ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

こんないい加減な話があるか!誰の税金でやってるんだ!誰の命を守るんだ!どうして真剣にやらないんだ!

2015年07月29日 | 日本とわたし
この太郎さんの質疑文、朝から3回も聞いて、矢も楯もたまらなくなって、質問時間が短いから超~早口なんだけども、やっぱ文字起こしすっか~と、
それでなくても重い腰をじわじわと上げ、はじめの10分ぐらいのところまで、聞いては書き、聞き直しては書きして苦戦していたら、

IWJの原佑介さんが、やっちゃってくださってました!!
大大大感謝!!
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ではでは、本題。
太郎さんの言葉のほとんどが、太字、色文字、ほんでもってサイズ最大にしてしまいたくなるものでした。
だからあえて、今回はしませんでした。
それに比べて、安倍首相をはじめとする面々の、多分彼ら自身もほぼ理解できてない、漢字の羅列を間違わないで読む練習をしただけだろう答弁のお粗末なこと!

わかってたけどもやっぱり酷い!情けない!腹が立つ!

もっともっと怒りましょう!物申しましょう!



【質疑全文掲載】
「ミサイルが着弾したあとの『最悪のパターン』も考えていないのか。呆れてものも言えない」
――山本太郎議員が原発×戦争リスクを追及!
「また泣き寝入りか? 福島の事故のように。あまりにもおかしい」

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255492

「こんないい加減な話があるか。誰の税金でやってるんだ。誰の命を守るんだ。どうして真剣にやらないんだ」――。

北朝鮮の弾道ミサイルなど、日本にとって「差し迫った脅威」が存在すると喧伝し、これらを口実に安保関連法案の必要性を説く安倍政権。
だが、「差し迫った脅威」があるというわりには、肝心の「原子力施設に対する弾道ミサイル攻撃」に関して、何一つ想定していない。

では、いざ弾道ミサイルが核施設に飛来した場合、周辺に住む国民はどうすればいいのか。
「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎議員が2015年7月29日(水)、参院の平和安全特別委員会で質した。

原子力規制委員会は、
「弾道ミサイルが直撃するような事態は、そもそも原子力施設の設置者に対する規制により対処すべき性質のものではないとし、
政府は、
「他国等からの弾道ミサイル攻撃に関する想定については、政府として特定の施設についてお答えすることは差し控えると回答を拒否。
まるでシミュレーションができていないのだ。

山本議員は、
国会審議は1日3億円近くかかるという。
それを95日間も延長しておいて、実際に飛んでくると言われているミサイルが着弾したあとの『最悪のパターン』を考えていないんですか。
呆れてものも言えない」
と、政府の無責任を糾弾した。

さらに、
「色んな『安全保障の問題だ』『エネルギー問題だ』って色んなことを言っているけれども、実際はどうなんだ。
もしものことが起こった場合、また泣き寝入りか? 
福島の事故のように。
あまりにもおかしいじゃないですか」
とたたみかけた。

以下、質疑の詳細な要旨を掲載する。(原佑介)


山本太郎議員の質疑全文(一部リライト)

山本太郎議員:
『生活の党と山本太郎となかまたち』の山本太郎です。
党名は長いんですけども、質問時間は長くないということなので、ぜひ簡潔にお答えいただきたいと思います。

その前に、本日、この審議を傍聴しにきてくださっているお客様の中に、6名の沖縄からのお客様がいるそうです。
辺野古から来ていただいたそうです。
過去4度、直近の選挙では、沖縄の民意ははっきりとしました。
『辺野古に基地は作らせない』。
それが沖縄の民意で、決めたこと。

にも関わらず、どうやら安倍政権は、どうしても作る気満々のようです。
民主主義とは何か、立憲主義とは何なのかということを、今日お越しいただいている辺野古の皆さんにも是非、お伝え願えればと思います。

まず、総論として、私たち『生活の党と山本太郎となかまたち』は、
今回の政府・与党のいう平和安全法制、私たちからみれば、まぎれもない戦争参加法制だと思うんですが、
これらの法案は明らかに憲法違反であり、そればかりでなく、安全を保障するどころか、自衛隊員と、日本国民全体の危機を高めるので断固反対。
全力で反対いたします。

今回、この特別委員会で発言の場を得ましたので、私たちは、次の4つの視点を基本に、質疑を行ってまいりたいと思います。

第一。
やはり、なによりも、今回の政府提出法案は、日本国憲法9条に違反する違憲法だ、ということです。

憲法9条には、自衛権を認めるとはどこにも書いていません。
明確に武力行使は禁止されている。
しかし、外部から日本に対して攻撃、急迫不正の侵害があり、他に手段がない場合は、
必要最小限度の実力行使ができるという解釈で、正当防衛のための自衛隊を保有しているんですよね。
日本が攻撃されていないにも関わらず、武装した自衛隊が海外で武力行使するということは、到底、許されることではありません。

