団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

こんな会社に勤めたい!

2017-04-12 04:09:40 | 日記
 先日ネットを見ていましたら、
「亡くなった社員の子まで会社が面倒を見る理由」というタイトルの記事が載っていました。



……こんな会社が東京・西早稲田にあるのをご存じだろうか?
現役社長の傍ら、日本経営合理化協会、松下幸之助経営塾、ダイヤモンド経営塾から慶應義塾大学大学院ビジネス・スクールまで年50回講演する
日本レーザー社長、近藤宣之氏の書籍『ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み』が発売早々に重版となった。
なんと、政府がこれから目指す施策を20年以上前から実践している小さな会社があった! 「7度の崖っぷち」からの大復活! 一体、どんな会社なのか?


● 会社が存在する最大の理由

 本書『ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み』詳しく紹介しますが、私は「雇用を守る」ことこそ、
会社が存在する最大の理由だと思っています。

 社員が、育児や介護、病気などで満足に働けない場合は、短時間労働や在宅勤務に切り替え、なんとしてでも雇用は守ります。

 「雇用を守られる安心感があるからこそ、社員は一所懸命働くことができる」
 というのが、経営者としての私の哲学だからです。

 今の日本では、2人にひとりがガンを患う時代です。
 私も、47歳のとき、大腸ガンを経験しました。

 新たにガンになる人の4割は仕事をしていますが、そのうちの4割は会社を辞めざるをえない状況に陥っています。

 日本レーザーの中には、腎臓が両方ともない社員や、ガンと闘う社員もいます。

 これまでにガンを患った社員は4人。残念ながら、そのうち3人は亡くなりましたが、病気を理由に肩をたたくことはありませんでした。

 この4人には、闘病中も在宅勤務など、働きやすいスタイルで仕事を続けてもらいました。

 病状が進行し、働けなくなったときも、欠勤扱いにはしません。
 雇用が守られているからこそ、治療に専念できるからです。

 実際には仕事をしていなくても、「仕事をしている」とみなして、給料や賞与を通常どおり払い続けたのです。

 当社の社員だった方(ほう)は、中国出身の女性です。
 彼女は非常に早い段階で幹部になり、次長として将来を嘱望される人材でした(2012年に夫と息子とともに帰化)。

 私やほかの社員と一緒に中国へ出張し、蘇州でご両親とも会食したのですが、帰国直後に膵臓ガンが見つかり、余命2ヵ月の宣告を受けてしまいます。

 すぐに在宅勤務に切り替え、「療養することがあなたの仕事だ」と伝え、欠勤にはせず給料を払い続けました。

 しかし、とても残念なことに、方は宣告されたどおりに、2ヵ月間の闘病後、2016年、42歳の若さで亡くなりました。

 彼女には、8歳の息子(Yくん)がいるのですが、現在、大阪支店では、週に一度、Yくんを預かっています。

 学校が終わってから父親が迎えにくるまでの間、Yくんは、母親が使っていたデスクに座って自習をしています。社員が算数を教えることもあります。

 病気で働けなくなった社員に給料を支払っているのも、亡くなった社員の子の面倒を見続けているのも、日本レーザーが、

 「社員を主語にする会社」=「人を大切にする会社」

 だからです。

 社員の中に、「何があっても、どんな状況に陥っても、この会社は自分と家族を守ってくれる」という実感があるからこそ、
安心して力を発揮できる。私はそう思っています。


近藤 宣之(Nobuyuki Kondo)
株式会社日本レーザー代表取締役社長。1944年生まれ。慶應義塾大学工学部卒業後、
日本電子株式会社入社。28歳のとき異例の若さで労働組合執行委員長に推され11年務める。
そこで1000名のリストラに直面した後、取締役米国法人支配人、取締役国内営業担当などを歴任。
1994年、その手腕が評価され、債務超過に陥り、主力銀行からも見放された子会社の株式会社日本レーザー代表取締役社長に就任。
人を大切にしながら利益を上げる改革で、就任1年目から黒字化させ、現在まで23年連続黒字、10年以上離職率ほぼゼロに導く。
社員数55名、年商約40億円の会社ながら、女性管理職が3割。2007年、社員のモチベーションをさらに高める狙いから、
ファンドを入れずに役員・正社員・嘱託社員が株主となる日本初の「MEBO」(Management and Employee Buyout)を実施。
親会社から完全独立する。現役社長でありながら、日本経営合理化協会、松下幸之助経営塾、ダイヤモンド経営塾、
慶應義塾大学大学院ビジネス・スクールなどでも講師を務め、年間50回ほど講演。その笑顔を絶やさない人柄と、
質問に対する真摯な姿勢が口コミを呼び、全国から講演依頼が絶えない。
東京商工会議所1号議員。 第1回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の「中小企業庁長官賞」を皮切りに、
経済産業省の「ダイバーシティ経営企業100選」「『おもてなし経営企業選』50社」「がんばる中小企業・小規模事業者300社」、
厚生労働省の「キャリア支援企業表彰2015」厚生労働大臣表彰、東京商工会議所の第10回「勇気ある経営大賞」、
第3回「ホワイト企業大賞」など受賞多数。
【日本レーザーHP】 http://www.japanlaser.co.jp/ 【夢と志の経営】 http://info.japanlaser.co.jp/


以上です。


 昔は何としても雇用を守るという会社が多かったように思います。
それだから社員も安心して会社に勤めることができ、愛社精神も育まれたと思います。
今はこの(株)日本レーザーのような会社は少ないでしょうね。
こんな会社に勤めたいです。(笑)

 私が勤めていた会社は、毎年リストラをしているようです。(苦笑)
会社が傾いているならまだしも理解できますが、年度の利益を出したいとして毎年リストラをするようです。
どうしてリストラが利益を生むのか私には理解できませんが、会計上利益が生まれるんでしょうか?
例えば人件費が少なくなるという効果で?

 リストラしておいて、愛社精神を求める。
こんな矛盾したことを言う経営者がいます。
今の東芝の経営者も愛社精神を社員に求めているように思えます。
自分たちの経営の失敗を社員に押し付けて大規模なリストラをしているのに。
リストラをしているのに、新卒の採用を考えているようです。
これじゃ、リストラされた人間が浮かばれない。
また新卒で東芝へ入りたいと思う学生がいるんでしょうか?

先日テレビで見た「リーダーズ」。
トヨタ自動車創業者、豊田喜一郎さんをモデルにしたドラマ。
このドラマには、感激しました。
1600人の人員整理を何としても阻止しようとした社長の姿。
こんな経営者なら、社員も喜んでついていくでしょうね。
リストラと言う言葉が世間に広がってから、雇用を守ろうとする経営者が少なくなったように思います。(苦笑)
昔は家族的な雰囲気で、雇用を守ろうとする会社がたくさんあったような気がします。









H264-07 ほおずき (1976.4.5 長崎市民会館 グレープ解散ライブ収録)
コメント (10)
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