美浦トレセン在厩のトゥジュールは、25日、坂路で追い切られています。
- 24.09.25 助 手 美南坂良 1回 55.0-40.8-26.7-13.7 一杯に追う
- 24.09.22 助 手 美南坂良 1回 57.1-41.3-25.8-12.8 馬ナリ余力
- 24.09.19 助 手 美南坂重 1回 57.5-42.6-27.1-13.0 末強め追う
◇奥村武調教師のコメント 「まだ乗り込み不足の段階にあり、体力が伴っておらず、前駆が勝っていて全身をバランスよく使えていない状態。55秒のところをやりましたが一杯でした。今は10月12日(土)新潟7R 1勝クラス・若手騎手(ダ1800m)に向けて乗り込みあるのみですよね。坂路だけで仕上げるのは難しいものですから、前回のようにどこかでフラットコースに入れて長めから追い切ってみてもいいのかなと思っています。涼しくなってきた分、脚元は落ち着いている状況です」
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25日の坂路は一杯に追われて55.0-40.8-26.7-13.7秒。動画で見ても終いの脚取りはフラフラになっていて、奥村先生が仰る通り、まだ坂路を登り切る体力が伴っていない印象を受けました。
これがあと数本追って何とかなるレベルなのかは分かりませんが、コースでやれば(デビュー前がそうだったように)それなりの時計が出せますし、坂のないコースへの出走が前提なら、どうにかこうにか仕上げていける…のかもしれません。
ということで、追い切りを見た限りでは不安しかないものの、コチラは『失うものは何もない立場』とも言えますし、出走チャンスがあればビビらず挑戦するのみですからね。
現状、全体的な調教量が不足していて体力不足なのは仕方がないですから、実戦とトレーニングを繰り返す過程で心身を鍛えていって、気づいたら1勝クラスでも好勝負!作戦で行きたいですm(_ _)m
【美浦トレセン在厩のトゥジュール:公式HP(2024/9/26更新)より】
シュウジデイファーム在厩のアスゴッドは、先週同様、おもにBTCの坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗られています。
◇岸本担当のコメント 「今週は3F40秒を切るくらいで登坂。時計を出す日はほとんどが併せ馬ですが、単走でも動ける馬ですし、この時期の2歳馬にしては安定感がありますね。10月の栗東入りが目標と聞いていますので、それに向けて、引き続きしっかり乗り込んでいきたいと思います」
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「3F40秒を切る速めの際にはほとんどが併せ馬ながら、単走でも動ける馬」ということですから、要するに前進気勢があってコントロールもし易い馬、といことなのでしょう。「2歳馬にしては安定感がある」というのもそうですし、本馬の競走馬としてのセンス、素質の高さが高く評価されているのは嬉しい限りです。
まあ、7月に2走して5、3着だったのはソエ気味だったことが原因ですし、それが解消した今なら次こそは勝ってくれるんじゃないのかなと。。あまり甘く考えてはいけませんが、矢作先生自らが「芝、ダートどちらでも勝ち上がれる馬、もう少しだけお時間をいただきたい」と仰ったほどの馬ですから、大船に乗ったつもりでその日を待ちたいと思います。
そして週末には、この馬にもほぼ1年ぶりに会うことができます。
昨年の見学内で見た時には、あまりにも他の馬と迫力が違ってビビった記憶がありますが、あれから1年経って競馬を経験し、どれだけ変わったのかを確認するのが楽しみです(^^)
【シュウジデイファーム在厩のアスゴッド:公式HP(2024/9/24更新)より】
シュウジデイファーム在厩のエレガンシアは、今週もおもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「今週は3F40秒を切るくらいで登坂。単走の時よりは併せ馬のほうが前向きな走りを見せてくれますね。調教師によれば、『目下は成長を待ってあげたい』とのこと。この間にも調教量を積んでいくことで、さらなる良化を促していければと思います」
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「単走の時よりは併せ馬のほうが前向きな走りを見せてくれる」とのことで、順調に調整が進んでいるようですが、大輔先生としては、現時点の状態云々よりも成長促進が第一、とにかく心身の成長待ちを…という方針でしょう。
まあ、何しろデビュー戦の内容が内容でしたから、『完全リセットした上で改めてデビューをめざす』ぐらいの気持ちになる方が当然で、3F40秒程度の速めをどんどん積み重ねることで、バッチリ鍛え直して頂きたいと思います。
その上で、栗東近郊への移動は10月後半あたりでしょうか。鍛え直しと現状確認の締め括りは栗東近郊の外厩、そしてトレセンでやることになるでしょうから、それがいつになるかによって、再デビュー戦の日取りも想定できると思います。
希望としては、年内にはパワーアップした姿を見たいですが、例によってそのあたりは大輔先生にお任せで。。また、週末には北海道で会えるでしょうから、できるだけ気合を注入してきたいと思いますm(_ _)m