第二。
後方支援は武力行使そのものだということです。
日本政府は後方支援と言っておりますけども、国際法上『ロジスティクス』は補給、兵站であり、
後方支援する自衛隊は、日本が支援する米国等の敵対国、あるいは敵対組織の軍事目標、攻撃目標に当然なります。
米国の敵が、そのまま日本の敵になる。
有志連合国の敵が、そのまま日本の敵になってしまうという話ですよね。

第三。
国際法上の正当性についてです。
中東、アフガニスタンでの米国等の爆撃や、地上作戦に巻き込まれた市民、女性、子どもたちの殺傷は、明らかに戦争犯罪です。
国際法上の正当性、あるわけがございません。
このような米国軍等の行為に、日本の自衛隊が参加・協力することは、あってはならないです。

自衛隊員の皆さんの危険が高まること、このことも重大な問題ですけれども、
日本の自衛隊が、非戦闘員の市民、女性、子どもたちに対し、誤って発砲し、加害者側、戦争犯罪者側になることは、絶対にあってはいけません。
現場の情勢、刻一刻と変化します。
戦場ジャーナリストの方々にお聞きすると、皆さん口を揃えてこうおっしゃる。
『身を守るために動くものは全て撃つ。そんな状況に陥るのが戦場だ』と。

安全だと思われた場所も、その先はわからない、という話なんです。
我が国は、海外では、あくまで集団安全保障、国連中心主義で行動すべきで、
自衛隊の海外派兵は行わず、国連の人道支援活動を中心に、参加、協力すべきです。

憲法違反の法案に対してね、『対案を出せ』と、これよく聞きますよね、声高に、与党側から。
これはただの詭弁です。
論点ずらし以外の何ものでもない。
憲法違反の法案に対する対案は廃案であると、先日、参院本会議で、民主党の北沢俊美理事がおっしゃっていました。
そのとおり。

続いて第四として、
私たちの安全保障に関する政策を、主張していきたいと思います。
まず、日本の領域に対する急迫不正の侵害に対しては、従来通り、個別的自衛権と日米安保で対処します。
尖閣、小笠原、東シナ海の中国漁船等については、海上保安庁の能力を一段と高め、自衛隊はそれをサポートすべきです。

南シナ海に対しては、軍事力ではなく、外交力で対処すべき。
ASEAN諸国と連携し、APECの枠組みで、海上輸送路の安全を確保すべき。
中国に国際法に違反するような行為があったとするならば、APECやG7などとも協力して、経済制裁をすることとし、
そのことを抑止力とすべきではないでしょうか。

中東につきましては、自衛隊は派遣せず、国連の人道支援活動への参加協力に徹するべきだと思います。
イスラムは、日本の敵ではありません。
これが私たちの政策、いわゆる『対案』です。

以上、4つの視点から質疑を行いたいと思いますけれども、今日は1回目ですから、現在の、我が国に差し迫った日本壊滅のリスクに関する重大な脅威について、質問していきたいと思います。

衆議院で、100時間以上を超える審議が行われたっていう話なんですけれども、
まぁでも、ほぼ誰も理解できてないんじゃないですか? 
総理でさえもあんま理解できていないんじゃないかな、って、先日のテレビのわかりやすい説明を見てると思っちゃうんですけれども、
安保法案に対して、それでもテレビに出演して、噛み砕いてみんなに説明しようというお気持ちはよく伝わってくるのですが、
残念ながら、ますます混乱を深めているだけ。

理解を深めるコンテンツとして、今、話題が盛り上がっていています『教えて! ヒゲの隊長』、ご存知ですよね? 
本家本元のヒゲの隊長のほうも盛り上がっていますけども、その一方で、パロディ版が本家を超えるヒット数ということで、合わせて観ていただくとかなり面白いと思うんですけども、
まず最初の質問はですね、このヒゲの隊長さんの動画の一コマをお借りして、質問したいと思います。

この動画の中、ヒゲの隊長は、あかりちゃんに対して、
『日本にミサイルを向けている国があるのを知っている?』と聞いています。
安倍総理、実際に日本にミサイルを向けている国というのは存在するんですか?教えてください。


中谷元防衛相:
中国、北朝鮮、ロシアは、我が国に到達しうる多数の弾道ミサイルを保有しております。
しかし、それのみをもって、我が国の安全に対する脅威と、評価しているわけではありません。

