第一テーマ同様ですが、強いてい言えば、城北小学校区など待機児童の多い児童クラブの運営について、学校と子ども青少年部と支障が起らないように「空き教室」の確保、施設建設に対応してい行くと云う答弁でしょうか。
指導員の身分について具体的に7時間、6時間、4時間という不安定な現状を議会で示しえたことはプラス。正規職員化、非常勤嘱託職員化でどれくらいの支出が増えるかに委託先がまちまちで想定できない答弁には怒り。
続きは厚生委員会で時間をかけてしっかりと質疑をしていこうと思います。
学童保育(放課後児童クラブ)事業の現状と課題について2011年3月7日
<1回目>
「1」 放課後児童クラブ事業の基本姿勢について
学童保育事業、放課後児童クラブ事業は、今年度の足久保小学校での教育委員会との合築によるスペースの確保など市内74箇所の児童クラブは小嶋市長の子育て環境整備優先方針により大幅な改善が行われてきました。入所している児童は昨年5月段階で1年生~3年生で3217人、4年生~6年生179人です。静岡市内の小学校の1年生~3年生18000人ですから、6分の1の子どもに関わる事業であります。国は、2010年5月現在81,4万人から2014年に111万人、17年に129万人と「多大な潜在需要」を見込んでおり、静岡市においても今後も入所児童は増加することが予測されます。
そうした中で、内閣府子ども子育て新システム検討会議は、法的位置づけのない放課後児童クラブ事業のガイドラインレベルから「最低限必要な内容について、国が一律の基準を示し、それを満たす形で市町村が設備、人員配置、事業内容等に関する基準を定め、質の確保を担保する」という新たな方向性の議論を始めています。この子ども子育て新システム検討会が幼保一元化推進の流れの中にあることから幼稚園、保育園関係者の評価も分かれますが、放課後児童クラブ事業においては期待できる内容も示されています。
1、 こうした経緯を踏まえ、今後の放課後児童クラブのありかたについてはどのように考えているのか、伺います。
2、 教育委員会は、とかく、放課後児童クラブ事業が学校教育とは直接関わりがないかのような姿勢を示す傾向があります。しかし、実際には放課後の子どもの居場所確保として放課後児童クラブ事業との棲み分けをはかり、玉川小学校など山間地の7校で放課後子ども教室事業を進めています。教育委員会としては、放課後児童クラブ事業をどのように見ているのか、教育長に伺います。
3、 社会福祉協議会の不正流用事件について伺います。今回の事件は、放課後児童クラブ委託事業の精算金を社協本部会計に入金するという会計処理の過ちの発見から明らかになったものであります。日頃より社協の硬直化した運営に疑問を持っている父母は相当数あり、今回の事件に大きなショックを受けております。
①この事件の経過と現在の調査状況、他の委託先での会計処理について問題はないのか、伺います。
「2」 待機児童の現状について
1、 児童クラブは、学校の空き教室の活用や学校敷地内への施設の場合が大半です。来年度の第一次、第2次の入所発表も行われましたが、シングルマザー家庭を含めて未だ入所のめどのたたない児童がおります。特に安東小学校、城北小学校の待機児童は他の地域に比較して毎年継続しています。待機児童の現状と4年生以上の受け入れについてどのように考えているのか伺います。
2、 城北小学校では、空き教室2つを使って児童クラブが運営されています。学校からは、少人数教育の推進や学校運営上の観点から空き教室の返還も子育て支援課に示されています。教育委員会は、学校運営上、教室が不足した場合、空き教室を活用しての児童クラブ運営に対してどのように考えるのか、伺います。
「3」 指導員の身分について
1、学童保育における指導員の身分は、時間給で、7時間、6時間、4時間の臨時職員で09年度72児童クラブ345人、7時間51名、6時間127名、4時間167名、7時間と6時間は教員資格、保育士資格を持っていますが大変不安定な身分、いわば「官製ワーキングプア」の状態にあります。図書館司書は非常勤嘱託職員122名、臨時・パート職員25名です。先日、京都市の放課後児童クラブ事業の視察の機会がありましたが、京都市では指定管理者制度を取っていますが、指導員は正規職員の身分として扱われています。印象的であったのは説明をしてくれた担当者が、児童クラブの指導員を「子供たちの命」を預かる職員と発言されていたことです。
①指導員を、正規又は非常勤職員として位置づけることは検討できないのか。また、位置づけた場合の経費はどのくらいと想定しているのか。
<2回目>
「1」 放課後児童クラブ事業の基本姿勢について
「国の動きを見守る」の範囲を出ていません。昨年の8月に父母を対象にして閉所時間や土曜日開所、利用料に関するアンケートを行っています。
1、 どのような回答となったのか。
2、 これらの回答結果をどのように事業に生かしていくのか。
(教育委員会の答弁について、社会教育委員会の議事録によれば「棲み分け」つまり教育委員会として、本来学校でやらなければならない「放課後子ども教室」を「放課後児童クラブ」事業に置き換えているようでありますが、ならば、もっと支援・連携を模索すべきではないでしょうか。)
(社協の不正流用問題について常任委員会で審議させてもらいます。私としては、厚生委員会で社会福祉協議会幹部を参考人とした委員会を開催すべきであると考えております。)
「2」 待機児童の現状について
1、 現在は、待機児童の多い安東小学校や城北小学校、既に定員ぎりぎりの児童クラブ、今後、入所児童が増大していくことが十分に予測されますが、
① 子育て支援課としては、今後学校からの空き教室の返還の申し出があった場合、どのような対応していくのか。
② また、逆に教育委員会としては、児童数の変化に伴う学校配置など検討も始めるとのことですが、空き教室の返還に伴う施設建設用地の提供などどう考えておられるのか、伺います。
「3」 指導員の身分
この問題については、厚生委員会での議論をしていきたいと思います。