ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

伊那子先生を迎えての「ベリーダンスと音楽の夜」後記

2008-02-18 01:42:10 | 音楽
松屋伊那子先生をお迎えしての、素晴らしい夜でした!!

寒い中、お越しくださった皆様、真にありがとうございました!!

アンコールの「Ibrahim」では、伊那子先生門下のダンサー同窓会のような状態で、後ろの席の方々は総立ち状態でした。

こういった場を作る事が出来ることは、主催者としても感無量の夜でした♪

さて、その日にお越しいただいたお客さんで、画家の方がいらっしゃり、その方とステージの終了後に話した内容と、

昨日、ラジオ収録後にサラーム海上さんと昼飯を食べながら話した話がリンクしていて、大変興味深かったのです。

曰く、アーティストを取り巻く環境は、いずれ100年前の元の状態に戻るのではないか、と言う仮説でした。

どういう意味かというと、サラームさん曰く「もうレコード会社の存在する意味がない」所までCDが売れなくなってきていて、

現在ミュージシャンと呼ばれる人達で、実際の実力が伴わない人は淘汰され、

結局100年前までの人類の歴史が始まって以来、ずっと続いてきたように、実力のあるミュージシャンが生き残っていくのではないか?ということです。

その画家の方も「昔はCMの仕事もあったが、今はPCのデジタル化が進んでデザイナーなんて生きていけなくなった。」「だから早く画家に転向してて本当に良かった」と言ってました。

結局、デジタル化がどんどん進めば進むほど、アナログ的な、体を実際に使う「技術」を持つものが生き残っていく訳ですね。

思えば、昔から「打ち込み音楽」にどうしても馴染めなかった理由は、そこにあるみたいです。

伊那子先生も「今日のようなダンスは、生演奏だから出来るんですよ。」って仰っていました。

やはり、アラディーンは、いつまでもアコースティックな生演奏にこだわっていきたいですね。

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