弾道ミサイルの能力のみならず、その時々の国際情勢、また当該国の言動、行動など、総合的な分析、評価が必要となります。
そのうえで政府として、北朝鮮による弾道ミサイル能力の増強等は、我が国の安全に対する重大、かつ差し迫った脅威と認識をいたしておりますが、
これはまず、北朝鮮が国際社会の自制要求にも関わらず、核弾道ミサイルを開発している姿勢を崩していない。

そして、過去3回の核実験を通じて、核兵器の小型化、弾頭化の実現に至っている可能性を排除できない。
そして、日本の大半を射程に入れる、数百発もの弾道ミサイルを配備している。

そして昨今、弾道ミサイルの発射訓練を繰り返している。
そして、我が国の具体的な都市名をあげて、弾道ミサイルの打撃圏内にあることを強調するなど、
挑発的な言動を繰り返していることなどを、総合的に分析、評価した結果でございまして、
北朝鮮の軍事動向、これは我が国はもとより、地域国際社会の安全保障にとっても、重大な不安定要因となっております。


山本太郎:
続いてヒゲの隊長、
『もし現実にミサイルを撃ってきたらどうする?』と、あかりちゃんに聴いているんですよ。
安倍総理、そろそろ声を聞かせてください。
もし現実にミサイルを撃ってきたとしたら、どうするんですかね?



安倍総理:
我が国に対して弾道ミサイルが発射された場合には、自衛隊が米軍と協力をしつつ、弾道ミサイルシステムでこれを迎撃いたします。
具体的には、イージス艦とPAC3により、二段階で対応することを考えております。
その際、我が国に弾道ミサイルが飛来すると認められるものと、これが我が国に対する武力行使とは認められない場合には、
自衛隊法82条の3にもとづく、弾道ミサイル等破壊措置により、対処することになるわけであります。

他方、我が国に対する外部からの武力攻撃に該当すると判断し、我が国を防衛する必要があると認められる場合には、
自衛隊が、自衛隊法76条の『防衛出動』により、対処することとなります。
また、武力攻撃事態などに該当すれば、事態の状況に応じて、国民保護法等の関係法令や、国民保護計画等にもとづいて、
警報の発令や、住民の避難等の措置を、迅速かつ的確にとることになります。


山本太郎:
次は一言で答えていただければ助かります。
安倍総理、『教えて! ヒゲの隊長』でなくて、国会答弁でもよく出てくると思うんですよ、この弾道ミサイルの問題。
武力攻撃の問題、よく出てきますよね。
我が国にとって、重大かつ差し迫った脅威であるという認識で、よろしいですか?



安倍総理:
これは当然、数百発のミサイルを保有していて、核を開発していると、搭載能力を向上させていることについて、脅威と考えております。


山本太郎:
同じ答えを、以前出した質問主意書でお答えいただきました。
まさに「脅威である」と。
「我が国の安全にとって、重大かつ差し迫った脅威となっていると認識している」と、お答えを以前にいただいているんです。

質問主意書というシステムがございます。
何か疑問に思ったことがあれば、質問を書いて、それを政府に渡す。
それが答え、閣議決定として返ってくる、というシステムなんですよね。
非常にいいシステムです。

で、去年12月、私は政府に、質問主意書を出しました。
どんな内容だったか。
九州電力株式会社・川内原子力発電所への、弾道ミサイルによる武力攻撃に対する、国民保護計画に関する質問主意書を提出いたしました。

もしも、川内原発に、弾道ミサイルその他が飛んできたらどうするんですか? 
ということを、質問主意書で聞いたというお話です。

その中で私は、
「弾道ミサイル攻撃等を含む、武力攻撃による原子力災害への対処について、
鹿児島県と薩摩川内市は、それぞれの国民保護計画の中に記載があると、以前政府は答弁しましたが、
政府自身は、九州電力株式会社・川内原子力発電所に対する、他国等からの弾道ミサイルによる武力攻撃を想定していますか?」と質問いたしました。

質問主意書に対する答弁書は、安倍総理の名前で返ってくるんです。

「他国等からの弾道ミサイル攻撃に関する想定については、政府として、特定の施設についてお答えすることは差し控えるが、
弾道ミサイル等の移転・拡散・性能向上に係る問題は、我が国や国際社会にとっての大きな脅威となっており、
特に、北朝鮮の核・弾道ミサイル開発は、我が国に対するミサイル攻撃の示唆等の挑発的言動とあいまって、
我が国の安全に対する重大、かつ差し迫った脅威となっていると認識している。
政府としては、国民の生命・財産を守るため、平素より、弾道ミサイル発射を含む様々な事態を想定し、
関係機関が連携して、各種のシミュレーションや訓練を行っているところである」

…と書いてありました。

総理、政府としましては、平素より、弾道ミサイル発射を含む様々な事態を想定し、
関係機関が連携して各種のシミュレーションや訓練を行っている、ということで間違いございませんか?


