ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

みんなでオリジナル意見広告『選ぶべき道は原発ではありません!』

2011年11月04日 | 日本とわたし
再び、そして今度は、友人hidetan作の意見広告『選ぶべき道は原発ではありません!』を紹介します。

少し前に、あの、今思い出してもムカムカする、櫻井氏の写真入りの意見広告が、大手の新聞にデカデカと掲載されました。
これは、その訂正版、人間として正しい、真っ当な広告版です。

この広告の作成については、あかつぶの絵師、柚木ミサトさんが協力してくれてはります。
すてきや!!


選ぶべき道は原発ではありません



原発事故で大きな岐路に立つ日本。
事故は、二つのことを教えてくれました。
事故が、原発管理の杜撰さによる人災だったこと、
震源地により近かった東北電力女川原発が生き残ったのは、ただ単に『運』が良かっただけ、
この二点です。

だからこそ、人災を引き起こした『管理』の問題と、
事故の防止を『運』に任せるような未熟な技術を、推進しようとする愚行を深く反省し、
今後の全国民の未来について、よく考えることが肝要です。

エネルギーの過剰供給は必要ありません。
鍋の水を沸かすのに、鍋底からはみ出すような大きな炎は要らないのです。

今日本が為すべきは、社会と経済の基盤を根底から崩し、
国民の命や健康に、深刻な悪影響を及ぼす原発の危険性を再認識し、
安全を確保する唯一の対策として、
原発を全廃することです。

核廃棄物の処理・処分に係る技術的安全は、未だ確保されていません。
再生可能エネルギーの開発と実用化が急務であると同時に、
『核の平和利用』と偽った国策を、一刻も早く抹消させなければなりません。

今、全国民が、身の丈に合ったエネルギー消費を考える時なのです。
地球のすべての生命にとって、安全で、持続可能な社会の構築を目指し、世界を牽引していくことこそ、
国民の『誇り』と『幸せ』につながるのです。
そしてこのことがまさに、『国益』であると、悟るべき時なのです。

東日本大震災、衝撃的な史上最悪の原発事故から約八ヶ月。
そして『あかつぶの絵』に出会って約半年……。
私の価値観は大きく変化しました。
そして、大切なことを学びました。
科学技術は万能ではなく、人間の愛、思いやりこそが万能なのだと。
さあ、誇りを持ち、大切なことを見失うことなく、着実に進みましょう。
みなさんの思いがひとつになることを希求します。
さあ、今こそ、ひとりひとりが考え行動する時です!


ただの個人  どう生きたいか研究中
つぶつぶ仲間 ひでたん
空気不読   きゅうりちゃん
仲間     柚木ミサト 
       勇気 凛々
       勇気 満々 
       勇気 満タン       
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自然は美しく、哀しく、力強い!

2011年11月04日 | ひとりごと
今年の紅葉を迎えた木々は、本当に可哀相なことになった。
それもこれも、あの、土曜日に突如やってきた雪嵐のせい。

気功の先生ミリアムの裏庭も。


お向かいの家も。外に出ていたおじさんに、「あんた、薪いらんか?」と聞かれた。


街中、どの通りにもあるこんな風景。


悲しくなってきたので、目線を変えて。


きれいに色づく前に、地面に落とされてしまった。


それでもなんとか残ってくれている木も。


我が家の通りも例外ではない。これで停電を免れたのは奇跡だったのかも。今だに停電のままの家がたくさんある。


うちのカエデの老木も、大きな枝をいっぱい落とされてしまった。


痛々しい折れ口があちこちに。


奥の畑もすっかり寂しくなり、


ゴーヤくん達も所在なげにごろんごろん……。


あれ?この黒いのはなんじゃ?


これはヤマゴボウでしょか?


自然の力には誰もかなわない。
コメント (8)
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自分をとことん見つめ、知り、思いを聞く!そしたら自ずとどう生きたいかが見えてくる!それに従え!