【シュウジデイファーム在厩のエレガンシア:公式HP(2024/9/24更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「先週末、今週と半マイル58、57秒で登坂。ガーッとノメり気味に走ることもある馬ですが、先週末ぐらいから体を起こしたいいフォームを保てるようになってきましたからね。まだ100点満点ではないものの、コンディションが良くなってきているのは確かです。厩舎陣営によれば、『10月19日(土)東京11R 富士ステークス(G2・芝1600m)に向けて、来週にも帰厩させたい』とのことでした」
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先週(9/18)の近況で話が出ていた『10月中下旬頃のレース』は、10/19府中の富士ステークスでした。
何となく『次走は芝かな?』と考えていましたので、先週の記事で『10/19東京の富士Sとか10/26京都のスワンSとか…』と書いたものの、全く自信はありませんでしたから、いざ陣営から話が出ると緊張感が高まります。
ちなみに富士ステークスには21年にも出走していますが、あの時はNHKマイルカップ落馬事件後の不調期で、結果は12着大敗でした。その後のバスラットレオンは武蔵野S、金京都杯を経て海外に遠征、それがゴドルフィンマイル制覇へとつながるわけですが、あれからもう3年が経ったと思うとなかなかに感慨深いものがありますね。
ということで、3歳だった当時と今ではバスラットレオンの立場、状況は全然違います。果たしてどんな競馬になるかは分かりませんが、「まだ100点満点ではないものの、コンディションが良くなってきているのは確か」であれば、レースまでにさらに状態を上げて、バスラットレオンらしい走りを見せて欲しいと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、引き続き、おもに坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の速めを乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「急な気温の変化も、下がるぶんには大抵の馬が対応してくれますからね。もともと馬に元気がある状態ですし、半マイル58秒程度を順調に登坂。トモの感じも気になりませんので、この調子で乗り進めていければと思います」
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先週に続いて半マイル58秒程度を順調に継続、「馬に元気がありトモの感じも気にならない」とのことですから、あと半月ほど乗り込んでからトレセンに戻るイメージかもしれません。
ピンポイントで次走を予想するなら、例えば10/26京都8レース(芝1400m)あたりが考えられますが、引き続き芝1400m戦にこだわるかどうかも分かりませんし、時期の前後も含めて選択肢に幅があるので難しいですね(^^;)
いずれにしても、ここまで順調に回復と調整が進んでいるのは心強いです。
今年は8月までに7走をこなしており、あと2走すれば昨年と同じ年間9走に到達することになりますが、どうやらそこまでは普通にイケそうですし、本当にこの馬の頑張りには頭が下がりますm(_ _)m
【2024/8/18中京10R 中京スポニチ賞(2勝C/芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、今週もおもに坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。半マイル57秒程度を上限として乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「朝晩などは過ごしやすい気温になり、体調面の心配はありませんが、汗を掻かなくなって馬体重が増えがちに。トータルでの調教量を増やしたい、でも脚元への負担も気にしなければならない。このバランスが難しいところです。慎重に様子を窺いつつ、もう一段ペースを上げていくことも検討してみます」
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涼しくなったことは体調面においては間違いなくプラスですが、その分、馬体を絞りにくくなるという…。調教量を増やすと脚元への負担が増えますし、なかなか簡単にはいかない状況なのかもしれません。
ただ、そうは言ってもこのまま手をこまねいているわけにはいきませんから、結局は「慎重に様子を窺いつつ、もう一段ペースを上げていく」ことになるのではと。。脚元の心配はあるにせよ、何とか乗り越えて欲しいと祈るのみです。
ということで、例によって難しいオペレーションはチャンピオンヒルズの皆さんにお任せするとして、今のところ密かな目標である『年内復帰』は変更しないつもりですm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、今週もおもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。半マイル57秒程度を上限として乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「ダクに入るとむしろ気にならないのですが、日によって常歩の段階での歩様がもうひとつスッキリしない感じ。装蹄師とも話をして、『方向性を変えてみよう』ということになり、次回の装蹄時からは蹄鉄の両端に硬いゴム製のプレートを渡した形状の鉄橋蹄鉄を履かせてみることになりました」
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いやいやそうですか、新たに「両端に硬いゴム製のプレートを渡した形状の鉄橋蹄鉄を履かせてみる」ということですから、要するに、『放っておくとスッキリしない状況が続きそう…』ってことなんですね。