安倍総理:
政府においては、国民の生命、財産を守るため、平素から、様々な事態を想定して、
地方公共団体、関係機関を通じた対処能力の向上が図れるよう、
各種のシミュレーション、そして政府機関が連携した対処訓練や、地方公共団体と共同した国民保護訓練を実施しているところであります。

このうち、国民保護共同訓練については、各種テロや武装グループによる攻撃など、緊急対処事態を主として、
警察、消防、自衛隊など、関係機関が参加した総合的な訓練を行っていまして、
原発に対するテロ攻撃を想定した訓練も行っております。


山本太郎:
やはり、有事に備えてしっかりシミュレーションするんだ、と。
訓練もするんだという総理のお仕事、ちょっと垣間見えた気がします。
ではお聞きします。
総理、さまざまな事態を想定し、各種シミュレーションを行っているそうですが、
川内原発の稼働中の原子炉が、弾道ミサイル等の直撃を受けた場合、最大でどの程度、放射性物質の放出を想定していますか?


原子力規制委員会・田中俊一委員長:
ご質問ですが、航空機衝突を含めて、原発が大規模に損壊した場合の対象施設は、規制要求として求めておりますが、
弾道ミサイルが直撃した場合の対策は、求めておりません。

弾道ミサイルが直撃するような事態は、そもそも原子力施設の設置者に対する規制により、対処すべき性質のものではないと考えています。
放射能が放出されるという事態は、従って、弾道ミサイルによって放出されるという事態は想定しておりませんが、
川内1、2号炉の適合性審査では、
原子炉格納容器破損の防止、あるいは放射性物質が異常な水準で敷地外に放出されることを防止するための対策が求められるのと同時に、
厳しい事故を想定し、対策の有効性を確認しています。

それによりますと、放射性セシウム137の放出量は、川内1、2号機の場合には、約5.6テラベクレルと評価しております。
ちなみにこの値は、福島第一原発事故で放出された約1000分の1以下、ということになっております。


山本太郎:
要は、シミュレーションしていないんだ、シミュレーションできないんだ、ということをおっしゃったんですよね、委員長。
弾道ミサイルが飛んできた場合、原子炉、その近くに着弾した場合、もしもそれが破損した場合に、
一体どのような状況になるか、その漏れだすということに対しては、それは計算されていないということですよね?

で、今言われたものに関しては、『福島の1000分の1』という基準はあるんですよ。
もしものことが起こった場合、1000分1だったり100分の1だったり、うっすらとした何かの基準は存在しているんです。

弾道ミサイルが着弾したとする。
その他に、いろんなミサイルが着弾したとして、原子力施設が破壊されて、福島の東電原発の1000分の1の放出量で済みますかって話なんです。
思いませんよね? 
どうしてそれをしっかりと計算しないのか、という話になるんですけれども。
あまりにも酷くないですか、これ、ってね。

これ、質問主意書で質問したんですよ。
「仮定の質問であり、お答えすることは差し控えたい」っていう話なんです。
「仮定の話」っていうけども、話には答えない、と。
やっぱり仮定の話っていうけれどもこれ、答えるのは難しいものなんですか?
総理、何が飛んでくるかわからないという状況の中で、仮定の話っていうのにはなかなか答えづらいものなんですか?


安倍総理:
武力攻撃事態は、その手段、規模の大小、攻撃パターンが異なることから、これによる実際に発生する被害も様々であり、一概にお答えすることは難しいということです。


山本太郎:
一概に答えるのは難しい、仮定では答えられない。
そしてこの、安倍総理の名前でいただいた質問主意書でも、
「仮定の質問であり、お答えすることは差し控えたい」というようなお答えをいただきました。

でも、考えてみてください。
今回の法案、中身、仮定や想定を元にされてないですか? 
「A国がB国に攻撃を仕掛けた。友好国のB国から要請があり、新三要件を満たせば武力行使ができる・できない」の仮定ですよね。
仮定でしょう?

「仮定でよくわからない」とごにゃごにゃ言うわりには、仮定でどんどんものごとを作ろうとしているんですよ。
仮定、想定で、そこから物事をシミュレーションしていって、物事を作り上げていくのは当然のことなんです。

都合のいいときだけ想定や仮定を連発しておいて、国防上ターゲットになりうる核施設への想定、仮定はできかねます、って。
これ、どんだけご都合主義ですかっていう話だと思うんです。

我が国を取り巻く安全保障環境、著しく変化しているんでしょう? 
飛んでくるかもしれないんでしょう、ミサイル。
『中国が~』『北朝鮮が~』…色んな話をされているじゃないですか。
(発射されれば)『10分で到達します』
で、飛んできた時は? 
『何もできてません?』…困りますよね。
本気で守る気あるんですか?

