先日 中日新聞の夕刊を読んでいますと、歌人 小野茂樹さんについての記事が書かれていました。
私は短歌には興味がないのでお名前も短歌も存じ上げなかったのですが、奥様との恋愛の逸話には興味を持ちました。
何でも奥様の雅子さんとは東京教育大付属中学の同級生で初恋の人だったとのことですが、二十歳の時に奥様は年上の別の方と結婚され二児のお子様をもうけられたとのことです。
小野さん自身も28歳の時、雅子さんに会われ「結婚する!」と言って、別の方と結婚されました。
ところが小野さんと雅子さんはそれぞれ離婚された後、結婚されたんですね!
奥様は二人のお子様とも別れて。
後から振り返れば、お互い運命の人だったにもかかわらずどうしてか遠回りされました!
人生、こんなもんですね!(苦笑)
小野さんは出版社の編集者として活躍され、短歌の本も一冊出され、これからますます活躍が期待されたにもかかわらず、34歳の時に幼いお子様と、雅子さんを残して交通事故で亡くなってしまわれました。
奥様の住居の表札には、まだご主人の名前と奥様の名前を記した表札が掲げられていて、その写真が載っていました。
運命って、ある意味残酷なような気がしました。
ところで最も有名な歌には
あの夏の数かぎりなきそしてまたたつたひとつの表情をせよ
雅子さんを歌われたものですが、いろんな解釈があるようです。
その他の短歌として、
五線紙にのりさうだなと聞いてゐる遠き電話に弾むきみの声
ひつじ雲それぞれが照りと陰をもち西よりわれの胸に連なる
感動を暗算し終へて風が吹くぼくを出てきみにきみを出てぼくに
わが肩に頬をうづむるひとあれば肩は木々濃き峠のごとし
くぐり戸は夜の封蝋をひらくごとし先立ちてきみの入りゆくとき
いちにんのため閉さずおくドアの内ことごとく灯しわれは待てるを
非力のとき誠実といふこと卑し月を過ぎゆく羊歯状の雲
翳り濃き木かげをあふれ死のごとく流るる水のごとくありし若さか
見えはじめすき透りはじめ少年は疑ひもなく死にはじめたり
蜜したたるケーキのかけら耐へきたる不在の遠き飢ゑ満たすべし
「あの夏の数かぎりなき」は、当然ですが、「五線紙にのりさうだな」、「感動を暗算し終へて風が吹く」、
「くぐり戸は夜の封蝋をひらくごとし」、「蜜したたるケーキのかけら」
などの短歌が印象に残りました。「五線紙にのりさうだな」は、その中でも特に印象に残りました。
短歌もなかなか良いものですね!
加山さんの若大将シリーズは全て観ました。二代目のマドンナは酒井和歌子さんでした。ファンでした。(笑)
酒井さん、今64歳とのことですが、とても奇麗なのには驚かされます。美しいヴィーナス 加山 雄三
私は短歌には興味がないのでお名前も短歌も存じ上げなかったのですが、奥様との恋愛の逸話には興味を持ちました。
何でも奥様の雅子さんとは東京教育大付属中学の同級生で初恋の人だったとのことですが、二十歳の時に奥様は年上の別の方と結婚され二児のお子様をもうけられたとのことです。
小野さん自身も28歳の時、雅子さんに会われ「結婚する!」と言って、別の方と結婚されました。
ところが小野さんと雅子さんはそれぞれ離婚された後、結婚されたんですね!
奥様は二人のお子様とも別れて。
後から振り返れば、お互い運命の人だったにもかかわらずどうしてか遠回りされました!
