ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

さいならもんじゅ!と言える日を迎えるために

2011年11月06日 | 日本とわたし
[京都新聞 2011年11月05日掲載]の社説を紹介します。

もんじゅ  きっぱり廃止の宣告を

建設以来、トラブル続きの高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)が、今月20日に始まる行政刷新会議の『提言型政策仕分け』の洗礼を浴びる。
東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、国民の厳しい視線が集まる。
今後の原子力に関する研究と、開発の在り方にもメスが入る。
 
原子力発電は、天然のウランを燃料とする。
天然ウラン資源は、いつか枯渇するため、その解決手段として考え出されたのが、核燃料サイクルと呼ばれる政策だ。
高速増殖炉『もんじゅ』は、核燃料を再処理したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使い、消費したよりも多くの燃料を生み出す、原発施設として導入された。
現在は、発電に使う実用炉の手前の、原型炉の開発段階にある。
 
もんじゅは、1994年に初臨界に達したが、翌年には、冷却用のナトリウムが漏れる事故が起きる。
2010年、14年ぶりに運転を再開したが、3カ月後には、原子炉容器内に燃料交換装置が落下し、現在も運転が止まっている。
 
何の成果も得ないまま、これまでに投じた建設費や研究開発費は、9400億円にのぼる。
運転中止中の現在も、年間200億円前後の維持管理費が要る。
冷却剤のナトリウムを加熱する、ヒーターの電気代だけで、年に10億円もかかる。

 
もんじゅは、持続可能な原子力発電施設として、当初から構想され、原子力発電の永続を前提とした施設である。
福島第1原発の事故以来、『脱原発依存』の国民世論が高まるなかで、必要か不必要かの議論は、もはや不要ではないか。
『提言型政策仕分け』で、はっきりと『もんじゅ廃止』の宣告を下すべきだ。
 
政府が7月に閣議決定した2011年版の科学技術白書では、前年あった「高速増殖炉の実証施設を実現する」との記述が削除された。
これも廃止の根拠になる。
 
気になる発言が報道された。
もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長が、発電実用化とは別の研究機関に軸足を移す方向性を示したのだ。
鈴木理事長は、実用炉の建造を目指す従来路線は「なかなか国民に理解してもらえない」との認識は示しながら、組織と事業の存続を訴えている。
4000人近い常勤職員を抱える開発機構トップとして生き残りを模索する
のは分かるとしても、国民的視点に立った『政策仕分け』が求められる。
 
同時に、核燃料サイクル全体が問われるべきだ。
青森県六ケ所村で建設が進む使用済み核燃料の再処理工場は、1993年の着工から18年が経過しても完成していない。
こちらも、すでに2兆円を超す国費が投じられている。
国費の浪費は許されない。

 

この記事に書かれてる、今までにかかった費用が正確なんかどうかは知らんけど、
なんも役に立たんもんに、それがいつかは役立つからって、年間200億円ものお守り代が要るやなんて……。
いや、実際に要ってたってことやんな。
ほんでそのお金は、他の誰でもない、市民が分け合うて、いや、知らん間に、知らされんままに、いや、ほぼ騙しに遭うたみたいに払い続けてた。
そういうヤクザ稼業みたいな集団は、この際どこもかも解体ささなあかん!
電力会社も同じ穴のヤクザや。あんたらも解体!
そら、どこのクソな集団にも、中には罪の無い人、くさってへん人、抵抗し続けてきた人がいる。
けど、そやからって、もうこんなウソツキで横暴で強慾で無慈悲で人間やめてるもんが上に立ってるとこが、デカイ顔して世の中に居残ってたらあかんねん。
あいつらが、8ヶ月経ってなんか真っ当なことしたか?
必死で困ってる人らのためになることしたか?
命かけて現場で作業してくれてるのは誰やねん?
東京の本社で今年の年末もボーナスもろて、いまだに高給取って当たり前な顔してる連中か?
子供がタラタラ鼻血出してるの見て、すまん、許してくれと心の中で慟哭してる親の気持ちを想像しような。
どうせ長生きできひんからと、うつむいてつぶやく男の子の心の傷を無視せんとこうな。
「おそとであそびたい」「げんぱついらない」言うて歩いてた5才ぐらいの男の子。
日本の子を助けられるのはもう、わたしらみたいな、そこらの日本のおばちゃんおっちゃんだけやねん。
世界は見てるよ。めちゃくちゃ心配しながら。けど手は出せへん。外国やから。
チェルノブイリの時の日本を思い出してよ。
あのニュースを追うてた時の自分を思い出してよ。
日本になにができた?世界になにができた?
心配そうな顔して、遠巻きに、様子を見守ってただけやんか。
結局、あの時はほんまに初めての事やったから、予防もクソもなかった。
それで、大勢の子供や大人、動物や自然が犠牲になった。
日本を救うのは日本人の大人。今大人やってるもんだけやねん、救えるのは。
福島ですでに、70人以上もの人が自殺した。
東北以外で、特に東北から離れたとこで住んでる日本の大人に言いたい。
なんも難しいことちゃうねん。
デモ参加や署名や自動引き落としの中止や銀行口座の解約。
自分のまわりでできることいっぱいあんねん。
見てへんふりしてんと、もっと助けたらんかいっ!
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あるひとりのおかあさんの思いが、800人もの人達につながった日『パパママぼくの脱原発ウォーク』

