ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

東電「計算の条件変えて津波を小さくできないか?」→これが原発経営陣の正体!ここだけちゃうしね!

2018年02月28日 | 日本とわたし
こんなんばっか!!

*Hodakaさんのフェイスブック投稿から


「津波想定小さくできないか」
「裁量労働制の残業時間短くできないか」
「もっと深いところからゴミが出たことにできないか」


日本の「できる組織人」ここにあり。

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「津波想定小さくできないかと東電が依頼」グループ会社社員
【NHKニュース】2018年2月28日
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20180228/k10011346431000.html

東京電力の旧経営陣3人が、原発事故をめぐって、強制的に起訴された裁判で、グループ会社の社員が、証人として呼ばれました。
社員は、事故の3年前に、巨大な津波の想定をまとめた際、東京電力の担当者から、「計算の条件を変えることで津波を小さくできないか」と、検討を依頼されたことを証言しました。

東京電力の元会長の勝俣恒久被告(77)、元副社長の武黒一郎被告(71)、元副社長の武藤栄被告(67)の3人は、原発事故をめぐって、業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴され、いずれも無罪を主張しています。

28日、東京地方裁判所で、4回目の審理が開かれ、事故の3年前の平成20年に、福島第一原発の津波の想定をまとめた東京電力のグループ会社の社員が、証人として呼ばれました。

社員は、検察官役の指定弁護士の質問に対して、高さ15.7メートルの津波が押し寄せる可能性があるという想定を、東京電力に報告していたことを証言しました。

その際、東京電力の担当者から、「計算の条件を変えたり津波の動き方を変えたりすることで、津波を小さくできないか」と検討を依頼されたことも、明らかにしました。

これに対して、社員は、「専門家の学会で使われている手法なので、条件は変えられない」と答えたということです。

裁判長からは、東京電力との具体的なやり取りについて質問されましたが、社員は「覚えていない」と答えていました。


▼証言の社員は、津波計算の責任者

法廷で証言した東京電力のグループ会社、東電設計の社員は、福島第一原発に押し寄せると想定される、津波の高さを計算した責任者でした。

当時、社員らが計算したところ、津波の高さは、福島第一原発の敷地で、最大で15.7メートルに達する結果が示されたということで、
この結果は、事故が起きる3年前の、平成20年3月に東京電力に報告されました

社員は、この報告の際、
「東京電力には、津波対策などの問題は残ると言われたが、結果は受領され、今後の検討については、別途指示があるまで保留することになった」と証言しました。

その後、東京電力から、
「原子炉建屋などがある場所を囲むような壁を設置したと仮定して、津波の高さを評価してほしい」という依頼があり、改めて計算を行ったということです。

この結果として、東京電力に報告した当時の資料には、原発の敷地をふかんしたCG画像の中に、壁にぶつかった津波が、最大で19.9メートルの高さまで跳ね上がることが示されています

また、28日の証人尋問では、津波の想定を行うにあたって、東京電力から東電設計に対し、どのような依頼があったのか、津波の想定の位置づけを尋ねる質問も出されました。

この中で、社員は、平成19年に起きた中越沖地震を受けて、福島第一原発の地震や津波への対策を、再評価する手続きの一貫として委託されたと説明しました。

そして、過去にも、東京電力から津波評価についての依頼があったことに触れ、
政府の地震調査研究推進本部が、三陸沖から房総沖のどこでも、大津波を伴う地震が起きる可能性があるとする「長期評価」を公表したほか、
茨城県が、津波の評価に関する新たなモデルを示したことから、こうした知見を取り入れて津波の評価をしてほしい、という依頼だったと述べました。

一方で、社員は、防潮堤や防潮壁の設置など、具体的な津波対策の検討を依頼されたわけではなく、津波の評価は、安全評価の基礎資料を作成することが目的だった、と証言しています。


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この人も、首相でありながら、こんな無責任でとんでもないことを言っています。


もう随分古い記事になりますが、なので大阪弁でしゃかりきに怒っていたりしますが、この男のいい加減っぷりがよくわかるものなので、再掲しておきます。

『安倍さん、原発事故を起こした張本人は、あなた、安倍さんですよね!』
https://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/3fe40244baee6367dd419f80275d4cf3


本当に何も変わっちゃいません。
あんな事故が起こってもなお、変わることができない人たちなのです。
日本には原発なんてあってはいけないものでした。
それがわかったからには、全基廃炉にしましょう!



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『裁量労働制』よりもっと酷い『高プロ』が残ってるよ!これも削除させよう!