正直、鉄橋蹄鉄がハマってくれるかどうかも分かりませんし… と、あまり後ろ向きになってはいけませんが、少なくとも先週の状況から好転していないことだけは確かでしょう。
先週(9/18)近況時点で私は『何となく、来月中にはトレセン入りの話が出てきて欲しいと考えていましたが、いったん目標感をリセットして見守った方が良さそう』と書いたのですが、どうやらそんな感じのようですねm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のエスペシャリーは、現在は、おもに角馬場で調整されています。
◇岡元厩舎長のコメント 「いかにもレース後といった感じでしたので、少し楽をさせてから角馬場へ。もう飼葉を食べてくれていますし、現在の馬体重は454kg。この調子でフックラした状態まで戻してあげたいですね。これから徐々に立ち上げていき、順を追って時計を出していければと思います」
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今、気が付いたのですが、エスペシャリーの放牧先はキャニオンファーム土山ではなくチャンピオンヒルズでしたね。まあ、どちらにしても四位先生が選んだ外厩であれば安心ですし、チャンピオンヒルズさんにはしこたま出資馬がお世話になっていますので(^^ゞ (岡元厩舎長、くれぐれもよろしくお願い致しますm(_ _)m)
それはさて置き、「少々お疲れ気味、いかにもレース後といった感じ」はすでに脱したと考えて良いですかね。飼葉をしっかり食べて馬体が450kg台に戻っているようですし、今のところ特に傷んだ箇所もないようですからね。
ただしエスペシャリーはまだ完成前の牝馬であり、また、精神面に気を遣う必要があるタイプだと思いますので、次走は来月ではなく再来月で良いのかも…。勝手な想定では年内2走で必ず勝ち上がる…と考えていたものの、初勝利めざす意味では次走を万全の状態で迎えさせてあげたいですし、何となくその方が近道な気がしてきました。
ということで、そのあたりも含めて全ては四位先生にお任せです(^^ゞ
【2024/9/14中京5R(新馬/芝1400m)でのエスペシャリー:公式HPより】
吉澤ステ-ブルEAST在厩のブルータスは、引き続き、おもにダク、ハッキングの準備運動後、外馬場でハロン17~20秒ペースのキャンター1400~1600mを乗られています。
◇澤担当のコメント 「ガストロガード(胃薬)の力も借りつつ、馬体重は464kg。少しずつ体の張りが戻ってきた感じです。馬に元気がありますので、むやみに引っ掛からなくなっているのはやはり大人になってきているからと見てよいでしょう。さらに馬体を膨らませていくようなイメージで乗り進めていきたいと思います」
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ガストロガード!! 要するに胃薬らしいです(^^ゞ
ということで、何とか馬体が460kg台に乗ってきましたので、この機会にしっかり成長を促進して頂いて、トレセンに入る頃には北海道で走った時より牡馬らしい、しっかりした身体つきになっていて欲しいところです。
まあ、エンパイアブルーの仔なのでどう頑張ってもムキムキタイプにはならないでしょうが、あまり線が細いと必殺技のダート路線も選びにくいですし、上をめざすなら(将来的には)今の体重、460kg台で競馬をしたい気がします。
いずれにしても、予定ではあと半月ほどでトレセンに戻ることになりますので、それまでの間はとにかく順調、健康第一で、アクシデントなどないように過ごして欲しいと思いますm(_ _)m
【2024/8/10札幌1R 2歳未勝利(芝1800m)でのブルータス:公式HPより】
宇治田原優駿ステーブル在厩のジーベックは、先週同様、おもに周回コースで軽め2000m、坂路でハロン18秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の速めを乗り込まれています。
◇松山担当のコメント 「速めの本数を重ねていくなかで気合い乗りも良くなり始め、24日は馬なりで半マイル57秒フラット。普段のキャンターからして雰囲気が変わりつつありますね。現在の馬体重は466kg。ようやく気温が下がり、本馬が登坂する朝イチの組ですと20~22度くらいでしょうか。汗の掻き方も変わり、もう泡立つようなことはありません」
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いやホント、朝晩はすっかり涼しくなってくれましたから、ジーベックも随分と楽になったことでしょう。(北海道に着ていくもの、持っていくものを考えるのが面倒ですが、まあ、それは仕方がない…)
それはさて置き、松山さんからは「速めの本数を重ねていくなかで気合い乗りも良くなり始めた、普段のキャンターからして雰囲気が変わりつつある」とかなり前向きなコメントが… と言いますか、9月に入ってからはずっとイイ感じのコメントが続いていますので、来月(だと思う?)の復帰戦では、前走大敗のショックを吹き飛ばすレースを期待したいところです。
まあ、勝ち負けには時の運も関係しますので、そこはにはあまりこだわらず、まずはしっかり実力を出し切ること、そして結果は後からついてくる…と思って応援します!(本当は喉から手が出るほど勝ちたいですが(^^ゞ)
【2024/7/14小倉12R 3歳以上1勝クラス(ダ1700m)でのジーベック:公式HPより】