この国に生きる人々の生命・財産・幸福追求権を守るんだったら、
一番脆弱な施設、しかも核施設をどのように防御するのか、ということを考えなきゃいけないのに、
その逃がす方法も、1000分の1? 100分の1? その程度の放出量しかないなんて。
これ、何なんですか? 
意味がわからない。

先ほどお示しした質問主意書。
「避難計画、防災計画作成の必要性は、最大で何キロメートル圏の自治体に及ぶと想定していますか?」と質問しました。
でもこれ、答えなかったんです。
おかしくないですか? 
何かあった時にどの範囲で避難するか、どのような方法で避難するかということは、決められてなきゃいけない。
国民の生命・財産・幸福追求権を守るんでしょう? 
どうして書かれていないんでしょう。

総理、もしも弾道ミサイルが飛んできて破壊された場合、何キロ圏までの計画を作成すべきなのか、教えてください。


内閣官房・大庭誠司内閣審議官:
武力攻撃事態は、武力攻撃の手段、その規模の大小、攻撃パターンなどにより、様々な想定があり得ることから、
国民保護措置の実施に関する基本的な方針を、閣議決定した『国民保護基本指針』においては、
着上陸侵攻、ゲリラや特殊部隊による攻撃、弾道ミサイル攻撃、航空攻撃の4つの類型を想定しておりますが、
特定の定量的な被害は期していない、ということになります。

そして、弾道ミサイルなどの武力攻撃により、原子力災害が発生した場合については、
あらかじめ地域を定めて、避難等の措置を講ずるものとするものではなく、
事態の推移等を正確に把握して、それに応じて、避難等の範囲を決定することとしています。


山本太郎議員:
先ほどの内閣官房の方にお聞きしたいんですけれども、後半部分よく聞き取れたんですけれども、
色んなパターンがあるから、どういう状況になるかがわかりづらい、
だから実際にそうなってみて、色んな被害の状況をみるだとか、
実測値を測っていきながら、その避難の範囲だったりということを決めていきたい、という理解でよろしいでしょうか。
『Yes』か『No』かでお答えくださいますか?



大庭審議官:
事態の推移等を正確に把握して、その対象範囲を決定するということでございまして、
例えば、放射性物質等の放出の状況とか、武力攻撃事態の推移と、なるべく正確に把握して、避難対象範囲を決定していきたいということを考えております。


山本太郎:
皆さん、わかりましたか、今の。
要は、前もってちゃんとした避難計画であったりとかっていうものは、うっすらしか存在してないっていうことなんですよ。
今言いました事態の推移、この意味わかりますか? 
原発にもしも事故があったとしても、東電福島原発のような事故があったとしても、
そしてそのほかに、今一番危険とされている中国、北朝鮮からのミサイルの着弾が原子力施設にあって、被害があったとしても、
「事態の推移」…要は、「一度被曝していただく」という話ですよ。
「実測値で測っていくしかないんだ」って話ですよ。

こんないい加減な話あるかよって。
誰の税金で食べて、誰のお金でこの国会が成り立っていって、そして霞が関も、永田町もやっていけてるんだって。
誰の命を守るんだって話でしょ。
どうして真剣にやらないんでしょうね。

国会審議は1日3億円近くかかるっていいますよね。
それを95日間も延長しておいて、実際飛んでくるだなんだって言われているミサイルが、着弾したあとの『最悪のパターン』っていうものを考えていないんですか。
呆れてものも言えない。
国民の生命、財産、幸福追求権を守れるとは到底思えない。
何もやっていないに等しいと思います。

先にいきたいと思います。
配布資料の3、去年5月28日に発表されました。
田中規制委員長が主導して、関係自治体の地域防災計画や、防災準備に資する基礎的データを提供するために、原子力規制委員会が作成したんです。
要は、基準がなかったよねってことなんです。

基準がなかったから、避難計画とか色んなもの、立てづらいでしょ? 
色んなものにお役立て下さい、ということで、規制委員会が作ってくださった。
田中委員長、専門家の方ですよね。
作っていただいたってことですよね。

これがどれぐらいの数値だったかといいますと、先ほど一度出てきました、東電福島原発の排出の100分の1。
先ほど1000分の1という単位もでてきましたけれども、これは100分の1で間違いないですよね。
で、その下に、注意書きが書いてあるんです。

『緊急時の被曝線量、及び防護措置の効果の試算について』という紙なんですけれどもこれは。
これ、下に注意書きが書いてある。
どんな内容か。

『なお、本試算は、これ以上の規模の事故が起こらないことを意味しているのではない』

100分の1で計算してたら、どえらい目に遭いますよ。
我が国で起こった事故で、一番最大の数は何なんだって話ですよ。
どうして100分の1にするんだって。
それは、新規制基準というものをつくりましたから。
新規制基準を通過したものは、いくら事故があったとしても、おそらく100分の1くらいにしかならないんじゃないかな、という希望的観測じゃないですか、これ。
これ、もし事故があったとして、誰か責任とりますか? 
『想定外』で終わりですよね?

