ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

イベント中止のお知らせ。

2021-08-21 15:30:36 | ベリーダンス
予定していた8月28日(土)「ベリーダンスと音楽の夜 vol.178」と9月5日(日)「ベリーダンスと音楽の夜 vol.179」は中止、来年に振替公演を行う事に致しました。
 
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.178」は、来年の1月29日(土)に、
 
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.179」も近日中に振替日程を決める予定です。
皆様にはご理解と、ご協力をお願いいたします🙇
 
(ここからは長いので、読みたい方のみ読んでください。)
(あ、コロナ陰謀論者は是非読んでください。)
 
さて、この決断に至るまで、相当な時間をデルタ株のリサーチに費やし時間をかけて決断しました。
 
決断した今となっては、そんなにリサーチに時間をかけなくても良かったのかも、とか思ったりもしますが、
 
いや、やっぱり人命に関わる以上、時間をかけ、皆と相談して、
 
中止、そして延期、という事にしました。
 
私は運良く8月12日に、モデルナワクチンの2回目接種ができ、アラディーンのメンバーも私を含め3人が2回目の接種を終えました。
 
が、あとの二人は、一人は今月末にやっと1回目の予約が出来た、との事。
後の一人は薬剤のアレルギーを持っているので、ワクチン接種に慎重な姿勢。
 
今回のショーに出演するダンサーさんも4人の内、1人は2回目の接種が終わっているけれども、後の3人はまだ未接種。
 
このリサーチの段階で無観客ライブにする事にしましたが、
 
やっぱりお客様は、会場に来てショーを見たい、という希望が多いとの事なので、有観客を再度想定しましたが、
 
デルタ株は、1年半前に入って来た元祖コロナよりも感染率は3倍以上で水疱瘡並みの空気感染力(つまり、一人で5~9人に感染させる凄まじさ)
 
ワクチン接種を一度でもしていない場合、
 
入院率は2倍強(つまり感染後の発症率が2倍強なので症状が出るのは40%、元祖は20%)
 
重症化率は約4倍(元祖コロナは約1.6%だったので、約6%)
 
死亡率は約2.3倍(元祖コロナは全年齢に対する平均が約1%なので、約2.3%)
だそうです。
 
つまり、ワクチン未接種者100万人が感染した場合、
 
40万人に症状が出て、最低5万人は重症、
 
最低2万人は確実に死ぬ、という事です。
(これは高齢者とか関係なく、全人口の平均値。ちなみに実際の東京都の死亡率は0.78%、インフルエンザの死亡率は0.01%なので、インフルエンザの78倍)
 
更にデパ地下の入場制限をする、とか政府が言い出しました。
 
会場の楽屋(らくや)は30人限定で、割と天井高め、食事タイムでは、換気を毎回行い、検温、消毒などしっかりやっているものの、
 
会食中は皆さん楽しく会話を楽しむだろうし、会場に集ったお客様にワクチンを接種したかどうか聞くのも、今の段階ではどうかと思われるし、
 
楽屋スタッフも、まだワクチンは予約が出来ていない段階。
(まぁ、マスクを常時しているので、彼らは感染しないと思いますが)
 
なので、有観客は以上の事から、現実的ではありません。
 
無観客ライブについては、このところの動画配信ライブに、多くの人が飽きてきている、という意見が多数でした。
 
これについては、個人的に「ベリーダンスと音楽の夜はそんなことないぞ!」と思いましたがw、
 
ともあれ、ここは、出演者、会場スタッフの安全、何よりも会場に来て楽しみたい、というお客様の意向も含めて
 
中止、延期が妥当だと決断しました。(ふーっ、長かった)
 
デルタ株の感染力の高さも凄まじいですが、現在の東京都の医療対応能力が、機能不全に近い事も、身近な所から聞こえています。
 
 
これが一番、怖い!
 
 
万が一、一人でも感染者出して症状が出た場合、今の東京都の医療対応能力の逼迫状況だと、相当苦しい思いをさせる事になり、
 
最悪、重症、死亡の可能性もでてきます。
 
軽症でも後遺症が酷い、という報告も沢山されてます。
 
やっぱり感染したくないし、させたくありません。
 
この第5波を7月後半からずっとリサーチして来ていますが、
 
重症者は、年末年始の第3波の最多記録160人を大幅に更新して8月17日には276人(用意されている重症者用病床数は392床)、
 
軽症・中等症患者受け入れの病床は5,976床あるのに、何故か3,900人までしか受け入れていません。
 
入院・療養等調整中、つまり保健所が軽症者として把握して宿泊療養、または入院させるよう待機させている人が本日12,488人で、
 
8月から1万人を切る日がありません。
 
宿泊療養施設(専用に借りているホテルなど)では1900人以上の受け入れは行われていないようで、
 
その為、自宅療養者(この方々は濃厚接触者で今のところ症状が出ていない人々)は8月9日(月)で17,812人いて、こりゃ大変だ!とか騒いでたのに、
 
本日は26,297人、
 
8月9日(月)から今日までに亡くなった人は、54人。
 
たった11日間で54人の方が無くなり、122人が新たに重症患者になったとの事。
 
勿論、軽症者、濃厚接触者は10日間で症状も収まり、宿泊療養施設や自宅待機を解かれている方、退院した方も出てはいますが、
 
現在の陽性者の数を計算(累計陽性者ー累計退院者)すると、
 
8月9日(月)には38,792人
 
本日は46,868人。
 
つまりたった11日間で新規陽性者は8,076人も増えた訳です。
 
災害級です。最前線で戦っている医療従事者の方には頭が下がります。
 
やっぱりこの大災害を免れる為にも、現在の医療体制を大幅に見直してバックアップ体制を構築し、
 
ワクチン接種の必要性を多くの人が認識し、全世代に速やかにワクチン接種が出来るようにするべきでしょう。
 
特効薬承認も秋には色々出るそうですし、
 
この第5波が落ち着くまで、今まで通り密を避け、人混みではマスク、うがい、手洗い、の感染防止策をしっかり行っていって、
 
皆でこの災害を乗り切っていきましょう!