今日(4・14)は、リハーサルが急遽中止となり、その御蔭で常味さんとハスィンとのデュオ・コンサートを見に行く事が出来ました!
時間ギリギリに到着して、何とか1曲目から間に合い、最後まで観る事が出来ました。とても、とても素晴らしかったです。
師匠の常味さんも、とても楽しみながら演奏されてました。
ハスィンのキーボードしか知らない方、今後、ハスィンのヴァイオリンと歌は必見です。タクシームにしろ、演奏にしろ、本物はこうだ、と言う感じでした。
常味さんが合間に話されていた内容がとても印象的でした。曰く「ハスィンさんが言うには、(常味さんの師匠の)アリ・スリティ師は、我々(チュニジア人)にとって誇りの存在」「ハスィンさんはチュニジア人、私も同じくチュニジアで学んだ事で、フレーズの節回しなどがしっくり来る」などなど。
ハスィンがチュニジア人であり、古典曲もしっかり学んだ本物の音楽家であることと、常味さんが長年に渡って日本で演奏されてきた事が、この場の、この瞬間にピタリと符合するかの如く、とても素晴らしい演奏でした。
また、ハスィンの歌がとても素晴らしく、その伴奏のウードが、これまた凄くて、良く常味さんが「スリティさんの歌の伴奏は、物凄いからね!」と話されていた事を実演するが如く、情熱的な素晴らしい音でした。
これからも、このデュオの演奏が、もっと多くの方々に聞かれますように。