現在も進行中の事故、福島。
『スリーメルトダウン』とも言われている。
レベル7の事故3つ、収束の仕方もわからない。
そんな事故があるにもかかわらず、誰も逮捕されない、強制捜査も入らない。
わかりますよね?言っている意味。

責任、どうやってとるのかということを、覚悟を知りたいですよね。
無理にやるんだろ、って。
色んな『安全保障の問題だ』『エネルギー問題だ』って色んなことを言っているけれども、実際はどうなんだって。
もしものことが起こった場合、また泣き寝入りか? 
福島の事故のように。
あまりにもおかしいじゃないですか。

100分の1なんていう数字では試算できないはずです。
人々の命は守れない。
総理、答えてくださいよ。
これ、100分の1で十分だと思われますか?


安倍総理:
武力攻撃による原子力災害への対処については、国民保護基本指針にもとづいて、原発からおおむね5キロ圏内はただちに避難。
原発からおおむね30キロ圏内は、まずは屋内退避、といった対応をとることが基本であります。

他方、武力攻撃によって、5キロ圏、30キロ圏といった範囲を超える大規模な放射性物質の放出が起きた場合には、
そうした状況に応じて、臨機応変に対処を行うことが当然でございます。

指針も、事態の推移に応じて、必要があると認める時は、30キロ圏よりも外も、30キロ圏内と同じ避難等の措置を行う、としています。
その上で、国は、汚染レベル、武力攻撃の状況等に応じて、避難地域、避難先を明らかにして、避難に関する措置を地方自治体に指示いたします。

さらに国は、自衛官、海上保安官による誘導避難を通じて、地方自治体とともに、全力で住民の救援にあたって参ります。


山本太郎議員:
安倍総理、原子力規制委員会ね、原発に対する弾道ミサイル攻撃については関知していないんです。
これ以前に、自分の所属している内閣委員会でも、お聞きしたことがあるんです。
こう、おっしゃっています。

「結論から申し上げますと、評価はしておりませんし――評価というのはそういう事故があった場合の評価、どうするのかっていうことです――今後もやるつもりはありません。
ミサイルは色んな種類がありますので、どういったものが飛んでくるのかもわかりませんし、どういう状況になるかということも想定できませんので、やるつもりはありません」

これ、困るんじゃないですか?
今この法案、無理矢理10本のものを1本に束ねて、無理矢理やろうとしているこの法案。
『ゆう活』といいながら、みんなの夏休みを奪っているこの法案、どうします?
これね、やっぱり試算しなきゃダメなんですよ。

原子力災害対策本部長、誰でした?総理ですよ、そうですよね。
ってことは委員長、自分で勝手にできない、ひょっとしたらやりたいかもしれない。
まぁ、やりたくないでしょうけれども。
だったら、総理が決断するしかないんですよ。
シミュレーションしてもらってください。
いかがでしょう総理。
総理に聞きたい。


安倍総理:
このシミュレーションにつきましては、先ほど申し上げましたように、
各種テロや武装グループによる攻撃など、緊急事態、緊急対処事態を主として、警察・消防・自衛隊など、関係機関が参加した、総合的な訓練を行っております。

原発に対するテロ攻撃を想定した訓練も行っておりますが、この原発への弾道ミサイル攻撃についてでございますが、
この武力攻撃事態は、武力攻撃の手段、その規模の大小、攻撃パターンなどによって、様々な想定があり得ることから、
国民保護措置の実施に関する基本的な方針を閣議決定した国民保護基本方針においては、
着上陸侵攻、ゲリラや特殊部隊による攻撃、そして弾道ミサイル攻撃、及び航空攻撃の4つの類型を想定しておりますが、
特定の量的な被害は期していないわけであります。

そして、弾道ミサイルなどの武力攻撃により、原子力災害が発生した場合には、
あらかじめ、先ほど申し上げましたようなかたちで、避難等の対処範囲を決定することとしています。


山本太郎議員:
ありがとうございます。
まあ、とにかく答えは出せないんだと。
それはそうですよ。
危機管理の基本って何だ?
『Prepare for the worst』ですよ。
『最悪の事態に備える』、これ当たり前です。
『最悪の事態』に備えていない。
どちらかというと、見たくないものは見ない。
耳は塞ぐ。
でもやりたいことだけやっていく。

