校長、教頭は、ワイロで決められていたのか？

　中日新聞　「中日春秋」に、下記の記事が載っていました。

　2024年2月14日 分

　夏目漱石の『坊っちゃん』に出てくる中学校の教頭、赤シャツはホホホホと笑う、感じの悪い人。

　「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている」という正義漢の新米教師、坊っちゃんの敵役である。

　ヨイショが得意な教師を従える権力者。

　気の弱い部下と婚約したマドンナを奪い、彼を遠くに飛ばす人事を謀ったとされる。

　生徒の人望はあるが、自身になびかぬ硬骨漢の教師山嵐のことは嫌い。

　坊っちゃんを手なずけるべく、昇給もちらつかせた。

　現実の学校も清廉な人ばかりではないと思っていたが、いささか驚いた。

　名古屋市教委が教員人事を巡り長年、各区の校長会など教員団体から、校長、教頭などに推薦する人の名簿と一緒に現金や商品券をもらっていた。

　20年以上続くともいわれる慣行で2023年度は推薦名簿を出した86団体の半数程度が金品を添えたという。

　忙しい人事担当部局への激励で人事への影響はないという市教委の説明を信じてよいものか。

　長く発覚しなかったのが不思議。

　正義感にかられ内部でやめようなどと言えば無鉄砲とみなされ、損する組織なのだろうか。

　坊っちゃんは嘆いた。「赤シャツがホホホホと笑ったのは、おれの単純なのを笑ったのだ。

　単純や真率が笑われる世の中じゃしようがない」。

　真率とは正直で飾り気がないこと。

　それを尊ぶ気風が名古屋の学校にあるのかと心配になる。

　以上です。

　名古屋市の教育委員会は、２０年以上に巡り、各区の校長会など教員団体から、校長、教頭などに推薦する人の名簿と一緒に現金や商品券をもらっていたようです。

　子供達を指導する立場なのに、ワイロをもらって校長・教頭などを決めていたなんて信じられないです。

　名古屋市の教育委員会は、どうなっているんだ！

　恥ずかしい！　生徒に顔向けできないのでは。

　校長、教頭は、ワイロで決められていたのか？

　教育委員会の言い分は、忙しい人事担当部局への激励で、人事の影響はないと言ってます。

　もらったお金で、飲んだり食べたりしたんだ。

　それも２００万円以上も。

　飲み甲斐があっただろうな。苦笑

　今の世の中、忘年会なども自腹の時代です。

　タダで２００万も飲めるなんて、羨ましい！

　人事に影響ないなんて、こんな子供騙しの言い分をよく平気で言えるものだ。　

　人事担当局への激励を、なぜ各区の校長会など教員団体がしなければいけないのか！

　普通は怪しい行為は、避けるものだと思うのですが。

　校長になると、前の校長から教育委員会に「お金や商品券を渡すように」と引き継ぎされたとの話です。

　ということは、校長・教頭の人事に影響するという事では？

　この事が問題になったので、愛知県はそのような事がなかったか調べたようですが、他の市ではこのような事はなかったとの見解。

　ホンマかいなと思いますが。

　こんな悪習は、どこの教育委員会もやっているのでは？

　名古屋市以外に、起こっていないことを祈るのみです。

　

山根康広★Get Along Together【 LIVE "STARTING OVER" 】