ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

ダラブッカを上手くなるには

2005-09-23 02:04:57 | 音楽
最近、私のダラブッカ・レッスンは好調で多くの人々に来ていただいており、真にありがたい次第です。

また、だんだん基礎が固まってきた人も増えてきているので、
この調子で行けば、半年後には、ダンサーの伴奏が出来るようになる人も出てくるような気がしています。

まだ日程は未定ですが、ダラブッカ・クラスの発表会、出来れば他のダラブッカ・プレーヤーのクラスも交えて発表会をやってみたいとも内心たくらんでいます。

実現するかどうかは、今の段階では分かりませんけどね。

さて、今日のレッスンでは「秘儀左手のダブルアクションのマスター法」について少し「秘密」を語りましたが、正直言って、この動きはなかなか「言葉だけ」で伝えることが出来ません。

私も師匠達から「こうやるんだ」と丁寧な説明を受けたわけでもなく、スーフィーのダラブッカ奏者達の叩き方を見、自分で2週間、あーでもない、こーでもない、なんて考えながら、やり方を発見したので、ちょっと説明がしにくいんです。

なんか自転車の「補助輪」を外して、「補助輪なしの自転車を走らせる」事をマスターする時のような感覚に似ています。

「左手のダブル・アクション」についてみたことも無い人には、まったく想像不可能で、興味ない人からは「そんな難しくないことなんじゃないの・・」なんて無視されがちな為、今私からこの方法を伝授されている皆さんは、将来ダラブッカがポピュラーになるときには、大手を振って「ダラブッカってこう叩くんだよ」と教えられる人に成っているとは思うのですが、そのためにも、

1.左手の指はまっすぐに伸ばして「パクパク」という動きだけで、音が出るようにする。

2.「カッ!」というはっきりした高い音を出す為に、左手の薬指が効率よく当たるよう左手の角度を調節する。

3.右手、左手の「振りかぶりの角度」に気をつける。

4.「ドン」「テ」「ク」「パ」を出す為に指や手の当たる位置や場所を「皮膚感覚」で覚える

に気をつけ、何度も練習しましょう。

最終的に練習の量で差が決まります。
ダラブッカにはまった方は、とにかく手を動かして色々研究してください。


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