ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

イラクに行った3人も安田さんも、自身の使命感を持ち、自己責任を果たした人たちです!

2018年11月07日 | 日本とわたし
『責任』という言葉の語源は『応答』(レスポンス・ラテン語)にある。
誰が何を、誰の前に応えるか。
法律の前で、神の前で、社会の前で、自分の前で…。

『自己責任』という言葉は、だから自分の前でしか使えない。
『自分』が『使命感』を持ったら、それを果たすのが『自己責任』。



今の日本社会の一部で、この『自己責任』という言葉の意味を間違えて解釈し、その上他人を責めている人がいます。
イラクに行った3人も、安田さんも、逆に『自己責任』をちゃんと果たしたのですから、『自己責任』ということで責められるのは間違っています。




記事の内容を書き起こします。

「使命感持ったら果たすのが自己責任」

シリアから帰国したフリージャーナリスト安田純平さんに対し、「自己責任論」に基づく批判が鳴りやまない。
2004年のイラク人質事件でも、同様の批判が起きたが、仙台文学館(仙台市)初代館長で作家の故・井上ひさしさんは、当時の文章講座で、
「自己責任の言葉の使い方を間違っている」と語り、日本社会のあり方を問うていた。


井上ひさしさん 生前語る

イラクでは2004年4月、日本人3人が拘束され、程なくして解放された。
当時は一部の新聞でも、社説で、
「自己責任の自覚を欠いた、無謀かつ無責任な行動が、政府や関係機関などに大きな無用の負担をかけている」
「自由な選択が保障された国だからこそ、それに伴う自己責任が求められる」
などと論じられた。


批判の間違い指摘

こうした中、同年5月15日に、文章講座が開かれた。
井上さんは、文章の句読点の打ち方を説明するうち、おもむろに、3人へのバッシングについて、「あれ、間違いなんです」と切り出した。

講座によると、『責任』の語源は『レスポンス(応答)』のラテン語にあり、
「ここで問題になるのは、誰が何を、誰の前に応えるのか」と説明。
法律の前で、神の前で、社会の前で、自分の前で…。
そう例示した上で、
「自己責任という言葉は、自分の前でしか使えない。
自分が使命感を持ったら、それを果たすのが自己責任。
志を立てたのにやらなかったら、自分が許さない」
と語りかけ、
イラクに行った3人は、逆に、自己責任を果たしたことになる、と説いた。


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ジャーナリストの豊田直巳さんがフェイスブックに載せておられた写真と、直巳さんご自身のコメントを紹介します。
https://m.facebook.com/naomi.toyoda.5?fref=nf



数日前に、安田純平さんの記者会見を受けて、『自己責任』について投稿しました。
それに対する友人の小澤さんのコメントで思い出しました。

7年半前に、私の『自己責任』で、爆発直後の双葉町や大熊町に「入った」時のルポ記事です。
共同通信から全国配信しました。

つまり、共同通信も、会社としては、現場記者に待避を命じていたのです。
何も、NHKや全国紙などだけではありません。
そして、私も自分が社長だったら(そんなことはあり得ませんが=笑)、部下には待避を命じただろうと思います。

あくまで自分の『自己責任』だから、原発の直近まで行けたのです。
安田さんも、現場に入ったのは、同様に思ったのだろうと考えています。

人に「戦場を取材しろ」とは決して言えなくとも、自分自身は「戦場取材」する場合もあるのと同様です。

そんなわけで、以下のように、フリーランスの私の写真とルポが、全国の地方紙に掲載されたのです。

*ちなみにこの時、双葉町からも大熊町からも、日本政府は「人は出ろ」と命じていましたし、そのことを私は知っていましたが、「入り」ました。


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コメント欄で、長谷川宏さんが、この動画を紹介してくださっていました。

日本のマスコミが「安全・安心報道」一色だった事故直後、事態の深刻さを伝えてくださったのが、まさに豊田直巳さんや森住卓さんがレポートしてくださった、OurPlanetTVの白石草さんが聞き手の、以下の動画でした。

【福島原発】放射能による内部被ばくを警告〜緊急現地報告
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そんなことはさせません! 安倍首相→「『全員ポンコツ野球内閣』で『モリカケ疑獄』の追及をかわそう!」

2018年11月07日 | 日本とわたし
安倍内閣の新閣僚のお粗末ぶりを書き残しておこうと思っていたのですが、まあまあ出てくる出てくる、毎日のように、数珠なりに、『ポンコツ』や『ウソつき』や『口利き屋』が登場してきて、まとめようがありません。
なのでちょっと楽をして、日刊ゲンダイさんの記事を転載させていただきます。

疑惑連発、答弁無能…総崩れ“全員ポンコツ野球内閣”の煙幕
【日刊ゲンダイ】2018年11月7日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241087/1

案の定、エラーの連続で失点ばかり。
安倍首相が誇る「全員野球内閣」が、早くも総崩れの様相だ。
新閣僚の疑惑が連日のように報じられ、国会答弁もお粗末で、審議がたびたびストップするポンコツぶりを露呈している。これじゃ試合にもなりゃしない。
「全員野球」以前の話だ。



■問題大臣を並べて、自身への追及をかわす狙いか

片山さつき地方創生相
会社社長から青色申告取り消しの撤回を依頼され、国税庁に口利きした謝礼として、『私設秘書』を名乗る税理士が、100万円を受け取った。
税理士に、秘書用の国会通行証を与えていた。
3万部刷ったカレンダーの売り上げが、収支報告書に記載されていない。
業界団体からの200万円の献金を、記載していなかった。