2011年11月04日 | 日本とわたし
今週の月曜日の幻のハロウィーン……。
土曜日の雪嵐で、倒された樹木の枝が高圧電線をぶっ千切り、まだまだ枝が落ちてくる可能性もあったことから、
子供達のお楽しみ中のお楽しみ行事、ハロウィーンの『Trick or Treat!』が延期になったのは今週の月曜日。
子供達はがっくり……。
延期になった今日の夕方、どうなるかなあ……などと思いながらレッスンをしていましたが、やっぱり気が抜けたのか、誰もドアベルを鳴らしてくれなかった。
せっかくチョコレートを買って用意してたのに……。

さて今日は、久しぶりの気功のクラス。
自己治癒のための瞑想と雑談。

雑談中に、「そりゃそうと、演奏会はどうやったん?」と聞かれ、
「あの嵐の中を、ぎょうさんのお客さんが来てくれはって、無事に演奏もできて幸せやった」と答えた。

今回は、指の故障があったり、日本の災害や原発事故が起こり、その後毎日『ひとりデモ』を続けていたりしながらの演奏会だった。
痛みがどうなることかと気をもんだり、一旦は演奏会に気持ちを集中させなければと焦ったりもした。
けれども、終わってみれば、というか、演奏会前日の朝、旦那がこんなことをポツリと言った。
「まうみ、今回は妙に落ち着いてる。普通と変わらん」

そういえば、夜はぐっすり眠っていて、寝付きも悪くない。
食欲も普通で、首や肩の周りもギリギリと痛んだりもしない。
もちろん、本番で弾いている自分を想像しては、心臓を無駄にドキドキさせたりはしたけれど、それ以外はほぼいつも通りの自分がいる。
そのことに気がついて、自分でも不思議な気がした。

それで今日改めて、演奏会までのことをミリアムから聞かれ、振り返って考えてみた。
「結局は、指の痛みがどんどん酷なって、仕上がりがギリギリになり、余裕のある準備ができんかったけど、
惚れ込んだ曲やからか、どんなに苦しい練習でも、どんなに惨めに弾けん状態でも、いつもどこかで嬉しかったし幸せやった。
この曲が演奏できて、それを聞いてもらえるのなら、どんな辛いことだって乗り越えられると思てた。
実際には、完璧な演奏にはほど遠かったけど、この幸福感と達成感は、ほとばしるエネルギーとなって、あの会場にいはったみんなに届いたと思う。
そんな経験ができて、その過程にいろんな人が支えてくれはって、それがどんなにありがたかったか。
それと、今回は多分、今までで一番自分本位に過ごしたと思う。
無理してやればできたけど、掃除も料理も、それから旦那との団らんも、最後の数週間は最低のことしかせんかった。
いつもやったら、時間無いけど、しんどいけど、余裕なんてないけど、アレとコレはやっとかなあかん、やっとかなカッコわるい、やっとかな申し訳ない、などと思いながら、
いつもやってることを、いつもの量、いつもの通りに、クタクタになりながらやってた。
今回はそれをせんかった。なんでやろ?」

言葉が見つからないまま黙っていると、ミリアムが話し始めた。

「まうみ、それは多分、あなたがこの瞑想で、自分の思いに耳を傾け、それに従ってあげられるようになったからだと思う。
それこそが、自分をまず大切にできる第一歩。
自分をまず大切にできる人は、他の人も大切にできる。
自分をまず愛せる人は、他の人も愛せる。
これはもう、紛れも無い真実なのよ。
他人の言うことに耳を傾けるのは大事だけれど、他人の言うことをきく、従う、ということとは違う。
その人の、あるいは、世間の考え方が自分に合わない、またはわからないと思うのなら、それに従ったり賛成する必要は無いの。
自分をとことん大切にしようとすると、自ずから、どういうふうに生きたらいいのか、それが見えてくるの。
小さなことから練習して、いずれとても大きな決断をしなければならないような時が訪れたら、自分にとって正しいことが選べるように。
自分をちゃんと大切にできる人が集まって、それが家族になり、町になり、市になり、県になり、国になり、世界になったら、
地球はもっともっと、あたたかな思いにあふれる幸せな惑星になるのにね。
そして音楽家はすてきな音楽を奏で、画家は生命力溢れる美しい絵を描き、親はわくわくしながら子を育て、
質素でも美味しい海の幸山の幸を食べ、元気に語らい、働き、子供は外で駆けずり回り、動物も植物も豊かに育つ。
皆がそれぞれに違うことを尊び、喜び、愛する自分自身を語る人の声に耳をすまし、地球という自然に感謝の念を抱く」

そして静かにため息。

怒りと諦めと呆れと悲しみが、交互に現れる毎日が続いている。
それはなにもかも、自分を捨ててしまった、もう誰のことも大切にできない、人間の殻を被っただけの人間達の、信じ難い悪行のせいだ。

