時間に制限があるから、太郎さん、すごく早口でしゃべります。
けど、言ってることのいちいちが真っ当で、どうしても文字起こししたくなって…。
なのでちょこっとだけ、太郎さんの意見と質問の部分の一部を、文字起こししました。
私は、2020年のオリンピック・パラリンピックを、東京に招致することに反対いたしました。
東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の復興、被災・被爆対策、被災者支援こそが最優先で、オリンピックなどやってる場合かという気持ちからです。
現在の東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長は、去年1月の就任直後に、
「五輪のためにはもっと電気が必要だ。
今から原発ゼロなら、五輪を返上するしかない」
と発言されました。
2013年1月、東京都の2020年、東京五輪の立候補ファイルには、
東京電力は、原発ゼロでも、すでに708万キロワットの予備力があり、2015年にはさらに、304万キロワットの火力の電力供給が増加されるので、すでに十分対応可能だとあります。
ほんとに、聞いているこちらが恥ずかしくなるような、オリンピック組織委員会会長のお粗末な発言。
世界へのアピールと国内での発言が、全く真逆。
せめて整合性がつくように、会長への教育、必要なんではないかと思うんですけれども。
このような無責任発言は、我が国のオリンピック・パラリンピック組織委員会会長だけのことではございません。
ブエノスアイレスでのプレゼンテーションでは、原発事故による健康影響に対し安倍総理は、
「健康問題については、今までも、現在も、そして将来も、全く問題は無いということをお約束いたします」
と、びっくり発言をされました。
現在、福島県県民健康調査検討委員会の甲状腺検査、評価部会の最新の中間取りまとめでは、
我が国の地域ガン登録で把握されている甲状腺癌の(リガン)統計などから推定される有病数に比べて、数十倍のオーダーで多いとの評価が出ています。
国立ガン研究センターガン予防、検診研究センター長の試算によると、
現在、小児甲状腺ガンの悪性ないし悪性疑いと診断された子どもたち127人が全員悪性だった場合、2010年時点の有病数の75倍になるそうです。
多発ですよねこれ。
「健康問題については、今までも現在も、そして将来も、全く問題は無いということをお約束いたします」
この安倍総理の無責任発言は、象徴的に、嘘と利権のオリンピックを表しているほんの一部だといえると思います。
中略
嘘と利権のオリンピックには反対するが、せめて、正直で真にコンパクトなオリンピック・パラリンピックにすべきであるという観点から質問を行いたいと思います。
中略
だまし討ちですよ、こんなの。
3月の時点で、この新国立がどんな状況になるか、文部科学省もJSCも、見えてなかったんですか?
わかってましたよね、わかってたのに無理矢理契約しただなんて詐欺的ですよ。
他人の金だと思って。
国民の血税なんですよ。
それを自分たちの都合の良いようにだったら、どうとでもするっていうスタンスがあまりにも許せない。
これによって得するのは誰なんですか?
これを無理矢理造られて、後で首が絞まるのは誰なんですか?
ロンドンの5倍以上もの費用をかけて、たった年間12日のために、屋根付きスタジアムにするの、おかしいでしょ?
この屋根を欲しがったん、誰なんですかいったい?
いったいどこの利権なんですか、この屋根を欲しがってるのは?
12日のコンサートのために。
設計変更したら、IOCとの信頼関係が失墜すると、下村大臣が言われてましたけども、
オリンピック委員会の副会長は、もし変更したいならばできるって言ってくれてるんですよ。
変更してもらってくださいよ。
IOCに行って、みんなで土下座すればいいじゃないですか。
変更させてくれと、今我が国はこういう状況にあると。
こんな巨額な金は投じられないと。
言ってくださいよ。
誰の税金で生活できているかということを、官僚も政治家も考え直すべきなんじゃないでしょうか。
「森喜朗記念競技場ですか?」山本太郎・小沢一郎氏、新国立痛烈批判
【スポーツ報知】2015年7月14日
http://www.hochi.co.jp/topics/20150714-OHT1T50148.html
「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎参院議員(40)、小沢一郎衆院議員(73)の両代表が14日、都内で会見し、総工費の高騰が問題となっている新国立競技場について語った。
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の名前を挙げて、
「森喜朗記念競技場のことですか?あ、スイマセン(笑い)」と、“先制ジャブ”を放った山本氏は、
「誰のための五輪なのかということが、分かってきたということじゃないですか」。
国民から建設反対が上がっている中で、現行案を押し切ろうとしている政府側に苦言を呈した。
現在、総工費は2520億円まで膨張している。
ただ、その中には五輪後に設置が先送りされた開閉式屋根(168億円)などの費用は計上されていないほか、
競技場周辺の歩行者デッキ(72億円)などの費用が含まれていなかったことが、新たに分かっている。
山本氏は、
「コンサートのために屋根を付けると聞いたから、どれだけやるのかと思ったら、たった12日。何を言ってるのか…。
五輪後も、負の遺産のために税金を払い続けるのはおかしいですよ」と憤慨。
小沢氏も、
「私も含めて、一般の人が理解しがたい数字。かかる金は仕方ないが、奇異に感じますね」と、疑問を投げかけていた。
もうお一方、渡辺謙さんが、ツィートでこんなことをつぶやいていらっしゃいました。
「不思議なニュース。
一杯国に借金があって建て直さなくちゃいけないのに、ずーっとお金がかかり続ける体育館を建てて、世界に驚いて貰おうとする。
建てちゃったから使わないと勿体ないと、発電所を動かそうとする。
事故が起きて人が住めなくなったことは、もう忘れたんだ。