片山大臣は、「司法の場で記事が事実でないと明らかにする」「税理士は秘書ではなかった」と発言している。

吉川農相
札幌地裁で審理中の太陽光発電をめぐる、補助金詐欺事件での口利き疑惑。
10月16日の大臣会見で吉川大臣は、「お答えしようがない」とはぐらかした。

平井IT担当相
暴力団系企業からの献金疑惑。
指定暴力団組長がかつて代表を務め、その親族が後を継いでいる建設会社から、計72万円の献金を受けていた。
平井大臣自身が社長を務めた会社や身内の企業に対し、6000万円を超える政治資金を支出した。


宮腰沖縄・北方相
“全裸ピンポンダッシュ”(酒に酔い、議員宿舎の他の部屋に全裸でピンポンダッシュをした)が報じられた。
後援会に移動した資金の大半が使途不明。

桜田五輪担当相
担当大臣でありながら、「東京五輪の3つのコンセプト」も答えられなかった。
もともと答弁能力が疑問視されていて、就任会見前に官邸に呼び出され、「(役人が作成したメモを)棒読みしろ」とクギを刺されていた。
五輪関連の政府予算が「いくらまで膨らむのか」と質問され、「東京都や組織委員会をしっかり支援したい」と見当違いな部分を読み上げた。
予算見込額の「1500億円」を「1500円」と答えるなど、ボロボロ答弁で審議が紛糾し、何度も中断。
「なぜ(五輪担当に)選ばれたか分からない」と発言した。


「予算委は、安倍首相が出席する絶好の機会なのに、モリカケ疑惑で追い込むに至りません。
チンケな問題大臣を周囲にちりばめて煙幕を張り、自身への追及をかわす狙いかと勘ぐってしまいます」(政治評論家・本澤二郎氏)


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おまけ(立憲民主党の蓮舫参院幹事長と桜田五輪相の、質疑応答内容)

立憲民主・蓮舫参院幹事長:
桜田大臣のホームページ、5年間調べました。
政治理念、政策には、どこにもオリンピックの文字が1文字もありません。
ご自身で、オリンピック・パラリンピック担当にふさわしいと考えるのは、どこでしょうか?


桜田五輪相:
なぜ選ばれたか、わたしはわからないが、総理が適材適所と思って選んでいただけた。
選んでいただいた人に、立派に任務を果たすように、しっかりと取り組んでいるつもりだ。


立憲民主・蓮舫参院幹事長:
オリンピック・パラリンピックの、3つの基本コンセプト(企画の骨組み)はなんでしょう?

桜田五輪相:
答えられず、後ろに控えていた官僚の助言に従って、紙を読み上げた

立憲民主・蓮舫参院幹事長:
ちなみに、大会ビジョンもご存じですか?

桜田五輪相:
答えたのは、先の基本コンセプトは何かと問われた際に読み上げた、官僚作成の答弁と全く同じ文章だった。

メガネがすべるほどに汗だくになり、官僚が作った原稿の、指差しされた部分を読み上げるだけで精一杯の桜田五輪相。
審議は、たびたび中断された。

立憲民主・蓮舫参院幹事長:
(会計検査院が指摘した8011億円中)国の関連予算はいくらか?

桜田五輪相:
1500円でございます。あ、ごめんなさい、1500億円。

立憲民主・蓮舫参院幹事長:
我々が取得した書類には、1700億円との記載がある。
大会予算について、事業シートを作って管理すべきだ。


桜田五輪相:
れんぽうさんの言う通り」

立憲民主・蓮舫参院幹事長:
「れんほうです」


https://www.fnn.jp/posts/00404794CX

このお粗末な答弁を指摘された桜田五輪相、質問の事前通告がされていなかったからだと憤慨し、後で事前通告はあったと謝罪しました。

もう本当に程度が低すぎて…まあ任命した人物がアレでは、然もありなんと言えるのですけれども…。
でもこれがもし本当に、モリカケ疑獄問題の追及をはぐらかすことにつながっているのなら、野党は早急に作戦を立て直さなければなりません。
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米国『電車もバスもタダ!会社も有休!タクシーも割引くよ!さあ投票に行こう!』事情

2018年11月07日 | 米国○○事情
米中間選挙は大盛り上がり 投票率上昇に企業キャンペーン
【日刊ゲンダイ】2018年11月7日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241167/1

引用:



今回の米中間選挙は、投票率の高さが特徴だ。
期日前投票も大盛り上がりで、データ企業のカタリストの調査では、5日午前(現地時間)時点で3100万人となり、2014年中間選挙の2050万人を、大きく上回っていた。

配車サービスの「ウーバー」は、投票所へ向かうための乗車をすべて10ドル引き

他の交通サービス会社でも、自転車やスクーターの無料レンタルや割引を実施

インディアナポリスやロサンゼルスなどの都市では、投票日(6日)は、公共交通機関を終日無料

「ドロップボックス」などの米IT企業では、従業員に“投票休日”を与えた



特定の候補を支持するものでなければ、企業も選挙に関連したキャンペーンは可能です。


実際に日本でも、『選挙割』と称して、投票後に交付される『投票証明書』などを提示すると、料金が値引きされるサービスを行うお店が出てきました。
公共交通機関を終日無料!なんてすごいことだし、投票に行くために休日を与える会社もすごい!
来年の選挙に、こういうものがどんどん出てくるように、今から呼びかけたいですね。
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