ルル・ショー後記

凄い人数でした、ルル・サボンギ～オリエンタル・ガラ・ショー。

お越しくださった皆様、スタッフの皆様、そして主催者のHuleya様、本当にお疲れ様＆ありがとうございました！！

ルルを始め、Chisakoさん、Kikiさん、Makiさん、Noelさん、Huleyaさん、のダンス、皆それぞれの個性があって、素晴らしかったです。

去年、ルルの伴奏を勤めた時よりも、勿論、我々の演奏がこなれているのは確かですが、それにも増して、ルルの力によってさらに本番の演奏が素晴らしかったのも確かです。

ルルの楽曲に対する把握力の凄さは、ショーを見た人に対して説明する必要も無いかもしれませんが、リハーサルは、当日のたった１回。

バンドの呼吸に合わせてピッタリのダンスでした。

当初、時間制限の為に楽曲中にソロは入れない予定でしたが、

「ブラジルでも、生演奏で、しかもソロで踊る機会は無いだから是非ソロを弾いて欲しい」

とのルルの注文から、ソロを入れての演奏となり、更により良いパフォーマンスになったと思います。

ルルも、アラディーン（チュニジアに行っている景子ちゃんのトラで入ってくれた元メンバーのヴァイオリンの閔君参加）のサウンドを気に入ってくれて、

「こういった真剣にオリエンタルの音楽を演奏しているバンドとパフォーマンスが出来て光栄だ。」とスピーチもしてくれ、

アラディーンの存在意義を、しっかり、明確に意識して活動している主催者の私にとっては、うれしい賞賛の言葉でした。

リザ・ラジーザとのショーに続き、今回も良い機会を頂きました。

さて、ショーの最後、ルルがこんな話をしてくれて、ショーを締めくくってくれました。

「砂浜に何千と打ち上げられているヒトデを、海に返してあげようとする老人がいました。

それを見た少年が、『そんな事しても砂浜に打ち上げられた全部のヒトデを海に返すことは無理だし、海に帰したヒトデも、結局は打ち上げられるかもしれないから、おじいさんのやっている事は無意味でしょう？』と言った所、

老人は『確かに、そうかもしれないが、私がこうやって拾い上げて海に返してあげているヒトデにとっては意味のあることだ。』と言いました。」

「今日お越しくださった皆さんが、ベリーダンスを学んで、皆ベリーダンサーに成れるわけではありませんが、ベリーダンスを学んだことによって、人生がより豊かになっていることを知ってください。」

この確信こそが、幾重にもルルを素晴らしいダンサーにしている根底の力なのだな、と改めて感動しました。

一流のアーティストは、人としても素晴らしいのですね、やはり。