まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

30日福島県いわき市報告前にも29日緊急市民学習会

2011年03月28日 | ニュース・関心事
3月29日(火)18:30~男女共同参画センターあざれあ
第3会議室(定員81人) 参加費500円
企画:ストップ原発震災はまおかキャンペーン
菊地洋一さんに福島原発建設に深くかかわった経験から
事故対策と今回の事故状況と原発震災の報告など伺います。
ぜひ御参加下さい。

なお、菊地さんは
28日浜岡原発の地元4市訪問、
29日14時より県庁記者クラブにての「福島原発
ハイロアクション」記者会見にも同席され解説・報告
を予定しています。

【元GE(アメリカの原発メーカー)でBWR110万(浜岡3・4号機と同型)の
日本初建設(東海・福島)の際の現場監督。現在宮崎在住。】


福島県いわき市への静岡市防災課による独自ルートによる支援物資供給

2011年03月28日 | ニュース・関心事
素晴らしいことがおきています。「虹と緑しずおかフォーラム」や「会派 虹と緑」として「福島原発から50キロのいわき市」「浜岡原発から50キロの静岡市」「いわき市で起きていることは明日の静岡市」と支援に取り組み。

3月19日第一陣から、第二陣として復旧しつつあるいわき市の水道ですが、放射能汚染により乳幼児向けの水が必要と佐藤市議からの要請があり、水確保のために水道局などと協議。20ケース480本の提供が約束されました。一方で、

静岡市民の方々からのツインメッセに届けられた支援物資の被災地搬送を計画的にやっている防災課と協議をした結果、直接、いわき市小名浜支所と連絡を取ってもらえることとなり、支援物資が30日に届けられることになりました。

これからも継続して物資の供給を行ってくれるとのことです。小さな人と人のつながりが組織と組織のつながりとなり新しい第一歩が実現しました。放射能汚染区域を抱えたいわき市の要望は様々に変化していきます。

柔軟に対応できる支援する側の対応が求められます。今回持っていくものは、水500ミリリットル1600本、大人向け・子供向けオムツ、おしりふき、ボックスティッシュ、生理用ナプキンの相当量です。


福島県いわき市議会議員・佐藤和良さんからの放射能汚染レベル報告

2011年03月28日 | ニュース・関心事
紹介します。
佐藤さんのブログからです。
※※
みなさま

佐藤和良です。
昨日ブログに投稿した内容です。http://skazuyoshi.exblog.jp/

3月25日、原発震災の取材と南相馬市への救援物資を積んだ、デ
イズジャパンの広河隆一さんが、いわき市に立ちより、アメリカからア
イリーン・スミスさんが送ってくれた放射線検知器を届けてくれました。

いわき市内のうち福島第一原発から約45~50km地点での放
射線量は、以下のような数値です。
●3月25日
午後9時45分 鹿島町 佐藤宅居間  0.646マイク
ロシーベルト/時
午後9時57分 鹿島町 佐藤宅寝室  0.441μSv/hr
●3月26日
午前5時31分 鹿島町 佐藤宅居間  0.688μSv/hr
午前6時30分 鹿島町 佐藤宅敷地  1.331μSv/hr
午前6時30分 鹿島町 車両予備タイヤ 3.340μSv/
hr
午後2時22分 鹿島町 佐藤宅敷地  1.054μSv/hr
午後2時27分 鹿島町 鹿島公民館敷地 0.840μSv/
hr
午後2時51分 小名浜 小名浜支所敷地 0.517μSv/
hr
午後6時05分 平・豊間 Kさん宅敷地
2.012μSv/hr
●3月27日
午前5時35分 鹿島町 佐藤宅居間  0.605μSv/hr
午前6時55分 鹿島町 佐藤宅敷地  1.024μSv/hr
午後4時05分 鹿島町 佐藤宅敷地  1.271μSv/hr

26日の数値では、わたくしの自宅敷地が小名浜支所敷地より2倍
以上の線量があり、かつ自宅の居間が室内であるにもかかわらず小名浜
支所敷地の屋外より線量が高いというものでした。私の住む鹿島町は、
地形的に盆地のような形状であるためか、太平洋岸で小名浜港のある小
名浜支所より数値が高いのかもしれません。そういえば、1970年
代の公害問題の頃、小名浜臨海工業地帯の工場から排出された重金属類
が、南東の風によりこの鹿島地区に降下して大問題になった記憶を思い
出しました。
また、車両予備タイヤの数値が高いのは、埃が原因だと考えています。
小名浜支所で救援物資を配布していた職員の帽子を計測したところ、
1μSvを超える値を示しましたが、埃をたたき落とすと半減しま
した。屋外活動が長いと、上着などよりも頭髪や口を覆う帽子やマスク
に高い数値が示されています。職務上や止むを得ず屋外で活動する場
合、髪の毛を覆うフード付きの雨合羽や工業用の防塵マスクを使用すべ
きです。

私の自宅居間の室内線量は、この一両日は0.6μSv/hr前後
です。
1日中家にいると仮定すれば、1日の総線量は、0.6μSv/
hr×24=14.4μSvです。
一般人の年間総被曝線量の限度である1mSvは、
1,000μSvですから、約70日間で限度を超す計算になりま
す。
現実的には、生活している以上外に出る機会があります。移動や活動に
よって屋外での時間は必然的に増えます。屋内外で活動して1μSv/
hrと仮定すれば、1日24μSvとなり、約42日
間で限度を超える計算ですので、実際は70日以前に被曝総線量
は、1mSvを超すものと思われます。

いずれにしても、現時点では、福島第一原発での大気中への放射性物質
の拡散が継続しており、ここ数ヶ月でそれが収束する見込みもないこと
から、放射能汚染と被曝が深まっていくことが予想されます。福島第一
原発の原子炉と燃料プールの冷却機能が回復せず、原子炉の完全炉心溶
融、水蒸気爆発など事態の悪化によっては、汚染と被曝の様相もさらに
深刻なものとなります。