昨日の朝 息子宅に春がやってきました。
末っ子の孫が、愛知県の公立高校に合格したのです。
それも進学校に。
息子と同じ高校です。
振り返れば、この孫には期待していませんでした。
小学校に入った頃「宿題をやろうか」と声をかけたところ、裸足で外へ逃げ出したのです。
追っかけましたが、なかなかつかまりません。
川沿いに出ると宿直の仕事の同僚が、奥様とシェパードの世話をされていました。
孫をつかまえてから、少し宿直の同僚と話をしました。
それにこりて「宿題をやろうか」なんてもう言いませんでした。
夏休みなどの宿題は、息子に手伝ってもらっていたようです。
平日 午後から息子宅へ嫁さんが仕事先から帰るまで留守番に行っていました。
長男坊は「宿題をやろうか」と声をかけても「お腹が減った」などと言い、なかなかやろうとはしませんでしたが、それでもお菓子を食べると宿題に手をつけました。
次男坊は自分で宿題をやっていました。
末っ子の孫はニンテンドーの3DSにハマっていて、いつも部屋の片隅に隠れてゲームをしていました。
兄達に分かると「またやっている」と叱られるからです。
次男の兄貴が5年生から地域の野球部に入りましたので、末っ子の孫も3年生から入りました。
上の兄貴は上達しましたが末っ子は下手で、見かねた嫁さんが週に一度スポーツ塾で野球を習わせたほどです。
小学、中学と補欠でしたが、休みもしないで続けました。
私ならイヤになってやめてしまうのに、やめようとはしませんでした。
校内のマラソン大会では長男は6年生の時優勝しましたし、次男も4、5位にいつも入って表彰状をもらっていました。
末っ子は5年生の時に11位に入ったので、私が「6年生では9位に入れ」と言いました。
9位までが賞状がもらえるからです。
ところが6年生の時、21位でした。
残念ながら表彰状はもらえませんでした。
3月31日生まれなので、同級生と1年ほど違うのでその影響があるかも知れません。
野球部の仲間とは仲良しだったようです。
中学で、野球部の仲間と同じ塾に行きました。
優秀な生徒ばかりなのでついていけるかどうか心配でしたが、何とかついていけたようです。
長男の孫の話では、夜中の2時ごろ起きて勉強していたそうです。
合格した高校の基準の内申点には少し足りなかったですが、模試は良かったので三者懇談で先生から「チャレンジしたら」と言われたそうです。
愛知県の高校入試は、末っ子の孫からマークシート方式に変わったので塾でも何点だったら合格圏内か出せなかったようです。
本人は息子に「やりきった」と言ったようです。
私は本人の能力よりレベルの高い学校は受けない方がいいと思いましたが、おじいちゃんには言う資格がないので黙っていました。
昨日の朝 息子から「合格した」とかみさんにLINEで連絡が来ましたが、信じられず、もう一回LINEのメールを確認したぐらいです。
「宿題をしよう」と言ったら裸足で逃げ出した末っ子の孫が進学校に合格するなんて・・・。
感慨深いものがありました。
Perry Como - And I Love You So (Year 1993)