それが、たとえ国民のリスクにつながったとしてもやる。
原発をみりゃわかる。
安全保障問題は誰のため? 
よくわかんない。ねえ? 
本当に国民の生命・財産を守るためだったら、このミサイルが飛んできたらどうするかっていうことに対して、核施設が直撃されたらどうするかということに対して、対策はもう既にできているはず。
でもそれができていない。

屋内退避ですって? 
その間に実測値測るって? 
なるほど、よくわかりました。
じゃあ、お聞きします、田中委員長に。
誰も教えてくれないんですよ。
川内原発の場合、1号機原子炉内の核燃料、157体の放射性物質、全て放出された場合、
また貯蔵庫の燃料64体、使用済み燃料プール、1128体の放射性物質、すべて環境中に放出された場合、
セシウム137基準で、それぞれ何ベクレルになるんですか? 
って原子力規制庁と資源エネルギー庁に質問したんですけれども、誰一人答えられないんです。

専門家である田中規制委員長、お願いします。
短めに、川内原発PWRの燃料1体から、最大で何ベクレルのセシウム137の放出があり得るですかね。
知っているか、知らないか。


田中俊一・規制委員長:
燃料集合体の中の放射性物質というのは、燃焼度とか、冷却期間とか、様々な条件によって変わります。
当然、全体の量というものは把握しておりますけれども、全部が放出されるというようなことは想定しておりません。
先ほど申し上げました通りです。


山本太郎議員:
はい、ありがとうございます。
「計算のしようがない」って。
でも、わかりそうなものですけれどもね、計算したら。
で、お聞きしたいんですよ。

再稼働なんてできるはずないんですよ、川内原発。
政府が、川内原発に対する弾道ミサイルに対して、危機感を持っている。
で、もしも着弾した場合、弾道ミサイルが飛んできた場合の対処の方法は、ほぼないんですよ。
再稼働させるんですか? 
ただでさえ避難計画が無茶苦茶で、適当なのに。
それだけじゃない。
地震、断層も、もっと広がってきているっていうことがわかっている。
火山も、火山学会がおかしいと言っている。
再稼働できるはずないでしょう? 
ミサイルどうやって防ぐんですか? 
再稼働するんですか?それでも。
できるはずないですよ。
お答え下さい、総理、お願いします。


安倍総理:
これは、従来から政府の立場をご説明をしておりますが、原子力規制員会において、安全基準、まあこれは、非常に世界でも厳しい基準でありますが、
この基準を満たしたものについては、再稼働していく方針でございます。


山本太郎議員:
安倍総理の、規制委員会への責任転嫁で、この質疑は終わりたいと思います。
ありがとうございました。

米国『パブリックガーデン』事情

2015年07月29日 | 米国○○事情
我が家の右隣の空き地。
うちの敷地の横幅よりも広く、だからもちろん一軒の家を建てるのに十分な面積があります。
わたしたちがこの家の持ち主になる以前の、106年の間は、そこはずっとこの家の庭として、
小さな子どもたちの遊び場だったり、ちょっとおしゃべりする憩いの場だったり、好きな草花を植える楽しみの場だったりして存在してきました。
一代目も二代目もそれぞれ、この国では珍しく、この世を去る時までずっと長く住み続けたので、100年以上も経っているのに、わたしたちはまだ三代目。
でも、それだけ住み心地の良い(古くてあちこちにガタがきていますが…)家であり、環境であるのだということを、6年住んでみて改めて感じています。

二代目の持ち主の息子や娘たちが、遺産として引き継いだこの家を、隣の土地と切り離して売却したので、わたしたちはどうしてもその両方を買うことができませんでした。
土地の価格はもちろんのこと、年々支払わなくてはならない固定資産税が、家の分だけで100万円を優に超えるのです。
その庭には、大きな岩や低木が、それはそれは素敵に配置され、まるで日本庭園のような趣があって、ちょっと足を踏み入れるだけで心がしんと落ち着きました。
そして、樹齢が何年なのか想像もつかないほどの大きなカエデの老木が、その土地の守り神のように立っています。
わたしはいっぺんに一目惚れしてしまいました。

もう他人の土地になってしまったその庭を、台所の窓から恋しい思いで眺めていたある日、
業者の人たちが突然やってきて、草花はもちろん、低木を全て抜き、何本もあった白樺の幹の半分を切り取り、
そして、カエデの爺さんと、その横に立つ半身を失った白樺の木に、醜いピンク色のテープを巻きつけて帰っていきました。

わたしは悔しくて悲しくて、おいおいと泣きながら、その作業を写真に撮り続けました。
バサバサと刈り取られてしまった草花の残骸を集めながら、守ってあげられなくてほんとにごめんと謝りました。
その草花や低木の周りに置かれた岩も、ついさっきまで見守っていたものが殺されて、呆然と佇んでいるように見えました。
わたしは本当に怒っていて、なんにもできなかった自分が情けなくて、その気持ちがブルトーザーのような力となって、
気がついたら、その庭にあった大きな岩を、ウンウンと唸りながら転がして、家との境界線のところに並べていました。