あちこちで火山は噴火してるのに」
けど、言ってることのいちいちが真っ当で、どうしても文字起こししたくなって…。
なのでちょこっとだけ、太郎さんの意見と質問の部分の一部を、文字起こししました。
私は、2020年のオリンピック・パラリンピックを、東京に招致することに反対いたしました。
東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の復興、被災・被爆対策、被災者支援こそが最優先で、オリンピックなどやってる場合かという気持ちからです。
現在の東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長は、去年1月の就任直後に、
「五輪のためにはもっと電気が必要だ。
今から原発ゼロなら、五輪を返上するしかない」
と発言されました。
2013年1月、東京都の2020年、東京五輪の立候補ファイルには、
東京電力は、原発ゼロでも、すでに708万キロワットの予備力があり、2015年にはさらに、304万キロワットの火力の電力供給が増加されるので、すでに十分対応可能だとあります。
ほんとに、聞いているこちらが恥ずかしくなるような、オリンピック組織委員会会長のお粗末な発言。
世界へのアピールと国内での発言が、全く真逆。
せめて整合性がつくように、会長への教育、必要なんではないかと思うんですけれども。
このような無責任発言は、我が国のオリンピック・パラリンピック組織委員会会長だけのことではございません。
ブエノスアイレスでのプレゼンテーションでは、原発事故による健康影響に対し安倍総理は、
「健康問題については、今までも、現在も、そして将来も、全く問題は無いということをお約束いたします」
と、びっくり発言をされました。
現在、福島県県民健康調査検討委員会の甲状腺検査、評価部会の最新の中間取りまとめでは、
我が国の地域ガン登録で把握されている甲状腺癌の(リガン)統計などから推定される有病数に比べて、数十倍のオーダーで多いとの評価が出ています。
国立ガン研究センターガン予防、検診研究センター長の試算によると、
現在、小児甲状腺ガンの悪性ないし悪性疑いと診断された子どもたち127人が全員悪性だった場合、2010年時点の有病数の75倍になるそうです。
多発ですよねこれ。
「健康問題については、今までも現在も、そして将来も、全く問題は無いということをお約束いたします」
この安倍総理の無責任発言は、象徴的に、嘘と利権のオリンピックを表しているほんの一部だといえると思います。
中略
嘘と利権のオリンピックには反対するが、せめて、正直で真にコンパクトなオリンピック・パラリンピックにすべきであるという観点から質問を行いたいと思います。
中略
だまし討ちですよ、こんなの。
3月の時点で、この新国立がどんな状況になるか、文部科学省もJSCも、見えてなかったんですか?
わかってましたよね、わかってたのに無理矢理契約しただなんて詐欺的ですよ。
他人の金だと思って。
国民の血税なんですよ。
それを自分たちの都合の良いようにだったら、どうとでもするっていうスタンスがあまりにも許せない。
これによって得するのは誰なんですか?
これを無理矢理造られて、後で首が絞まるのは誰なんですか?
ロンドンの5倍以上もの費用をかけて、たった年間12日のために、屋根付きスタジアムにするの、おかしいでしょ?
この屋根を欲しがったん、誰なんですかいったい?
いったいどこの利権なんですか、この屋根を欲しがってるのは?
12日のコンサートのために。
設計変更したら、IOCとの信頼関係が失墜すると、下村大臣が言われてましたけども、
オリンピック委員会の副会長は、もし変更したいならばできるって言ってくれてるんですよ。
変更してもらってくださいよ。
IOCに行って、みんなで土下座すればいいじゃないですか。
変更させてくれと、今我が国はこういう状況にあると。
こんな巨額な金は投じられないと。
言ってくださいよ。
誰の税金で生活できているかということを、官僚も政治家も考え直すべきなんじゃないでしょうか。
「森喜朗記念競技場ですか?」山本太郎・小沢一郎氏、新国立痛烈批判
【スポーツ報知】2015年7月14日
http://www.hochi.co.jp/topics/20150714-OHT1T50148.html
「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎参院議員(40)、小沢一郎衆院議員(73)の両代表が14日、都内で会見し、総工費の高騰が問題となっている新国立競技場について語った。
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の名前を挙げて、
「森喜朗記念競技場のことですか?あ、スイマセン(笑い)」と、“先制ジャブ”を放った山本氏は、
「誰のための五輪なのかということが、分かってきたということじゃないですか」。
国民から建設反対が上がっている中で、現行案を押し切ろうとしている政府側に苦言を呈した。
現在、総工費は2520億円まで膨張している。
ただ、その中には五輪後に設置が先送りされた開閉式屋根(168億円)などの費用は計上されていないほか、
競技場周辺の歩行者デッキ(72億円)などの費用が含まれていなかったことが、新たに分かっている。
山本氏は、
「コンサートのために屋根を付けると聞いたから、どれだけやるのかと思ったら、たった12日。何を言ってるのか…。
五輪後も、負の遺産のために税金を払い続けるのはおかしいですよ」と憤慨。
小沢氏も、
「私も含めて、一般の人が理解しがたい数字。かかる金は仕方ないが、奇異に感じますね」と、疑問を投げかけていた。
もうお一方、渡辺謙さんが、ツィートでこんなことをつぶやいていらっしゃいました。
「不思議なニュース。
一杯国に借金があって建て直さなくちゃいけないのに、ずーっとお金がかかり続ける体育館を建てて、世界に驚いて貰おうとする。
建てちゃったから使わないと勿体ないと、発電所を動かそうとする。
事故が起きて人が住めなくなったことは、もう忘れたんだ。
あちこちで火山は噴火してるのに」