ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

里帰り&九州ミニ・ツアー①

2011-12-22 02:18:24 | 音楽
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約4年ぶりに故郷の山口県下関に帰りました。

今年の7月に弟が結婚して母親が一人暮らしに為った事もあり、少し心配していましたが、

今年の4月に呼んでいただいた福岡県のNPO法人ラテン文化センターのティエンポさんから12月のイベントに招待された事をきっかけに、

そこで、里帰り&ミニ・ツアーを組んでみようと思って、今回の九州ミニ・ツアーが実現しました。

まずはティエンポさん、真にありがとうございました!

さて、久しぶりに里帰りし、下関市の旧市街の唐戸市場を歩いて見ると、物凄く綺麗になっていて驚きました。

魚市場も、セリを観光客が見ることが出来るように、上に観覧用の通路があったり、更に小売で魚を買えるようになっていたりして、お昼時には新鮮な魚が安く買い求めるお客で行列が出来るそうです。

母親も、近くに住んでいる為、逆にあまり出向かない所らしく、しきりに変化した市場に感心していました(笑)。

さて、故郷の下関で3日間滞在した後、母親を連れて長崎に出向きました。

親不孝の馬鹿息子が初めてプレゼントした旅行になりました(笑)

実は、長崎は初めて行きました。母親も40年ぶりだそうで、二人して「ちゃんぽん」を食べたり、グラバー邸を見に行ったりしました。

下関もそうですが、長崎も江戸末期から明治に移行する動乱期の舞台であって、大好きな坂本竜馬ゆかりの地でもあり、かなり感慨深い旅になりました。

大学生だった頃、画家を目指して頑張っていて、自分の力を試してみたい、と意欲的に作品を描いていた私にとって、幕末の志士の行き方に共感していました。

そういえば、その頃、漫画の「おーい!竜馬」が流行っていました。

「幕末で活躍した志士は、皆20代だったんだよね・・・。」と良く先輩が言っていたのを思い出しましたが、既にゴッホよりも長く生きている私(笑)にとって、グラバーの一生の方に興味がいきました。

グラバー邸は、長崎が一望できる所に建っていて、どんな気持ちで幕末から明治を見ていたんだろう、なんて事を考えていました。

ともあれ、母親も大変喜んでくれた長崎旅行でした。

写真左:下関の唐戸魚市場での巨大ふく(笑)
写真中:私が通った保育園のイチョウの木にしがみつく母親
写真右:グラバー園からの長崎風景