どうにかして止めたい。
どうにかして改善できる方法を見つけたい。
自分の気持ちははっきりとわかっている。
どうしたいのか、どうするつもりなのか。
でも、日本の、そして日本の人達のことになると、どうしたらいいのか、わたしにはまだわからない。
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悪代官シリーズ 第2弾!! (by hidetan_13)

2011年11月04日 | 日本とわたし
2011-11-04 23:32:39
前回までの『24』

あっ違ごた、 
前回までの『悪代官シリーズ』……、

有名な『越後屋』はまうみ姫に成敗された。
その後 頭角をあらわしたのが『淀屋』である。
『淀屋』はエレキ商社(現在の電力会社)、幕府(現在の日本国政府)と組んで、悪行三昧、私腹を肥やしていくのであった

=====================

(悪) しかし、淀屋、お前も悪よのぉ~……、
  備前佐賀の、玄海電気製造処の四号機を、みなが寝静まった丑三つ時にこっそり動かすとは……むふっふふ……。

(淀) いえいえお代官様、今回の一件は、備前佐賀の藩主・古○殿と、筑前のエレキ問屋が企んだこと。わたくしめは何もしておりません……。

(悪) 戯けごとを言うではない!このわしの目が、節穴とでも申すのか!

(淀) はっはぁ~!滅相もございません!

(悪) 淀屋、お前が極秘裏に手を回し、陸奥の事故を起こした福島エレキ製造処で、再び臨界が起きたなどと騒ぎをおこし、世間の目を玄海からそらしたことぐらい分かっておるわ!

(淀) 重ねがさね忝い。お代官さまは、何でもお見通しですな。

(悪) それで、この後の手筈はどのように?
   このままでは、原子の熱で湯を沸かすカラクリ仕掛けが、全部とまるのも時間の問題。

(淀) いえいえ、その点は抜かりはございませぬ。
<淀屋、悪代官に酌をしながら>
次の手はしっかりと打ってございますよってに……準備は万端・バルタン星人♪ブホホホホでございます。

(悪) ほほぉ……<グビ!注がれた酒を飲み干す代官>……で、次の手筈とは? 

(淀) ははぁ、玄海に続き薩摩の川内、はたまた蝦夷の地をしっかりと固め、徐々に江戸、上方へ、手を伸ばすのでございます。

(悪) しかしじゃな、<扇子を畳みに突き立て、身を乗り出す悪代官>……言うはた易いが、上手くいくのか?

(淀) お代官さま、新聞は一軒に一部……いや、百聞は一見に如かず。まぁ、ご覧いただければ、ご納得がいくはず。
   ここはサラミの添加物……いや、高見の見物ということで。

(悪) 信頼して良いのじゃな!淀屋。

(淀) はい、お代官様。 
除夜の鐘を聞くころには、佐賀、薩摩、蝦夷は、我らの手中にあることでしょう。
睦月、如月には、若狭と越前の国のエレキ製造処において、湯を沸かすカラクリ仕掛けに、再び火が入るという寸法でございます。
……ですので、お代官様は……<ここで、再び代官に酌をする淀屋>……民衆より調達した資金を、ご用意いただくだけで良いのです。

(悪) はっはは……すべては、その「手筈」通りとのことじゃな。
それにしても、年貢を増やさんといかぬな、がっははは!

<効果音>ガタ!

(悪) うぬ?何やつっ! <刀の鍔を握る悪代官、そして怯える淀屋>

<天の声、実は姫の自作自演>
 
ある時は、エレキ日記帳を嗜む善良な「無論具おかん」!
ある時は、伴天連より伝来した音の出る鍵盤を弾きながら街を練り歩く大道芸人!
ある時は、嵐(はりけーん)、雪嵐を呼ぶ女!
ある時は……

(お庭番) ひっ姫!そのへんでお辞めになった方が……

(姫) おお、そうじゃったな。その実体は……、 
  
チャララ~ん♪<効果音 実は姫が自分でやってる>
  
正義の三方五湖……味方『まうみ姫』なのだぁ~^^/♡
おまえたちの悪事、鹿と聞いたぞ!(今回ツッコミなし)
エレキ問屋と結託し、民衆を騙し私腹を肥やす。
そればかりか、湯沸かしカラクリの事故で大勢の民を苦しめ、
挙句の果てにその民を救うどころか、さらに年貢を取り立て、事故をおこしたエレキ問屋を救うとは何事じゃ!
てめぇたちゃ人間じゃねぇや!成敗してくれるっ!

<効果音>バキバキバキ!

はたして正義の味方、姫の活躍はいかに! 

次回に続く……。
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