2018年02月28日 | 日本とわたし


ほんとでした。
でもまだ、『高度プロフェッショナル(残業代ゼロ)制度』の創設は、維持するつもりのようです。
こうなったらとことん、しっかり見張り、言うべきことは言い、野党議員のみなさんを大いに応援して、国会で審議を尽くしてもらいましょう!



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裁量制 今国会断念 働き方法案 首相、削除を指示
【東京新聞】2018年3月1日
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018030190070154.html



安倍晋三首相は28日深夜、今国会に提出予定の「働き方」関連法案から、裁量労働制の対象を拡大する部分を削除するよう、加藤勝信厚生労働相に指示した。
裁量労働制を巡る、不適切なデータ問題に対する世論や野党の反発を受け、裁量労働制の拡大には理解が得られないと判断
今国会への提出を断念した。
看板政策に位置づける法案の骨格部分削除は、政権にとって打撃になった。
 
首相は、加藤氏や与党幹部らと官邸で会談し、関連法案について、「国民に疑念を抱かせた。裁量労働制は全面削除する」と述べた。
裁量労働制以外の部分は、今国会に提出し、成立を図る考えを表明した。
同様に、野党の批判が強い「高度プロフェッショナル(残業代ゼロ)制度」の創設は、維持する
 
加藤氏は、首相から、裁量労働制の労働時間に関し、実態の把握をし直すよう指示を受けた、と記者団に明らかにした。
法案から切り離した裁量労働制に関連する部分を、今国会に、別の法案として提出することは「難しい」と述べた。
 
首相は、これに先立つ衆院予算委員会で、裁量労働制について、「きっちり実態把握をしない限り、政府全体として前に進めない」と、新たな調査を実施する考えを表明。
調査の方法については、「厚労相を中心に検討させるが、相応の時間を要する」と述べた。
 
政府は、残業時間の罰則付き上限規制や、「同一労働同一賃金」、残業代ゼロ制度導入、裁量労働制の拡大を柱とし、八本の改正法案を、一括して提出する方針だった
厚労省による労働時間の実態調査に関し、データの不備が相次いで発覚し、法案から裁量制の関連部分を切り離すべきだ、との意見が与党内に強まった。
 
関連法案を巡っては、首相が、「裁量労働制の方が短いというデータもある」と国会で説明したが、
野党の指摘で、本来比較できないデータを比べていたことが明らかになり、答弁撤回と謝罪を余儀なくされた。
 
首相答弁の根拠になった、厚労省の「2013年度労働時間等総合実態調査」では、
1カ月のうち「最も残業時間が長い1日」で計算した一般労働者の労働時間と、裁量労働制で働く人の実際の労働時間を比較していた
その後も、調査の不備が次々に判明し、野党は全面的な再調査と法案の提出断念を求めている


◆データ不備で追い込まれ

<解説>
政府が、今国会での、裁量労働制の対象拡大を断念したのは、労働時間を巡る、不適切なデータ問題への批判で、追い込まれた結果だ。
残業時間の罰則付き上限規制を導入する、労働規制の強化に、経営者の視点に立った規制緩和を、抱き合わせる手法にも無理があった。
 
厚生労働省による労働時間実態調査は、裁量労働制の方が労働時間が短くなると印象付けるために、データを改ざんしたとの批判を免れない
結果として、裁量労働制は、長時間労働を助長するとの懸念が世論に強まった。
新たな調査で正確な実態を把握し、問題点を洗い出すのは当然だ。
 
多岐にわたる制度変更を盛った八本の法案を、一本に束ねて提出しようとする手法も疑問だ。
そもそも、裁量労働制の拡大は、経済界の要請で労基法改正案に盛り込まれたが、2015年に国会提出されて以降、野党の反発で、一度も審議できなかった。
今回、労働界の悲願である残業時間の上限規制と、セットにして成立を目指したが、矛盾が露呈した。
 
「働き方」法案は、残業時間規制のほか、非正規の待遇改善を図る「同一労働同一賃金」など、労働者の利益になり得る要素が含まれている
与野党は、誰もが安心して働ける環境をつくるために、国会で審議を尽くすべきだ。(木谷孝洋)


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松尾さんが紹介してくださっている、上西教授の記事はこれ↓です。

「働き方改革」一括法案、連日24時間勤務の命令も可能に。
制度の欠陥では、との問いに、厚労省担当者は沈黙

【上西充子・法政大学キャリアデザイン学部教授】2017年12月18日
https://news.yahoo.co.jp/byline/uenishimitsuko/20171218-00079405/
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