後で業者さんに岩のことを尋ねると、いいよいいよ、持ってってと言ってくれたので、今もまだ、境界線のところに並んでいます。
それから丸々6年。
ありがたいことにその土地はずっと売れず、だからカエデの爺さんも白樺さんも生き残っています。
でも、つい最近、『売地』の看板が変わったのです。
今までの、なんだかな~…という印象のものではなくて、しっかりとした不動産会社が取り扱っているという感じ。

これはちょっとヤバいかもしれない…。
そう思っている矢先、一通のメールが送られてきました。
『まうみの家の横の空き地を、公共物にすることはできないか、
するんだったら、どんなふうに使いたいか、みんなで知恵を出し合おう。
で、まずは議員を呼ぶから、いろいろと尋ねてみよう』

え?え?え?
みんな、そんなこと考えてくれてたのかー。

ニュージャージー州の人口密度は、アメリカの中でもかなり高く、家が密集している町が少なくありません。
そんな中、うちの近所もなかなかに建て混んではいるのですが、裏庭つながりの模様がちょっとユニークなのです。
そして住んでいる人たちも、なんというか、昔の日本の長屋風というか、個々の暮らしに茶茶を入れるようなことはしないけれど、気持ちが強くつながっているという感じ。
裏庭つながりのケリーは、わたしと同じ年ぐらいの学校の先生をしている女性なのですが、
たった一度だけ、わたしが、カエデの爺さんが切り取られるのだけはなんとしても防ぎたいと言ったのをずっと覚えていて、
自分たちが抱えている問題の陳情を市議会に提出したりする際には必ず、まうみのあのカエデの爺さんの土地も、一緒にこの案件の中に入れちゃえ!とか、
今回は、もう家を建てられたら終わりだから、売れてしまう前に、町にあの土地を買ってもらうように頼もう!とか言ってくれるのでした。

その彼女の提案に賛成してくれた人たちが、昨日の夕方、彼女の家に集まってきました。
話し合いに加わってくれた議員さんは一名。
どんな作戦が一番有効かというのを教えてもらうために、1時間だけならという条件で来てもらったのでした。
同じくうちの裏庭続きの住人サラとアンは、若手の弁護士カップル。
彼女たちはその土地で、オーガニックの菜園がしたい。
そのアイディアに賛成する人は多そうです。
ところが、その土地とつながっているもう一軒の住人エステラが、公共の場として使われるのは絶対にイヤだと言い張りました。
エステラとご主人は昨年ここに引っ越してきて、外装も内装も、そして庭全体も大変な工事をして、見違えるほどにきれいにしました。
彼女は家に居る時間が長いので、家選びをする際に、静かに暮らせる場所というのが最重要事項だったのです。
わたしはというと、カエデの爺さんさえ守れるのなら、どんなふうに使ってもらってもいいと思っていて、
だから結局、話しはまとまらず、議会への陳情の手順だけを確認して、話し合いは終わりました。

エステラの気持ちを尊重したい。
その場に居たすべての人がそう思いました。
でも、あの土地を、緑豊かな公園として残したい。
そのためには、売買契約が成される前になんとかしなければ。

なので、とりあえずは、売れてしまわないように祈りつつ、何度も何度も話し合いを重ねていこうということになりました。
民主主義の真髄は、少数の意見こそを尊重する。
絶対に無理強いや、多数意見の押し付けをしない。
そしてその結果、まとまらなくても、話が平行線を辿ることになっても、最悪物事が無効になるようなことになっても、
別れる時は気持ちを切り替えて、今日もいい話ができたと、お互いに言葉をかけ合いながら握手する。
こちらに来てから、小さなコミュニティで学んだことは山ほどあります。
自分の考えや望みと全く違う人の意見を、ちゃんと聞けるようになったのは、多分こちらに来てからだったかもしれません。
そうすると、わたしの会話の成熟度というのは、43才の時にはまだまだ低かったのだなと、トホホな気持ちで思い返しています。
まあ今だってそれほど高くはなっていなくて、だからしょっちゅう、夫からお叱りを受けるのですが…。


遊びに来てくれた歩美ちゃんと、ミントティーを飲んでおしゃべりしました。


今年は前庭のミントが特別に元気が良くて、だから毎日葉っぱを千切っても全然オッケー。


10分ほど煮て、夜なのでカフェイン抜きの緑茶のティーバッグで色づけをして、はちみつをチョイと足していただきました。
暑い夏の日のあったかいミントティー。うまかった~。