昨年8月に中央の競走馬登録を抹消、中央再登録資格を取得するため大井・高野毅厩舎に転籍したプライムラインでしたが、翌9月には休養先の矢沼ステーブルでの左前肢の検査において、種子骨近位部贅骨の一部に剥離箇所が認められるという事態になり、その後約2ヶ月は舎飼いによる管理となっていました。
全くツイていない的な話はさて置いて、11月後半からはようやく乗り運動を開始、年明けの近況では2月中旬からの多い開催をめざすとのアナウンスもありました。
軽度の剥離骨折というアクシデントにより、当初めざしていた2020年中に2勝をして中央・矢作厩舎に復帰する作戦は白紙となり、2021年中に3勝して中央再登録をめざすことになりましたが、2ヶ月の舎飼いのみで運動がはじめられたこと、2月に大井で初戦を迎えられそうなのは不幸中の幸いで、これまで散々苦労をしてきた分も含めて何とか順調に進んで欲しいと思いっています。
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◇最新近況(2021/1/8更新) 矢沼ステーブル在厩。おもにダート周回コースでダク1200m、普通キャンター3000~3600mを乗り込まれています。
◇高野調教師のコメント(2021/1/8) 「7日に確認に行ってきました。健康状態に異常はなく、もう脚元も問題なさそうですので、9日から時計を出していきたいと思います。長期の休み明けになりますが、仕上がりの早いタイプと聞いていますので、緒戦から勝負する気持ちで進めていきたいところ。2月中旬からの大井開催をめざしましょう」
【2020/817 盛岡 エメラルド賞でのプライムライン:公式HPより】
ちなみにですが、もしも目論見通りに大井で3勝し中央再登録が果たせたとして、その後について多少なりともプラス要素になる競馬が今日の小倉2R(1勝C/ダ1000m)で見られました。
このレースを勝ったクーファピーカブーは2018年11月に東京でデビュー、2019年8月一杯までに10戦したものの未勝利に終わりました。未勝利戦で2着4回、3着2回とあと一歩で勝ち上がれる能力を示していたこともあり、その後は地方・園田に移籍、20年4月から7戦して9月に3勝目をあげ、再び中央に登録されたというなかなかの苦労人(馬)タイプです。
今日の小倉2Rは20年11月29日の阪神9R(1勝C/ダ1400m・9着)に続く中央再登録2戦目でしたが、距離を1400から1000mに短縮した効果もあり、ハイペースを先行して危なげなく抜け出す見事な勝利。。園田で3勝して戻ってきた甲斐がある内容だったと思います。
プライムラインが挑戦するのは園田より明らかに高レベルな南関なので3勝するのも楽ではないですが、中央1勝Cでモタつかないためには泣きごとなど言っていられません。そもそも復帰後に2勝3勝とのし上がって欲しいレベルの馬ですから、南関のメンバー相手であっても格の違いを見せつけて欲しいと思います!
**2021/1/17小倉2R 4歳上1勝C(ダ1000m)・良**
暖かくなる頃、戻ってきて欲しいです。
気持ちの良い春を迎えるためにも、厳しい冬を良い形で乗り切りたいですね!(^^)
春を待ちます(*^^*)