チャンピオンヒルズ在厩のエレガンシアは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター1本を消化。さらにピッチを上げて乗り込まれています。
◇木村マネージャーのコメント 「先週末に半マイル54秒台で登坂したところ、終い1ハロンが加速ラップとはいきませんでした。まだもうひと踏ん張りが欲しい感じですので、さらに何本か速めを重ねていくなかで動けるようにしていきたいですね。その後も飼葉を残さずに食べてくれていますよ」
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先週木村マネージャーから「コロンと見せていた体がここにきて少しずつ競走馬らしいシルエットに変わってきた」との話がありましたが、改めて写真を見ると確かにその通りな印象です。まだ完成された馬体…とまではいかないものの、9月末に北海道で会った時と比べると、幼い雰囲気がだいぶ抜けてきたように感じます。(写真なので確信はないですけれど…)
その上で、先週末には半マイル54秒台とさらにひとつ時計を詰めており、だいぶハードにやられている様子が窺えます。結果は「終い1ハロンが加速ラップにならず、まだもうひと踏ん張りが欲しい」と言われてしまったものの、こういう厳しいところを乗り越えることが、実戦でのやる気に繋がる部分もあるでしょうからね。
ということなのですが、坂路54秒台で合格点がもらえなかったので『年内入厩』にはならないかな?と思う反面、速い調教ばかりをやり続けるのも流行らないよな?という気もしますし、「さらに何本か速めを重ねて」いった時の内容次第では、いったんペースを落とすこともあり得ると考えておきます。
もちろん、このまま入厩~2戦目に突入できれば嬉しいですが、次走でデビュー戦と同じような競馬をするわけにもいきませんし、馬体強化を含めて、ここは焦らずしっかり態勢を整えて欲しいと思いますm(_ _)m
【チャンピオンヒルズ在厩のエレガンシア:公式HP(2024/11/28更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のストラテージュは、今週もおもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「4日朝は半マイル57秒5で登坂。徐々に動けるようにはなっていますが、そのぶんペースも上げていますので、まだよいしょよいしょと走っている感じです。乗り手の巧拙によって、ときおり我を出すことはあるものの、特に難しい面やクセなどはありません。最後まで楽に駆け上がっていけるよう、さらに速めの本数を積み重ねていきましょう」
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半マイル57.5秒と少しペースが上がりましたが、「まだよいしょよいしょと走っている感じ」とのこと。良化途上なので仕方がない面はあるでしょうが、56秒くらいは楽々…といった感じにならないとトレセン入りは見えてきませんからね。
現状、気性面に問題がなく、日々のトレーニングをしっかりこなせているのが救いながら、矢作厩舎には同世代の優秀なライバルが多く、必然的に入厩ハードルも高くなるので大変です(^^:)
ただし逆に言えば、そこを乗り越えたうえでデビュー戦の舞台に立つことができれば、それはある程度以上の期待が持てるということです。いや、馬の個性のよっては『実戦を使っての変わり身に期待…』というパターンもあるので一概には言えませんが、できることなら、厩舎基準をきちんとクリアしたうえで入厩~デビューの流れに乗って欲しいと思います。
そうですねぇ、年内は現状のまま57~58秒のところを継続し、それで動きがどう変わってくるかがひとつのヤマでしょうか。あまりノンビリしていると諸々のタイミングを逸してしまいますので、そうならないように頑張れ!ですm(_ _)m
【チャンピオンヒルズ在厩のストラテージュ:公式HP(2024/11/28更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを再開しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「4日朝は坂路で半マイル58秒台。午後になると若干気にはなりますが、これまでよりもその程度は悪くありませんので、今回の蹄鉄は比較的フィットしているのではないかと考えます。あともうひとつ、もう一段の壁を乗り越えられれば帰厩が見えてきますからね。引き続き慎重にそのタイミングを見定めていきたいと思います」
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ロッカーシューという新蹄鉄の感触は悪くないようですが、まだ「もう一段の壁を乗り越える」必要があるようですから、一歩ではなく『半歩前進…』といったところなのかもしれません。
それでも後退、停滞よりは全然イイわけで、あとは時間が解決してくれるとありがたいのですが…。
まあ、時間といってもトリフィスは来年5歳ですからね。牧場とどういう約束になっているかは分かりませんが、『牝馬の現役は6歳3月まで』の原則通りだとすれば、できるだけ早く何とかなってもらわないと困っちゃいます(^^:)
と、またまた余計な心配をしてしまいましたが、とにかく来週までにさらに半歩の前進をして欲しいですし、その積み重ねが58秒台から57、56秒台へのペースアップにつながって欲しいと思いますm(_ _)m
【チャンピオンヒルズ在厩のトリフィス:公式HP(2024/11/28更新)より】
ジョイナスファーム在厩のモダンは、今週もおもに周回コースでのハッキングキャンター1400mを乗られています。
◇稲村場長のコメント 「厩舎での手入れの際などには、いかにも若い男馬といった感じのやんちゃな仕草も見せますが、基本的には真面目な性格。乗っていても反抗するようなことはありません。あまり上体が大きくなりすぎるのも良くないのかもしれませんが、食欲はいつも旺盛です」
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「いかにも若い男馬といった感じのやんちゃな仕草」って、どんな感じなんでしょうね。手入れの最中に元気を余してジッとしていられないとか、そういうことだけじゃないのかな?と少し心配をしたところで…
基本的に真面目で乗り役さんにも反抗しないのであれば、まあ、全然問題ないでしょう。
今のところは軽めのメニューをじっくり乗り、体力強化を図っている段階ですし、だとすれば食欲旺盛だって悪い話ではないわけで。。いや、ダイエットについては、ペースアップが始まってから考えるしかないですし(^^:)
いずれにしても、今は地道なトレーニングあるのみ! 頑張れ!!ですm(_ _)m
吉澤ステーブルEAST在厩のマードラドは、今週から内馬場入りを開始しています。
◇澤担当のコメント 「普段のテンションの高さよりも、走行時に頭の位置が高くなってしまう点が課題。走りだすとグッと頭を上げて、ダダダダッと行く感じになりますからね。もう少し落ち着いて走れるように仕向けていければと思います。そのためにも目下は内馬場で時間をかけて長めを乗り、矯正していきたいところです」
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いやいや、これはどうなんでしょうねぇ…
現時点であまり一喜一憂するつもりはないのですが、「走りだすとグッと頭を上げてダダダダッと行く感じ」という言葉からは、サラブレッドっぽいスマートさを感じないと言いますか…
これからの2~3ヶ月でどこまで改善できるかわかりませんし、正直、前途多難なのかもしれません。
と、心配ばかりしていると、本来うまく行くべきこともコケたりしますので、ここは澤さんはじめ、吉澤ステーブルEASTさんの地道な努力に期待したいと思います。で、その結果がどう出るかは、最終的にはマードラド次第!
頑張ってもらわないと困るんですけどねぇ(^^;)
【2024/11/10東京5R 2歳新馬(芝1600m)でのマードラド:公式HPより】