た
      角のフルーツショップだけが
      灯りともす夜更けに♪

 歌われた駅は池上駅で、角のフルーツショップはケンタッキーフライドチキンのお店に変わっているそうです。
 

 
コメント (10)
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