ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

12/24(金)「ゆめグループコンサート」後記

2010-12-29 04:42:35 | 音楽
先日の12月24日のクリスマス・イブに、

江東区内で障害者の方の通所作業所を運営されている、社会福祉法人ゆめグループ福祉会さんから、来年を望む「望年会」という意味での、素敵なコンサートに参加させていただきました。

他に出演されたのが、アラディーンと共に、バルシュ・オリエンタル・ダンス・スクールのルナさんと、ナオちゃん、賢治の会の皆さん、和太鼓のJU-ZOさん、青木ケンさん、ゆめグループ軽音楽部の皆さん、ジャグリングの森山潤一さん、と盛りだくさんの内容でした。

ジャンルが無差別で、司会も古今亭菊輔というプロの噺家(しかし、司会は全然受けていなかったが(笑))だったこともあり、

NHKの番組として放映しても良いような、老若男女が楽しめるような内容でした。

ともあれ、主催の方にもお話をさせていただきましたが、ゆめグループ福祉会さんみたいな団体は、本当に貴重だと思っています。

本当に障害を持つ方々が働く場所は少ないので、これからも益々発展していかれるよう、お祈りしております。

実は、私には、LSDの後遺症で、ずっとボーっとするようになってしまった知り合いがいて、何とか彼を更生させようと区役所まで行って生活保護まで受けさせた経験が自分にはあり、

彼の場合は、家族が見放してしまって、その元彼女が世話をしていたのですが、我慢の限界に達し、行き先がなくなった所を、自分が引き受けた感じだったのですが、

やはり、個人の力ではどうしようもなく、更に行政の力だけでもどうしようもない。

行政、民間、地域社会、企業体が、協力し合うことで、障害を持つ人たちに自立するための場を作ってあげられるのだな、と実感した経緯があるので、

ゆめグループさんは、本当に大事な存在です。

もっと、日本の社会全体が「ワーク・シェアリング」という考え方を持つべきなのだと思います。

そうすれば、もっと、いろんな人たちが、お互いを支えあう社会を創りあえるのではないか、と、考えた一夜になりました。

主催者の皆様、スタッフの皆様、皆さん、ありがとうございました!

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