人生、こんなもんですね!(苦笑)
小野さんは出版社の編集者として活躍され、短歌の本も一冊出され、これからますます活躍が期待されたにもかかわらず、34歳の時に幼いお子様と、雅子さんを残して交通事故で亡くなってしまわれました。
奥様の住居の表札には、まだご主人の名前と奥様の名前を記した表札が掲げられていて、その写真が載っていました。
運命って、ある意味残酷なような気がしました。
ところで最も有名な歌には
あの夏の数かぎりなきそしてまたたつたひとつの表情をせよ
雅子さんを歌われたものですが、いろんな解釈があるようです。
その他の短歌として、
五線紙にのりさうだなと聞いてゐる遠き電話に弾むきみの声
ひつじ雲それぞれが照りと陰をもち西よりわれの胸に連なる
感動を暗算し終へて風が吹くぼくを出てきみにきみを出てぼくに
わが肩に頬をうづむるひとあれば肩は木々濃き峠のごとし
くぐり戸は夜の封蝋をひらくごとし先立ちてきみの入りゆくとき
いちにんのため閉さずおくドアの内ことごとく灯しわれは待てるを
非力のとき誠実といふこと卑し月を過ぎゆく羊歯状の雲
翳り濃き木かげをあふれ死のごとく流るる水のごとくありし若さか
見えはじめすき透りはじめ少年は疑ひもなく死にはじめたり
蜜したたるケーキのかけら耐へきたる不在の遠き飢ゑ満たすべし
「あの夏の数かぎりなき」は、当然ですが、「五線紙にのりさうだな」、「感動を暗算し終へて風が吹く」、
「くぐり戸は夜の封蝋をひらくごとし」、「蜜したたるケーキのかけら」
などの短歌が印象に残りました。「五線紙にのりさうだな」は、その中でも特に印象に残りました。
短歌もなかなか良いものですね!
加山さんの若大将シリーズは全て観ました。二代目のマドンナは酒井和歌子さんでした。ファンでした。(笑)
酒井さん、今64歳とのことですが、とても奇麗なのには驚かされます。美しいヴィーナス 加山 雄三
結果でしょう、両方に出来たお子様の
人生にまで影響が、でも真の愛を貫かれた
お二人は本望だったでしょう。
運命とかたずけるには.....
小説のような結末ですね。
>運命とかたずけるには.....
小説のような結末ですね。
思うに運命の人と素直に一緒になれば、別れた夫、子ども、奥様、が生まれなかったのにと思ってしまいます。
人間って、素直でないところがあるので問題をややこしくするような気がしています。
小野茂樹さんと雅子さんのことは、新聞の一記事を読んで書いたので誤解している部分もあるかも知れません。
その節はご容赦ねがいます。
人生ってそんなものだと思います。
わかっていても出来ないこともあるし、
やるべきことを後回しにしてしまったり。
にしても再婚後の早世は悲しいことですね。
中日新聞、名古屋の喫茶店で読みましたよ。(^^)
支留比亜という喫茶店にモーニングにいきました。
サンドイッチがおいしかったです。
>人生ってそんなものだと思います。
わかっていても出来ないこともあるし、
やるべきことを後回しにしてしまったり。
天上から見れば、人間って遠回りする動物かも知れませんね!
一生懸命生きているけど、何か愚かしい。(苦笑)
>にしても再婚後の早世は悲しいことですね。
短歌集は生存中に一冊と亡くなってからの1冊。
計2冊しか上梓できなかったそうです。
折角の才能が仕事仲間と飲んだ帰りの交通事故で、無惨にも消えてしまったことを残念に思います。
小野さんもこの世に未練が残ったのではと思います。
>支留比亜という喫茶店にモーニングにいきました。
サンドイッチがおいしかったです。
コメダと並んで名古屋地区に多い喫茶店です。
コメダと雰囲気は似ています。
コメダのコーヒーは独特の癖がありますので、支留比亜のコーヒーの方が飲み易いように思います。
私の家からはどちらの喫茶店も近いのですが、どういう訳かコメダの方へ行ってしまいます。(笑)
小野さんと雅子さん。。
遠く回り道をして結ばれる如く結ばれたのですね。。
独特の感性の持ち主であられる小野さんの歌は、
時に驚きの感さえします。
こんな歌を詠まれた奥さまはお幸せですね♪
人生って、思うようにいかないことが多々ありますね・・
事実は小説よりも奇なり・・
そう思います。
てくてくおさんぽさんは、歌人 小野茂樹さんをご存知だったんですね!さすがですね!
私は短歌には疎くて、今回の中日新聞の夕刊で初めて知りました。
「あの夏の数かぎりなきそしてまたたつたひとつの表情をせよ」
私でさえ良い短歌だと分かります。愛しい雅子さんのいろんな表情が脳裏に浮かんだでしょうね!その後の部分は何を言われているのか、私をじっと見続けてほしいと言われているのかな?
すいません、良く分かりません。(笑)
>人生って、思うようにいかないことが多々ありますね・・
いつもそう思います。(笑)
でも、それが分かったのはつい最近です。(苦笑)
「人生って、思うようにいかない」と思うと、なんだか気が楽になります。(笑)