先週は土曜日にキングエルメス、カイザーノヴァ、日曜日にテラステラ、プライムラインの合計4頭が出走し、そのうちプライムラインが5月以来の今年2勝目を飾ってくれました。
プライムラインに関しては、このあと続戦してオープン入りをめざすのか、いったん放牧を挟むのかの結論は出ていませんが、いずれにしても、昇級戦でもやれる手応えを感じる素晴らしい勝利だったと思います。一度は未勝利のまま地方に移籍、再ファンドを経て中央に復帰したことを思えば、その後2勝してオープンをめざす立場になったのはとても立派ですし、何とかあと一つ勝って再ファンド経験馬の意地を見せて欲しいです。
土曜日のキャピタルSに出走したキングエルメスは6着と掲示板を外しましたが、休み明け、海外遠征後の初戦としてはまずまずの内容で、矢作先生からも一応の及第点がもらえました。現状、再び重賞路線に乗るためには収得賞金加算が必要で、叩き2走目となるリゲルS(12/10阪神)では、何としても勝利を掴み取りたいところです。
日曜阪神の未勝利戦で3着となったテラステラは、矢作先生、坂井騎手が揃って「まだ本気で走っていない」と評する内容でしたが、逆に言えば、これからの伸びしろがタンマリ残っているということなので、改めて次走での勝ち上がりを期待したいです。今後のトレーニングで『あり余る素質』を引き出すにしても、最初の一勝を早めにゲットするのはとても重要ですからね。(現在は『次走未定』ですが、あまり間隔をあけずに続戦となる可能性が高いでしょう)
次走に期待が持てる3頭に対し、「自分からレースをやめてしまう」という心配な負け方をしたのはカイザーノヴァです。今のところ中山開催に続戦となりそうですが、どうしてもレースで前向きになれないようであれば、普通に出走を重ねていても良い結果につながりそうもなく…。身体つき、普段の生活面まどは「今が一番良い」と言われるほどなので、この際、障害練習を経験させるなど、全く違ったアプローチで刺激を与えみるのも悪くないかもしれません。
ということで、今週は出資馬の出走こそないものの、30日にはパンサラッサが香港カップ(12/11シャティン)出走のため香港に出発しますし、2022年ラストスパート=怒涛の快進撃に向けた各馬の動向チェックは忙しいことになりそうです。
具体的にはパンサラッサ、バスラットレオン、キングエルメスのオープン馬3頭、続戦が有力なカイザーノヴァ、オープン入りをめざすプライムライン、未勝利脱出をめざすテラステラに加え、どうやら池江厩舎のカグヤがデビュー戦を迎えることになりそうですし、何なら中舘厩舎のセントアイヴスだって…と、要するに今年3月に記録した月間7走レベルの出走ラッシュがあるかもしれません。
もちろん、出走した馬全てが勝つわけにはいきませんが、一年の最後が賑やかなのは良いことですし、どうせならあと二つや三つは勝ち星を積み重ねて2022年を締めくくりたいところです(^^ゞ
**出資馬の状況**
**2022年総合成績**
カイザーノヴァは厳しい負け方でしたが、勝ったプライムラインはじめ、キングエルメス、テラステラはこれからも楽しめそうです。
仰る通り2歳世代は出遅れていますので、できるだけ早めに巻き返さないと…
でも、最近は未勝利戦がすぐに終わってしまうので、出遅れるとあとが厳しいんですよねぇ(^^;)