2011年11月06日 | 日本とわたし
『パパママぼくの脱原発ウォーク』



子ども達の未来と原発を考える1000人アクション、11・6『パパママぼくの脱原発ウォーク』in武蔵野・三鷹
が、雨降りの天気にもかかわらず、大成功!
なんと、800人以上もの人達が集まってくれはった!
明日香ちゃん、ほんまにお疲れさんでした!

いつもは写真だけやった明日香ちゃんが動いてて?、あたたかな、ほんで、よう通るべっぴんな声を聞かせもらえて、めっちゃ嬉しかった!

あんなお天気の中、ちっちゃい子らがテクテクと、「げんぱついらない!」「おそとであそびたい!」と叫びながら歩いてる姿を見て、声を聞いて、胸が締めつけられた。
ある女の子が、「わたしは肺がんになるために生まれてきたんじゃない」と言うたことを読んだ時、子供らが抱えてる痛みと不安は、わたしなんかが想像してる以上のもんやと痛感した。
ちっちゃい子らが先頭のグループを歩き、その子らの歩調に合わせて、大人達もゆっくりゆっくり。
通りかかった車の中から、手を振る人も多かった。
幼い子たちの声は、どんな鳴りものよりも、拡声器よりもきっと、心の中にしみ込んでいったと思う。

このウォークの誘導を担当しはった警察の方々も、とても穏やかで、温かい眼差しで、街中を歩く人達の安全を一番に考えてはったように見えた。
彼らもやっぱり、おとうさんでありおじいちゃんであるんやなあ、と思た。

いろんな意味で、ものすごええデモンストレーションやったと思う。

きっと、主催者の明日香ちゃんのお人柄が、そういう細かなとこまでしっかりと浸透してたんやろなあ。

こんなふうに、毎週どこかで、いろんな形で、思いを声にして歩ける集まりがあるとええなあ。
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米国なんぼなんでもアンタおっき過ぎまっせ事情

2011年11月06日 | 米国○○事情
今朝、三階の息子の部屋の布団の上でくつろいでたこのお方。それを見た息子が仰天して、近くにあったコップと封筒で閉じ込めた。


カメラを近づけると、激しく威嚇。そらそうやわ。蜂生初めての、わけわからん経験やもん。

しばらくすると少し落ち着いて、なにやら口元をもぐもぐさせてる思たら、黒い粒を吐き出した。


それを、なぜか、前足でシャッシャッと蹴飛ばす蜂さん。なにが気に入らんのやろ……。


宛名読むふりするの図。けど、無理してるのか、お尻がフルフルと震えてる。


おばはん、ちょっとしつこいで!やめんかい!


コップ越しなのをいいことに知らんふりしてたら、さらに構えてきた。恐っ!


もうこんなん相手にせんとこ……体力の無駄やと、今度は真剣に読み始める蜂さん。


哀愁が漂う後ろ姿……。


もちろん、この後、外に逃がしたけど、体長3.5㎝(1.5inches)の、それはそれは見事な蜂さんなのであった。
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これが現実!これが実際に起こってること!これがあんたらが知らんかったことにしてる現実!

