団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

帰る娘の背中につぶやいた。 「いずれあなたも・・・。順番だよ」と。

2023-03-25 01:35:46 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「順番だよ」というタイトルで、63歳の女性が投稿されていました。


 実家の母は、事故で足が不自由になり、ずっと家の中での生活だった。

 ある夏の日、「外に出ないのに腕や足にシミが出て嫌だわ。指も太くなり、指輪も入らない」と嘆いていました。

 私は「そうだね」と言いながら、今更外出しないし別にいいじゃんと思っていた。

 結婚し、同居した姑は、冬の朝の支度に手間取っていた。

 呼びに行くと、大量のカイロを体中に貼っていて、びっくりした。

 「そりゃー時間もかかるわー」。

 そういえば、この時期の買い物リストには、いつも「貼るカイロ」の文字があったっけ。

 還暦もいくつか過ぎたこの頃、少しだけ自慢だった手にシミが浮き、お気に入りの指輪が入らなくなった。

 冬の朝、出勤前にいくつかのカイロを貼っている自分に気づいた。

 たまに顔を出す娘に愚痴ると「あっそうなんだ、大変だね」と、ハイ会話終了。

 そうじゃなくて、いつまでも、それなりに若くキレイでありたいという女心をわかってほしい。

 当時の母の気持ちが理解できた気がした。

 母も亡くなり、姑は施設でお世話になっている。

 帰る娘の背中につぶやいた。

 「いずれあなたも・・・。順番だよ」と。

 以上です。


>「いずれあなたも・・・。順番だよ」と。

 これには笑ってしまいました。

 たしかに順番ですよね。

>そうじゃなくて、いつまでも、それなりに若くキレイでありたいという女心をわかってほしい。

 娘さんもお母様の年代になれば、「いつまでも、それなりに若くキレイでありたいという女心」を分かってくださると思います。
 







仲間たち 舟木一夫 Funaki Kazuo
コメント (2)
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