ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

ベリーダンスと音楽の夜@横浜 第47夜(昼公演)後記

2019-12-11 16:14:23 | ベリーダンス

最近はオーバーワーク気味で、流石に体調も余り良くなかったので、色々と物事が遅れていますが、やっと何とか追いついてきました。

さて、先月11月24日(日)に行われた「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 第47夜」、大盛況で終える事が出来ました!本当にありがとうございました!

今回出演されたダンサーは、Tomomi さん以外、Maha さん、RUKAさん、Taeka さん、Mio さんと、主宰のMaha
さん率いるアル・カマラーニ出身ダンサーという編成でした。

Maha さんと本番前のリハの後に少しお話しした際に、共通のエピソードがあって面白かったのですが、その内容は、アラブ人の前でパフォーマンスをしてみて「日本人は凄い!」と思われたこと、でした。

そのエピソードは、こういう物です。

Maha さんが得意とする「剣のせ」のパフォーマンスは、実はエジプトには無い(私の知る限りトルコでも見た事は無いですが)ので、それが好評で、エジプト大使館で良く呼ばれて踊っていた、という話で、Maha さん曰く「エジプト人は、日本人がエジプト人をまねて踊るダンスを別に見たいわけではない。」と話していましたが、確かにそれはそうだと思った訳です。

私も何度かアラブ諸国大使館の公式行事、非公式の行事に呼ばれて演奏したり歌ったのですが、この理由は、一般的なアラブ人奏者より私のウードが上手で、しかもアラビア語で歌えるから、です。

つまり真似るならば完コピは当たり前で、そういう事以外に、更にその上を行くモノを見せないと、お客さんは感動しない、という事なのです。

そういう意味でも、この日のショーは、アラディーンのオリジナル曲も多く演奏し、更に、ジプシー・ミュージック、そして勿論、エジプト歌謡の名曲も演奏でき、大満足なショーとなりました。

サムズアップは、場所も広く、とりわけ音響が素晴らしいので、我々にとっても、とても大事な場所です。

ちょっと今年はブッキングの回数を多めにとってしまい、少し大変でしたが、来年は上手くマネージメントして行きたいと思います。

※今月の12/22(日)「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 第48夜」も絶賛予約受付中ですので、皆さん、よろしくお願いいたします!

1部:
悟空(インスト)
Mariovska Tresenica(Mio)
疾風(Taeka)
月天子(Maha)
Steppe Road(RUKA)
Hobbi Eih(TOMOMI)

2部:
水のほとりの物語(RUKA、Maha、Taeka)
Mejance(Mio)
Hayyarti Qalby Maak(Taeka)
Lamma Rah Sabri Minhu(RUKA)
Wahashutiny(Maha)
Sawah(TOMOMI)
Rakkas(Finale)
Rompi Rompi (Encore)