2011年11月06日 | 日本とわたし
日本中が頭にきているさなか、東電はちゃっかり冬のボーナス支給を決定。
一方で、東電は、20兆円を超える除染費用を、国が税金で全額負担するよう要請。
しかも、大型除染工事は、系列会社で独占受注。

まさにやりたい放題。

夕刻の東電会見で、東京都が受け入れた瓦礫の処理を、東電子会社が受注した件を質問した平等党の田中氏が、東電寺沢に会見出入り拒否されました。



ユーザー:@sayakaiurani

*被災地から放射性物質に汚染された瓦礫がいっぱい到着しました。。


*被災地からの瓦礫到着。トラック、コンテナ周辺はすでに35マイクロシーベルト以上。
場所はJR東京貨物ターミナルです。本日は絶対にマスクしてください。

*報道陣みんなマスクしてるー。

コンテナから漏れ出た液体はかなり高いですが、周辺は5.8マイクロシーベルトですね。

*瓦礫受け入れ反対デモが開かれるってゆーから、来てみたけど誰もいない……場所間違えたかわたし……一人でこの格好はただのコスプレです……。

*本日の瓦礫はこれで終了っぽい。
さっきの写真の場所は、0.6マイクロシーベルトになった。
なんであんなに高くなったり、トラックがいくと低くなったりするんだろう。
でなんでこんなに騒いでいるのに、え?搬入されんの?みたいな人がまだいるんだろう。
情報の温度差を感じる……。

*おもしろいのが、私物ガイガー使用禁止だったとこ。(笑)
あと、読売がガイガーに8.○○とかでてたのに、電卓でなんか計算して、0.087とかに算出してたとこ。あの計算なんなん?!(笑)

*瓦礫やったけど、データの計算、恐ろしすぎて……吐きそう……また隠蔽しちゃうんだー……。


ユーザー:@kazukazu721

*《最大注意》東京に搬入された汚染瓦礫は、下記↓のとても強い線量が観測された情報があります。
瓦礫は粉砕焼却されます。
今後の情報に注意です。
RT @kyarasouzyu2: @teatree_ft JR貨物で35μ出てるという情報入りました。要注意です。

*お疲れさまです。
あれ、なんで堂々と、私物ガイガー使用禁止したんですかね。
鉛箱に入れた時や、空間線量公表数値は、0.032とかでしたが、ターミナル駅線路脇が0.35マイクロシーベルトだったのに(笑)。
報道陣も呆れ気味でしたね。

*ほんとに、公表通りの数値0.0023なのかどうか、大勢で見てほしいです。


ユーザー:@thoton

*ガイガー持ってて、東京貨物ターミナル駅へ行ける人は行って下さい。
所在地:東京都品川区八潮3丁目3-22(最寄り駅:東京モノレール流通センター駅)

*なんで周辺の空間線量よりも、この測定値は低いんだろう。


そして、あの液体は何なんだろう。
マスコミのあの計算は何なんだろう。
なんで私物ガイガー使ったらだめだったんだろう。

なんでみんなでどよめいたあの瞬間を報道しないんだろう。
謎だらけ。ほんとに。

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このように、瓦礫近辺では相当高い放射線量が計測されており、
江東区、大田区に運ばれていくことになる。

ここに重大な公表、メディアの問題点、落とし穴を指摘する。
公表資料において記載されていたのは、133Bqや、8000Bqなどがおどる、「安全な」はずの数値であった。

しかしながら、実際運ばれてきた瓦礫は近辺だけでも、0.35μSv/h、再接近で35μSv/hを観測するものであった。

公表資料ではBqでしか明かさない。
空間線量で公表した瞬間、激しい抗議が起こることを容易に把握している
のであろう。


<続報関係>

以下のHPに、瓦礫関連の日程や情報があるので、参考にしていただきたい。

東京都(江東・大田区)で始まる「震災がれき受入」の日程、施設情報:11/2搬出開始
http://matome.naver.jp/odai/2132019835564738301
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