ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

9月3日(土)ダンスアラベスク主催の「生演奏で踊る為のWS vol.2」後記

2016-09-05 21:40:10 | ベリーダンス

8月は、とってもゆったりと過ごしていた分、8月27日(土)の「ベリーダンスと音楽の夜」から9月4日(日)まで、怒涛の日々でした。
特に、9月1日(水)からの忙しさは、今年3月の怒涛の日々を上回る位の忙しさでした。

ともあれ、先ず9月3日(土)は、ダンスアラベスク主催の「生演奏で踊る為のWS」の第2弾でした。

今回のピックアップ曲は、Zay El Hawa(ザイ・エル・ハワー:風のように)、Wa Daret Al Ayam(ワ・ダレット・アル・アイヤーム:過ぎ去った日々)、Nour El Ayn(ヌーレル・アイン:瞳の光)の3曲。

どれも歌の曲で、それぞれの曲の時代背景や、歌手の紹介、歌詞の内容などを簡単に講義しながらのWSでした。

前回同様、私が概要を説明し、そこから疑問をハスィン先生に質問して、それを答えて貰う、という感じで進めて行きました。

その中で「ハワー」という言葉について説明して貰いました。このアラビア語のハワーは、「風」という意味と「恋」という二つの意味があって、

風は、アラブ人にとって、砂漠の暑さを掃うモノ、雲や恵みの雨を起こすものとして、とても良い意味があり、風が吹く事によって、暑さで苦しんできた気持ちを和らげ、ホッとさせるものでもある事から、恋と結びつく、と説明してくれました。

こういった文化背景などを知っておく事が、アラブの歌の歌詞を理解し、演奏する(または踊る)時の手掛かりになるのだと思います。

様々、色々な説明を交えながらの、あっという間の3時間でしたが、演奏も上手く行きましたし、次回は10/10のハフラに突入です。

岩手から参加されたエスメラルダさんの舞踊団の皆さんも、遠くからお疲れ様でした!

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