ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

ウード・ソロ 後記

2014-11-04 00:55:10 | 日記


今日で連休も終わりですね。

実は26日から、今日まで、たっぷり時間が取れた事も有り、いろんな人に会ったり、いろんな事をした、充実した9日間でした。今日はこの9日間の極めつけのビッグイベントでした。

なんと私の所属する世田谷区の総区芸術部員会でウード・ソロを披露するという栄誉を拝し、やり抜きました。

目の前には、世界的な賞を受賞したミュージカル俳優、声楽の先生、ピアニスト、ジブリ映画での主役の声優の方、ギタリスト、歌手、私が小さい頃にTVで見ていた歌手の方々などなど、音楽の大先輩方は勿論、芸術関係では第1戦で活躍されている方々が大勢いらっしゃり、本当に凄い人ばかりだったので、かなり緊張しましたが、演奏を終えた後、大きな拍手を頂きました。感謝感謝です。

多分、この緊張感を越えるステージは、今後一生無いのでは無いか、と思う位の緊張感(笑)でしたが、会場全体に私の弾くタクシームが鳴り響いた瞬間、なんとなく不思議な体験をしました。

間違いなく、この場所で、中東の楽器で中東の音楽の旋律を鳴らしたのは、私が初めてであると言う事、そして、それを正しく響かせる十分な能力を得た証拠として、ここで演奏している事、その事が瞬間的に理解され、音がとても優しく暖かい光に包み込まれて吸い込まれていくような不思議な響き方をしたのです。

演奏した曲は「サマーイ・バヤティ・イブラヒム・アル・オリヤーン」

ともあれ、先月は私の所属する地区総会でも、エジプト滞在時のスライド・ショーとトークを交えてのソロ演奏を行う事が出来、こちらも好評でした。

以前から、少人数編成のコンサートやソロ・リサイタルを行おうとは思いつつ、自分の表現したい音を出す技術には至っていなかった為、ずっと足踏みを続けていたのです。2ヶ月前のエジプト滞在以来、とにかく練習に明け暮れてきた成果が実り出して来ているようです。

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